2014年01月27日
A357・「野菜・果物・豆類」の食物繊維と「穀物」の食物繊維
1、「シリアル食品」
「糖尿病予防に効果的な食物繊維は”野菜・果物”でなく”シリアル”」
というレポートを目にしました。
曰く「食物繊維の摂取は2型糖尿病予防に効果があるとされるが、これまでの疫学研究では必ずしも一致していない。
最近の研究によると
・食物繊維の中でも穀物からなるシリアルの摂取が最も糖尿病のリスクを下げ、1日10gの摂取でリスクが30%減少することが示された。
・野菜、果物、豆類の食物繊維については、いずれも関連が見られなかった。」
「糖尿病予防に効果的な食物繊維は”野菜・果物”でなく”シリアル”」
というレポートを目にしました。
曰く「食物繊維の摂取は2型糖尿病予防に効果があるとされるが、これまでの疫学研究では必ずしも一致していない。
最近の研究によると
・食物繊維の中でも穀物からなるシリアルの摂取が最も糖尿病のリスクを下げ、1日10gの摂取でリスクが30%減少することが示された。
・野菜、果物、豆類の食物繊維については、いずれも関連が見られなかった。」
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”医療と健康(全般)” 11位/278人中
・総合ランキング 11024位/1026288人中
(出典)世界糖尿病会議2013(IDF-WDC2013)で、中国National Institute of Nutrition and Food Safety Chinese Center for Disease Control and PreventionのS.Rong氏らが発表したもの。
データベース(PubMedとEBASE)を用い、食物繊維のカテゴリー別に摂取量と糖尿病リスクの関連を調べた前向きコホート研究781件の研究を解析した結果と解説されています。
・唯一シリアルは、2型DMのリスクは30%減少した。
・野菜、果物、豆類の食物繊維については、リスクが増加している研究もあり、有意な関連は見られなかった。
Rong氏は、シリアルファイバーは2型糖尿病リスクを有意に下げるが、果物や野菜、豆類の繊維は2型DMリスクとは関連しないのかもしれない、などと考察している。
という内容です。
「シリアル食品」?
馴染みのない言葉でしたので調べてみました。
「シリアル食品のカテゴリー」
・コーンフレイク
トウモロコシを加熱圧搾し、薄片に成型したもの
・オートミール
燕麦(エンバク)を調理しやすく加工したもの
・ミューズリー
エンバク(燕麦)を中心とした数種類の未精製・未調理の穀物と
ドライフルーツ、ナッツ、種子類などを混ぜ合わせたもの
・グラノーラ
グラノーラ(Granola)は、燕麦、麦、玄米、とうもろこしなどを蜂蜜や黒砂糖、
植物油と混ぜてオーブンで焼き、ドライフルーツ、ココナッツ、ナッツなどを
ミックスして作ったもの
「シリアル」という語彙からは「シリアルナンバー」「シリアル値」などが意識され、食品とは結びつきませんでしたが、こうしてみると身近な食材であることが分かります。
様々な商品が店頭に並んでいるので、ハチミツや砂糖などを多く添加していないものを選んでみるのも一策かと思います。
2、食物繊維にも各種ある
「食物繊維」というと、今迄は何となく一束ひとからげに考えていましたが、構造・特性などが異なるものがあって当然のこと。
このレポートはそれに気づくきっかけを与えてくれました。
糖尿病予防効果は「野菜・果物・豆類」の食物繊維にはなく、「穀物」の食物繊維では
30%リスク低減という効果あり!
この知見を糖尿病食事療法にどう取り入れるか?
やみくもに「シリカル食品」を食べ始めるのも「魁より始めよ」の考えからはよいのでしょうが、願わくば「野菜・果物・豆類」の食物繊維と「穀物」の食物繊維の構造、特性の違いと関連付けた実証があると、より説得力があると思いもします。
いずれにしても、食物繊維を種分けして見ることをこのレポートから教わりました。
バックナンバータイトルを下記分類で一覧致します。
該当するジャンルの(1)〜(8)をクリックいただくと、そこに分類されているタイトルが一覧され、
タイトルをクリックいただくと本文が開きます。
1、「日記・諸事寸話」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(1)
2-1、「身体の健康」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(2)
2-2、「運動」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(3)
2-3、「食習慣・食生活」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(4)
3、「心・頭脳の健康」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(5)
4-1、「病気・傷害・医療」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(6)
4-2、「糖尿病」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(7)
5、「福祉・介護・看護」
「ジャンルなし」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(8)
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(出典)世界糖尿病会議2013(IDF-WDC2013)で、中国National Institute of Nutrition and Food Safety Chinese Center for Disease Control and PreventionのS.Rong氏らが発表したもの。
データベース(PubMedとEBASE)を用い、食物繊維のカテゴリー別に摂取量と糖尿病リスクの関連を調べた前向きコホート研究781件の研究を解析した結果と解説されています。
・唯一シリアルは、2型DMのリスクは30%減少した。
・野菜、果物、豆類の食物繊維については、リスクが増加している研究もあり、有意な関連は見られなかった。
Rong氏は、シリアルファイバーは2型糖尿病リスクを有意に下げるが、果物や野菜、豆類の繊維は2型DMリスクとは関連しないのかもしれない、などと考察している。
という内容です。
「シリアル食品」?
馴染みのない言葉でしたので調べてみました。
「シリアル食品のカテゴリー」
・コーンフレイク
トウモロコシを加熱圧搾し、薄片に成型したもの
・オートミール
燕麦(エンバク)を調理しやすく加工したもの
・ミューズリー
エンバク(燕麦)を中心とした数種類の未精製・未調理の穀物と
ドライフルーツ、ナッツ、種子類などを混ぜ合わせたもの
・グラノーラ
グラノーラ(Granola)は、燕麦、麦、玄米、とうもろこしなどを蜂蜜や黒砂糖、
植物油と混ぜてオーブンで焼き、ドライフルーツ、ココナッツ、ナッツなどを
ミックスして作ったもの
「シリアル」という語彙からは「シリアルナンバー」「シリアル値」などが意識され、食品とは結びつきませんでしたが、こうしてみると身近な食材であることが分かります。
様々な商品が店頭に並んでいるので、ハチミツや砂糖などを多く添加していないものを選んでみるのも一策かと思います。
2、食物繊維にも各種ある
「食物繊維」というと、今迄は何となく一束ひとからげに考えていましたが、構造・特性などが異なるものがあって当然のこと。
このレポートはそれに気づくきっかけを与えてくれました。
糖尿病予防効果は「野菜・果物・豆類」の食物繊維にはなく、「穀物」の食物繊維では
30%リスク低減という効果あり!
この知見を糖尿病食事療法にどう取り入れるか?
やみくもに「シリカル食品」を食べ始めるのも「魁より始めよ」の考えからはよいのでしょうが、願わくば「野菜・果物・豆類」の食物繊維と「穀物」の食物繊維の構造、特性の違いと関連付けた実証があると、より説得力があると思いもします。
いずれにしても、食物繊維を種分けして見ることをこのレポートから教わりました。
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1、「日記・諸事寸話」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(1)
2-1、「身体の健康」
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2-2、「運動」
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2-3、「食習慣・食生活」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(4)
3、「心・頭脳の健康」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(5)
4-1、「病気・傷害・医療」
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4-2、「糖尿病」
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5、「福祉・介護・看護」
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