2018年08月27日
タンパク質の働きと性質
体作りをする上で栄養を摂取することは重要ですが、数ある栄養素の中でも一番重要といえるのがタンパク質です。今回はそのタンパク質の働きと性質について書きたいと思います。
タンパク質は炭水化物、脂質と共に三大栄養素の一つといわれています。三大栄養素とは、栄養素の中でも特に重要な体の土台になるものです。タンパク質は20種類のアミノ酸で構成されていて、いろんな形で組み合わさってできています。
動物性タンパク質と植物性タンパク質
タンパク質には肉、魚、卵などに含まれている動物由来の動物性タンパク質と、大豆、穀物、野菜などに含まれている植物由来の植物性タンパク質があります。この2つのタンパク質は、アミノ酸の構成バランスに違いがあります。
タンパク質の働き
・体を作る材料になる
筋肉や臓器、血液、血管、皮膚、爪、髪など体中の様々な部分がタンパク質によって作られていて、人間の体の約20%を占めています。そして、人体を構成するタンパク質の種類は全部で10万種類以上あるといわれています。
・エネルギーになる
タンパク質は1gあたり4kcalのエネルギーを持っています。糖質が優先的にエネルギーとして使われるので、エネルギーとして使われない時は、細胞やホルモンなどの組織作りに使われています。
・病気と闘う免疫抗体の材料になる
タンパク質は体に入ってきたウイルスや細菌を排除する免疫グロブリン(抗体)の材料になります。この免疫グロブリンの働きで、一度かかった感染症に二度とかからなくなり、免疫力がつきます。
・ヘモグロビンの原料になる
ヘモグロビンとは赤血球を構成している物質です。ヘモグロビンは肺から酸素を受け取り、全身に酸素を運ぶ働きをしています。
・酵素を作る
消化、吸収、代謝などをする上で必要な物質である酵素の原料になります。
・ホルモンを作る
消化器官や脳神経系の機能を調節するホルモンの原料になります。
体に蓄えることができない
炭水化物や脂質は体に蓄えることができますが、タンパク質は体に蓄えることができないので、毎日欠かさず摂る必要があります。余分に摂ると中性脂肪になって脂肪細胞に蓄えられたり、尿として排出されます。
摂りすぎに注意する
摂りすぎて余った分は尿として排出されるので、その働きを担う肝臓や腎臓に負担をかけます。余分に摂ったタンパク質は分解されて窒素になり、必要なくなった窒素がアンモニアに変わります。
そしてアンモニアは肝臓で無害な尿素に変えられ、腎臓で尿として排出されます。余る分が多ければ多いほど、肝臓と腎臓の仕事が増えるので、摂りすぎないように注意する必要があります。
終わりに
タンパク質は体作りをしていく上で、必ず摂取する必要があります。そして摂取するにあたって働きや性質を知っておく必要があるので、今回このような記事を書きました。
ただ必要な栄養素を摂るだけではなく、摂っている栄養素がどういう働きをしていて、どういう性質をしているのかを知ることによって、より効率的に体作りができるのではないかと思います。
タンパク質は炭水化物、脂質と共に三大栄養素の一つといわれています。三大栄養素とは、栄養素の中でも特に重要な体の土台になるものです。タンパク質は20種類のアミノ酸で構成されていて、いろんな形で組み合わさってできています。
動物性タンパク質と植物性タンパク質
タンパク質には肉、魚、卵などに含まれている動物由来の動物性タンパク質と、大豆、穀物、野菜などに含まれている植物由来の植物性タンパク質があります。この2つのタンパク質は、アミノ酸の構成バランスに違いがあります。
タンパク質の働き
・体を作る材料になる
筋肉や臓器、血液、血管、皮膚、爪、髪など体中の様々な部分がタンパク質によって作られていて、人間の体の約20%を占めています。そして、人体を構成するタンパク質の種類は全部で10万種類以上あるといわれています。
・エネルギーになる
タンパク質は1gあたり4kcalのエネルギーを持っています。糖質が優先的にエネルギーとして使われるので、エネルギーとして使われない時は、細胞やホルモンなどの組織作りに使われています。
・病気と闘う免疫抗体の材料になる
タンパク質は体に入ってきたウイルスや細菌を排除する免疫グロブリン(抗体)の材料になります。この免疫グロブリンの働きで、一度かかった感染症に二度とかからなくなり、免疫力がつきます。
・ヘモグロビンの原料になる
ヘモグロビンとは赤血球を構成している物質です。ヘモグロビンは肺から酸素を受け取り、全身に酸素を運ぶ働きをしています。
・酵素を作る
消化、吸収、代謝などをする上で必要な物質である酵素の原料になります。
・ホルモンを作る
消化器官や脳神経系の機能を調節するホルモンの原料になります。
体に蓄えることができない
炭水化物や脂質は体に蓄えることができますが、タンパク質は体に蓄えることができないので、毎日欠かさず摂る必要があります。余分に摂ると中性脂肪になって脂肪細胞に蓄えられたり、尿として排出されます。
摂りすぎに注意する
摂りすぎて余った分は尿として排出されるので、その働きを担う肝臓や腎臓に負担をかけます。余分に摂ったタンパク質は分解されて窒素になり、必要なくなった窒素がアンモニアに変わります。
そしてアンモニアは肝臓で無害な尿素に変えられ、腎臓で尿として排出されます。余る分が多ければ多いほど、肝臓と腎臓の仕事が増えるので、摂りすぎないように注意する必要があります。
終わりに
タンパク質は体作りをしていく上で、必ず摂取する必要があります。そして摂取するにあたって働きや性質を知っておく必要があるので、今回このような記事を書きました。
ただ必要な栄養素を摂るだけではなく、摂っている栄養素がどういう働きをしていて、どういう性質をしているのかを知ることによって、より効率的に体作りができるのではないかと思います。
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