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2018年06月12日

失語症の患者さんに対する会話での注意点

皆さんこんにちは。
言語聴覚士の桃の助です

私たち言語聴覚士は、食事の訓練、顔の麻痺の訓練、言葉の訓練などを行います。
事故や病気などで今まで出来ていたことが出来なくなってしまい、落ち込む人も少なくありません。
しかし、リハビリをする上では、患者さんに「リハビリを頑張るぞ!」という気持ちになってもらう必要があります。


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でも、このやる気を出してもらうのがとても大変なんです
その中でも、失語症を発症した患者さんへの会話の時の対応は特に気をつける必要があります。

・失語症の説明はこちらから→失語症ってなに?〜病気について〜

会話での注意点

失語症の患者さんは、理解力が低下している方もいます。
また、こちらが言った言葉を違う言葉として認識してしまう方もいます。

そういった方に対して、会話や説明をする時の「言葉の選択」はとても難しい時があります。
また、言葉を言い換えると伝わる場合、言葉を言い換えても伝わらない場合もあります。

そういった方に対しては、言葉の強弱をつけたり、柔らかい雰囲気で話しかけたり、聞き手話し手を使い分けるなど、注意する必要があります。


言葉の強弱は強調する部分と、そうでない部分を使い分けて、相手に聞いて欲しい部分と、そうでもない部分を分かりやすくする方法です。
例えば、「昨日、誰が来ましたか?」という文章では、「昨日」と「誰」を少し協調するだけで、失語症の方は理解しやすくなります。
患者さんが理解できていないと感じた時も、「昨日」と「誰」を繰り返してみると伝わったりすることがあります。


次に、柔らかい雰囲気で話しかけることについてですが、これは相手に対して安心感を与えたり、「私はあなたの味方なんですよ」という印象を与えます。
その雰囲気を感じて、こちらにいろいろと話してくれるようになれば、訓練効果も出やすくなると思います。


そして最後に、聞き手話し手を使い分ける事です。
「私は話を聞くことが得意だから、なんでも聞いてあげるよ」
という方もいるかもしれません。

しかし、失語症の方は上手く話ができない方がほとんどです。
そういった方に対して、いつでもこちらが聞き手となっていては、無言の時間が永遠と続いてしまうかもしれません。
時にはこちらが話し手となって、患者さんに話題の提供をしたり、患者さんが何か話そうとしたらこちらが聞き手になって頷きながら上手く話を聞く必要があります。
聞き手話し手の関係が上手に切り替わる事で、患者さんも話をする意欲がわいてくると思います。

↓↓あわせて読みたい↓↓
リハビリの効果が劇的に向上する方法

おわりに

失語症を発症した方は精神的にもかなりダメージを負っている方がほとんどです。
言語聴覚士の役割として、言葉の訓練をして機能回復の手助けをする事は大切ですが、私の場合は精神面のサポートにもかなり比重を置いています。
失語症の事をよく勉強している言語聴覚士だからこそ、失語症の方に対して気持ちを理解してあげれると私は考えています。
皆さんも、自分なりの接し方を見つけてみてください。

最後まで読んで頂きありがとうございます。
この他にも色々な記事を書いているので、読んで頂けると嬉しいです

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posted by 桃の助 at 22:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑談
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皆さんはじめまして! 日々、病院で言語聴覚士として勤務している桃の助といいます。 言語聴覚士として実際場面にいることで知り得る情報を皆さんに発信していきたいと思います。 子どもの発達や障害、大人の障害はもちろんですが、健康や予防方法についてもお話ししたいと思います。 何か気になることなどあればコメントを宜しくお願いします。
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