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2020年05月24日

フリースタイルダンジョンバトルブームの“台風の目” ACEが語る「エミネムを超えてやるっていう覚悟があるラッパーがいない。長くやっていると現実を見てアメリカと日本は違うで覚悟が削がれていく」

『フリースタイルダンジョン』(以下、FSD/テレビ朝日系)をきっかけに、いまや空前の盛り上がりを見せているフリースタイルバトル。その半面、浮かれてばかりもいられない。というのも、「さんぴんCAMP」が着火剤となり、「Grateful days / DragonAsh feat,zeebra&ACO」が大ヒットして一躍注目を浴びた日本語ラップシーンだが、その後、セールス的にメジャーシーンで成功したといえるのは、KICK THE CAN CREW、KREVA、RIP SLYMEくらいだった。もちろん、THA BLUE HERBなど、インディーズながら成功を収めたアーティストもいるが、日本語ラップがメジャーシーンで日の目を見ることは少なくなっていった。




そんな時代を経て、久々に何かやってくれそうなラッパーが現れた。渋谷サイファー(註:路上や公園などに集まり、輪になってフリースタイルでラップし合うこと)という新たなカルチャーを確立した、ブラジル生まれ新宿育ちのラッパー・ACEである。アニメとASIAN KUNG-FU GENERATIONをこよなく愛し、「もっとテレビに出たい」と声高に叫ぶ、これまでにいないタイプのラッパーが、現在の日本語ラップシーンをどのように見ているか、話を聞いた。

***

――現在のさまざまなバラエティ番組への出演につながったと思うんですが、DOTAMAさんと一緒に出演した『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)の生放送でのフリースタイルは、かなりリスクがありましたよね。撮り直しができないし、禁止ワードを言ったらアウトです。さらに、情報バラエティだと、番組側がACEさんの見せ方を作るので、本来のACEさんのスタイルと齟齬が生じる。

ACE もちろん、リスクはありました。でも、単純に面白そうだなと思って。だって、『ヒルナンデス!』で俺がラップしてるって、おかしいじゃないですか?(笑) ただ、バトルをテレビでやると、当然、禁止ワードがある。自由表現じゃないって嫌がるラッパーもいますが、僕はそのルールの中で、どれだけ自分がうまくやれるかというスリルを楽しむのも一興かなと思っています。最近は「口説きMCバトル」とか、お題のあるバトルも多くなってきていますし、そういったテーマの中で、いかに格好良く見せられるかというのが大事になってくる。おちゃらけて伝わるのは僕たちの本意ではないですが、決められたルールの中で、どれだけ言葉遊びを楽しめるか、ですね。

――一方で、テレビに出て“タレント性”を求められるのを嫌がるアーティストも多いですよね。
https://www.cyzo.com/2016/10/post_29823_entry.html

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posted by hiphopjournal at 03:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Column
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