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posted by fanblog

2014年09月20日

映画「喰女」クイメを観て、「恐くなかった」で終わらせちゃもったいない

先々週だったかな。

映画館で三池崇史監督「喰女」を観てきました。

三池崇史作品は結構好きです、悪ふざけがすぎたものも含めて。


でも、改めて凄い監督だなって思う。

「46億年の恋」、「ヤッターマン」、「一三人の刺客」もろもろ…同じ監督とは思えない。

映画館に行くと隣に三池監督がいた!なんて噂も聞きますが、

きっと映画が好きというか、勉強熱心な人なんじゃないかと。


「46億年の恋」を劇場で観た時に、「ドッグヴィル」じゃん!って思ったシーンがあったり、

「クローズZERO」の時は「300」かっ!ってなったりしたけど、

最近になって、三池監督はしっかり映画の表現方法とか色々積み重ねてるんだなと。


で、「喰女」なんですが、

いわゆる三池崇史監督にある悪ふざけ感はなく、

「真面目」に作った映画でありました。




映画の宣伝の仕方は「ホラー」だった。

どうしてもホラー映画は「恐がりに行く」行為が楽しみな部分もあるので、

見終わった後の第一印象としては「恐くなかった」でした。

他のレビューとかでもそういう声は多くあるのではないかと。


なんで恐くないかと言えば、

たぶん感情移入がプレイボーイの海老蔵よりも柴咲コウ側にあって、

海老蔵が恨まれたり襲われても、自業自得じゃんと思うし、

なんなら「やっちまえ」と思うからかなぁと。

でも、しばらくして、思ったんですよ。

そもそも四谷怪談ってそういう話だし、

この部分は恐くないってのは監督も分かってるはず。

いや、それどころかいわゆる「ホラー演出」ってほとんどないところを考えると、

「怖がらせようとしてない」って。

なので「ホラー」を求めて恐がりに観に行った人にとっては物足りないんだろうなと。


原作の山岸きくみさん「誰にもあげない」は、まだ未読ですが、

こっちの作品紹介には「戦慄の恋愛ミステリ」と書いてあったので、

売り出し方と作品の内容には若干のミスマッチがあったような感じはします。


海老蔵企画との事ですが、

いやぁ、海老蔵分かってるなあ。

海老蔵は自分が世間からどう思われてるのか、

どう見られているのか分かっていて、

「こういう」企画が出来るなんて、いいなぁって。


あと、回転する舞台というものを実際に見た事がないのですが、

あのセットのクオリティは凄いな…。

舞台というものに興味が出て、観に行きたくなりました。


色々話が散らかりましたが、

結論として真面目に四谷怪談の現代版を作った。

で、四谷怪談の本質として、

「幽霊が恐いんじゃない」、「女性の恨みが恐い」という映画を作ったんだなと。

この映画で一番恐いシーンは、

柴咲コウと中西美帆の会話シーンですからね。

あぁ、女性って恐いわ。


恐がりたいホラーを観たい人にはお勧めしませんが、

映画の作りとか内容は良作です。


あと、恐いなのか怖いなのか、どっちか分からない…。

誰にもあげない







posted by マツゥオコアトル at 11:08| 映画
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思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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