2018年02月15日
音声障害について〜声の病気〜
皆さんこんにちは。
言語聴覚士の桃の助です![](https://fanblogs.jp/_images_g/a1.png)
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このページでは「音声障害」についてお話したいと思います。
![](https://www24.a8.net/svt/bgt?aid=180218655837&wid=001&eno=01&mid=s00000018288001012000&mc=1)
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声の質、強さ、高さ、持続、自在にコントロールする柔軟性が、性別、年齢、社会文化的背景などから考えて正常範囲から逸脱している場合や、本人のニーズを満たさない場合に音声障害といいます。
また、その声を病的音声といいます。
イメージしやすく言うと、ガラガラ声、高すぎる声、低すぎる声、短すぎる声、弱すぎる声などがこれに当てはまります。
@声帯の病変によるもの
声帯ポリープ、声帯結節、ポリープ様声帯、声帯溝症、喉頭炎、声帯嚢胞、肉芽腫、白斑症、乳頭腫、喉頭癌、喉頭外傷、声帯硬化病変など
A声帯の運動障害によるもの
喉頭麻痺
B声帯に病変を認めないもの
機能性発声障害(心因性を含む)、痙攣性発声障害、音声振戦症、変声障害、ホルモン音声障害、老人性喉頭など
・音声障害の分類は原因によって器質性と機能性に分類したり、発声時の喉頭の緊張によって過緊張性と低緊張性に分けることもあります。
・原因としては喉頭疾患に限らず、内分泌疾患や神経疾患によるものもあるため、それら原因疾患の治療が優先される事もある。
・声の濫用、誤用によって二次的に声帯の病理的変化が現れるものとして、声帯結節、声帯ポリープ、喉頭炎、ポリープ様声帯、声帯嚢腫などがある。
・ポリープ様声帯は喫煙の影響が非常に大きいと言われています。
・心理的ストレス、聴覚障害などによって喉頭の疾患や運動障害が無いにも関わらず音声障害が出現する事も多い。
下記のような悩みを抱える方
・喉の調子がいつも悪く、スッキリしない。
・自分の息が気になる。
・季節の変わり目になると風邪や体調不良になりやすい。
・胃腸の調子が悪い。でも薬には頼りたくない。
・毎日はつらつとしていたい。
・消化器系に活性パワーを与えたい。
こういった症状に当てはまる方はこちら↓
![](https://www23.a8.net/svt/bgt?aid=180214596906&wid=001&eno=01&mid=s00000012677002010000&mc=1)
![](https://www18.a8.net/0.gif?a8mat=2ZAMH0+EZEQUQ+2PTE+BYT9D)
もし、喉の市販薬や喉の休息をとっても治らない場合は、専門的な診察が必要な場合があるので耳鼻咽喉科を受診して下さい。
風邪や声の使い過ぎなどの声枯れでない場合は専門的な治療が必要な場合があります。
@外科的治療(音声外科)
A薬物療法
B音声治療
があります。
@外科的治療(音声外科)とは
喉頭顕微鏡下手術あるいは喉頭微細手術と喉頭枠組手術がある。
喉頭微細手術では、ポリープなどの病的組織の除去や、声門閉鎖不全に対する声帯内注入などが行われる。
枠組手術は喉頭麻痺などに対して麻痺側の声帯位の移動や声帯の緊張の調整が行われる。
A薬物療法
喉頭の急性の炎症が認められる場合などは薬物療法がおこなわれる。
抗生物質、抗炎症製剤、抗アレルギー剤、ステロイド剤などが必要に応じて投与される。
B音声治療
指導や訓練を通じて発声の習慣や方法を変えることによって、声の改善を図る治療法である。
これら@〜Bが単独、または複数を組み合わせて行われる。
・最長発声持続時間(できるだけ長く「あー」と発声できる時間):男性30秒、女性20秒
・話声位(普段の声の高さ):男性C3(ドの音)付近、女性A3#(ラとシの間)付近
・生理的声域(一番低い声〜一番高い声):男性C2#〜D5(37半音)、女性C3〜G5(30半音)
・強さ:70〜100dB前後(70dBは近くでセミの鳴き声を聞く程度、100dBは電車が通る時のガード下程度)
・呼気流率:男性101ml/s程度、女性92ml/s程度
本日は音声障害についてお話をさせて頂きました。
それではまた。
桃の助でした![](https://fanblogs.jp/_images_g/a1.png)
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音声障害(おんせいしょうがい)
音声障害とは
声の質、強さ、高さ、持続、自在にコントロールする柔軟性が、性別、年齢、社会文化的背景などから考えて正常範囲から逸脱している場合や、本人のニーズを満たさない場合に音声障害といいます。
また、その声を病的音声といいます。
イメージしやすく言うと、ガラガラ声、高すぎる声、低すぎる声、短すぎる声、弱すぎる声などがこれに当てはまります。
音声障害の分類
@声帯の病変によるもの
声帯ポリープ、声帯結節、ポリープ様声帯、声帯溝症、喉頭炎、声帯嚢胞、肉芽腫、白斑症、乳頭腫、喉頭癌、喉頭外傷、声帯硬化病変など
A声帯の運動障害によるもの
喉頭麻痺
B声帯に病変を認めないもの
機能性発声障害(心因性を含む)、痙攣性発声障害、音声振戦症、変声障害、ホルモン音声障害、老人性喉頭など
・音声障害の分類は原因によって器質性と機能性に分類したり、発声時の喉頭の緊張によって過緊張性と低緊張性に分けることもあります。
・原因としては喉頭疾患に限らず、内分泌疾患や神経疾患によるものもあるため、それら原因疾患の治療が優先される事もある。
・声の濫用、誤用によって二次的に声帯の病理的変化が現れるものとして、声帯結節、声帯ポリープ、喉頭炎、ポリープ様声帯、声帯嚢腫などがある。
・ポリープ様声帯は喫煙の影響が非常に大きいと言われています。
・心理的ストレス、聴覚障害などによって喉頭の疾患や運動障害が無いにも関わらず音声障害が出現する事も多い。
音声障害かな?と感じたら
下記のような悩みを抱える方
・喉の調子がいつも悪く、スッキリしない。
・自分の息が気になる。
・季節の変わり目になると風邪や体調不良になりやすい。
・胃腸の調子が悪い。でも薬には頼りたくない。
・毎日はつらつとしていたい。
・消化器系に活性パワーを与えたい。
こういった症状に当てはまる方はこちら↓
![](https://www18.a8.net/0.gif?a8mat=2ZAMH0+EZEQUQ+2PTE+BYT9D)
もし、喉の市販薬や喉の休息をとっても治らない場合は、専門的な診察が必要な場合があるので耳鼻咽喉科を受診して下さい。
音声障害の治療
風邪や声の使い過ぎなどの声枯れでない場合は専門的な治療が必要な場合があります。
@外科的治療(音声外科)
A薬物療法
B音声治療
があります。
@外科的治療(音声外科)とは
喉頭顕微鏡下手術あるいは喉頭微細手術と喉頭枠組手術がある。
喉頭微細手術では、ポリープなどの病的組織の除去や、声門閉鎖不全に対する声帯内注入などが行われる。
枠組手術は喉頭麻痺などに対して麻痺側の声帯位の移動や声帯の緊張の調整が行われる。
A薬物療法
喉頭の急性の炎症が認められる場合などは薬物療法がおこなわれる。
抗生物質、抗炎症製剤、抗アレルギー剤、ステロイド剤などが必要に応じて投与される。
B音声治療
指導や訓練を通じて発声の習慣や方法を変えることによって、声の改善を図る治療法である。
これら@〜Bが単独、または複数を組み合わせて行われる。
音声の正常値
・最長発声持続時間(できるだけ長く「あー」と発声できる時間):男性30秒、女性20秒
・話声位(普段の声の高さ):男性C3(ドの音)付近、女性A3#(ラとシの間)付近
・生理的声域(一番低い声〜一番高い声):男性C2#〜D5(37半音)、女性C3〜G5(30半音)
・強さ:70〜100dB前後(70dBは近くでセミの鳴き声を聞く程度、100dBは電車が通る時のガード下程度)
・呼気流率:男性101ml/s程度、女性92ml/s程度
本日は音声障害についてお話をさせて頂きました。
それではまた。
桃の助でした
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