@本格派。通ぶらないといけない店。酒を飲んで数品注文するのが習わし。偉そうな店が多い。さすがにそば自体それなりにおいしくないと成り立たない。
Aちょうどいい店。酒を飲まなくてもいい。普通にランチ利用可能。そば自体おいしく、そばを食べるための店。
B大衆店。ご飯ものが充実。ラーメンがメニューに登場したりする。カツ丼がうまいかどうかがこのクラスでは重要視される。
Cスタンドそば。椅子がある富士そばに準じた店も含める。
嵯峨谷はCのスタイルだがAの内容になっている。
そして、一栄は本質的には@だが、全然偉そうじゃないのでAのようなスタイルになっている。
池袋の駅からは首都高速を越えた先にあります。
これより手前には「ならや」「美蕎」「満留賀」等の中堅が行く手を阻む。妥協せず強い意志を持って前に進もう。
首都高速を越えると雰囲気が変わる。ブクロに遊びに来た少年少女の姿はない。腐女子もいない。お姉さんもお兄さんもいない。人口そのものが激減する。
決して歩いて行けない距離ではないのだが。
一栄は看板が大きいので、そこまで来たら意外にわかりやすいと思う。
外観は町のそば屋さん。
中に入ると町のそば屋さんに「人んち」っぽさがプラスされる。
偉そうとは真逆のスタイル。
地方の名店っぽい。自分がどこに来たのか、ふとわからなくなる。
つけ鴨南蛮そば1100円。田舎そばがせいろと同じ650円なので田舎そばにしてもらいました。
田舎そば、おいしい。量はそれ程多くない。
鴨南蛮はネギがあまり大きくなく、いい。
肉はネギ同様のボリュームなので、ちょっと淋しいかな。
元よりガッツリ食べようと思ってそば屋に来ていないので、いいんだけど。
最後に蕎麦湯を入れて、これもたいへんおいしい。
実はこの一栄、どこどこの誰々がどこどこで修行してそこの誰々がどこどこでどうしたとかいう由緒正しい店だそうだ。
その辺の事情は覚える気はないが、今日のランチ大満足。
これから先もぜひ、がんばってほしい店です。
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