昨日食べ過ぎたので今日はそば。それは決定。
腹が減っていないのでビールを飲まなければいけないような店はパス。鬼子母神の和邑の鴨ウインナーはおいしいけど今日は違う。
ビールを飲まなくてもいい店。ちゃんとそばのおいしい店。なのに、そば以外の注文でもいい店。混んでいない店。それが、ちょうどいいそば屋の条件。池袋でちょうどいいそば屋。
ならやに来ました。元、区役所のあった近く。公園のまわり。ビルが工事中でした。
池袋でちょうどいいそば屋の一店。
カレー南蛮せいろそばを注文しました。
カレーそばは難しい。そもそも、カレーうどんにしてもカレーとつゆのバランスで全然別物になる。
地方の文化によってはうどんつゆ無しの普通のカレーにうどんを入れたものをカレーうどんと称す。
つゆ入り当然の人間がこれを食すと何これ? と思う。逆も然り。前者はまずいと思い、後者は目からうろこでうまいと思う。
そして、そばはうどん程八方美人ではない。うどんが学校一番の美人なら、そばは好き嫌いが分かれる我が道を行くナンバー2だ。
うどんのキャパシティはカレーを問題なく取り入れるが、そばはカレーとの相性が微妙。
そば、カレー、それぞれの個性で時に決裂する。
カレーそばは、カレーとつゆを合わせた専用のカレーつゆと、それと相性のいいそばが組み合わさって初めて成立する。合体の難しいコンバトラーVだ。
そして、ならやのカレー南蛮せいろそば。
うまい。
せいろにしてよかった。
最初からカレーにインしていると、そばのそばたるよさが半減し、そのため、カレーそばの存在意義も不明になりがちだが、つけて食べるスタイルだと、そばのよさがカレーにより引き立つ。
ならやのカレー南蛮せいろそば。ちょうどよく、うまい。
また、これを食べに時々来よう。