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2018年06月09日

【インタビュー】「フリースタイルバトルだけでは食べていけない」Zeebraが身をもって知った、メジャーシーンに切り込む重要性

――おっしゃられたように、フリースタイルバトルのみでは食べていけません。そして、現実として、私のような1980年代世代で、フリースタイルバトルで強烈な個性を見せたのに、作品として成功につながるラッパーが出てこなかった。それはなぜなのでしょうか?




 


Zeebra:その前の70年代世代には、たとえばKREVAだったり、般若だったりがいた。彼らはフリースタイルバトルで実力を証明する前に、自分たちの作品、制作が形になっていた。すでに作品があって、フリースタイルバトルがプロモーションの場となっていた。だからじゃないっすかね。アメリカでも、フリースタイルバトルで名を馳せたヤツで、セールス的に成功したヤツはあんまりいない。EMINEMにしても、大きな大会に毎回出場して優勝していたというわけではない。街のフリースタイルバトルでやっていただけ。それはJAY-Zとかもそうですよね。たとえば、フリースタイルバトルがとんでもない強さだったSupernaturalも、作品は泣かず飛ばず。フリースタイルフライデーで、勝ち抜いていって話題になったチャイニーズアメリカンのJinも、Ruff Rydersに引き抜かれてアルバム出したけど、その一回で終わっている。今はメジャーに出てきてないしね。この話は表現が難しいし、いろいろな理由があると思うけど、何度も聞きたい曲を作るのと、その場を表現することの違いとかですかね。
https://realsound.jp/2013/09/zeebra.html
posted by hiphopjournal at 03:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Column
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