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プロフィール

はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
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2014年01月24日
A356・玄米は糖尿病に良い黄金の穀物!?
「糖尿病食に好ましい穀物として玄米に着目し、研究を続けている」というレポートを目にしました。
「玄米が白米より栄養面で優れているのは周知のこと!」と第一感思いましたが、読むほどに、あれこれ思うことが出てきて、楽しく読ませていただきました。

私は1年ほど前から糖尿病食事療法の一環として、白米を止め発芽玄米にしています。
・糖質の割合を10%〜15%ていどさげること
・血糖値の上がりにくい食材を摂ること
・よく噛むこと(繊維質が多いと必然的によく噛むようになる)
などを意識してのことです。

この効果は、インスリン注射を打っているので評価が難しいのですが、顕著な効果はないものの、運動療法の効果も合わせて、多少改善されてきたか?と思っています。

このレポートでは「数ある食べ物の中でも、玄米は、白米と置き換えるだけで糖質コントロールにつながるという点に着目し、10年以上玄米の研究を国内と海外の病院や研究機関と進めてきました。大学や研究機関で最近発表された研究では、玄米はただ糖質をコントロールするだけではなく、もっと大きなチカラを持っていることも明らかになってきました。」
とあります。

玄米が体にもたらす「いいこと」を列記しています。

(1)玄米はすごい栄養食品!
玄米の栄養素としてすごいポイントは
・その1 糖や脂質の代謝などを助けるビタミンB群が豊富!
・その2 お米だけに含まれるすごい栄養成分「γ(ガンマ)オリザノール」

「白米を食べるから脚気になる!」昔の人は誰でも知っていました。
玄米から糠層と胚芽を取り除いた残がいが白米! 栄養面からはこう言えます。玄米からビタミンB類、ミネラル、脂質を取り除かれ、糖質・ナトリウム・カルシュウムの一部だけになったのが白米。「美味しい」だけが取り柄の栄養面では劣等食材と言われても仕方ありません。

白米の食習慣が一般化したのは敗戦後の食料飢饉を乗り越えて暫くしたころからと言われます。数十年前から!ということになります。丁度このころから糖尿病患者数が増加し始めました。

その2のγオリザノールは米ぬかや胚芽から抽出された油だけに含まれる栄養成分だそうで、インスリンの感受性を上げるアディポネクチンの分泌を促進することが動物実験レベルで報告されている由。

(2)玄米は食後血糖値の上昇を緩やかにする低GI食品

GI(グリセミック指数)は食後血糖値の上がり方が食品によって速い、遅いの違いがあり、「最近の研究結果から血糖上昇が激しいと血管障害などの合併症の要因となる」
とあります。

こんな説明もあります。
「GI値」(Glycemic Index)とは、食べ物が人の体内に入り、ブドウ糖に変わって血糖値を上昇させるスピードを測定して数値化したものです。数値が小さい物は食後血糖値が上がりにくい。
・白米88、餅は80~85で、糖尿病食材には不向き
・玄米55
発芽玄米; 発芽時の酵素の働きで栄養豊富、玄米よりも消化しやすい、良く噛むなど最適の主食。
A251・自分流の糖尿病改善マニュアル(1) ご参照ください
   https://fanblogs.jp/hapise/archive/370/0

(3)玄米を食べると噛む回数が増える

玄米は食物繊維が多い
食物繊維が多いとよく噛む
よく噛むと食べるスピードが落ちる。
繊維質は保水性が高く、ふくらみ、満腹感が高まる
これらで食べる量が多くならない。

この他、研究中ということで説明されない事項もありますが、玄米の良さを改めて思った次第です。

子供のころ、食糧難の時代に「銀シャリ」という言葉がありました。
「銀シャリ」に人々は憧れました。それほど「白米のごはん」は美味しいことは確かですが、当時、代用食であったり、ご飯の増量食材でもあった粟、稗、麦、イモなどの摂取量が減るに反して、糖尿病患者数が増え続けてきました。

現在は雑穀類が「健康食品」として格上げされ、販売店の高い雛壇に並んでいるのを見ると何か皮肉な思いが致します。

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