「いやぁ、遂に出ちゃったよ。(番組に)出たくなかった。ジブさんから、TVやるって話聞いたけど、危ないとこいくなぁと思って。んで、様子見てやばいから出た。ぶっちゃけ、視聴率ビックリするくらい悪いじゃん。この後の番組の視聴率の方が断然いいってやばいじゃん」
そんな辛辣な言葉を司会者であるZEEBRAに浴びせた宇多丸だが、普段から二人の関係はこうだと有田哲平はいう。
「Liveでジブラさんをやじっている奴がいて、うるせーなって思ったら宇多丸さんで、話したらメチャ腰低くて。僕も距離が縮まった」
さて、『フラッシュバック、夏。』で批判されているライムスターだが、Mummy-Dはこんなことを語っていた。
「せっかく日本語でやってんだから、意味が入るストーリーテーリングだったり何だりをやりたい。聞き取れるっていうのが、日本語の良さで。最初から最後までリリックの筋を通す。その中で韻をふんでいく、そういうのができてないラッパーは多い。俺等は追及している」
宇多丸は、日本語ラップだけじゃなく、J-POPも含め、
「歌詞の内容はもっと追求できていい。むこうの60年代とか日本の歌謡曲聞くと、エグイ事言ってんのよ。漫画や小説と比べて、歌って表現とか内容がおとなしくない?曲つくる人が、周りに止められているのであればわかるけど、自分達で規制しているじゃない。」
と指摘する。そんなライムスターが番組で見せた曲は、とにかくTVを意識したフロゥだった。自分達をどう見せるか凄く考えている。ライムスターのよしあしは個々でわかれるだろうが、ラッパーたちが彼らから学ぶべきものは絶対にあるといえる。
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