2016年07月09日
【がっこうぐらし】マンガ 感想&あらすじ 絶望と謎多き世界で明るく生きる少女たちの物語
まんがタイムきららフォワード。2012年7月号から連載中。既刊8巻
原作:海法紀光
作画:葉サドル
丈槍由紀(たけや ゆき)、恵飛須沢胡桃(えびすざわ くるみ)、若狭悠里(わかさ ゆうり)は巡ヶ丘学院高等学校に通う女子高生。「学園生活部」という名称の部活を設立し、学園の設備を利用して敷地内で寝食を共にしながら、皆で楽しく学園生活を送っていた。
しかし、それは仮初めの姿。この学園に通う生徒は・・・生きている人間は彼女たちだけ。校庭にいるたくさんの生徒たちも、街を彷徨っている人々も、みんな謎の感染症によってゾンビと化した動く屍だった。
そんな絶望的な世界で生きる少女たちだが、みんなで助け合いながら希望を捨てずに、明るく楽しいがっこうぐらしを送っている。
・丈槍由紀(たけやゆき)
主人公。高校3年生。天真爛漫でいつも笑顔なムードメーカー。ネコミミの帽子を被って羽のついてリュックを背負っています。ゆきの突然の発案から、遠足や体育祭などの行事を行うことも度々あります。ある出来事により幼児退行し、当初はゾンビのことも認識できていませんでした。
・恵飛須沢胡桃(えびすざわくるみ)
男言葉で話す頼りになるツインテールの女の子。高校3年生。いつもシャベルを持ち歩いています。元陸上部ということから身体能力が高く、部の中で最も体を張ることが多い子です。
・若狭悠里(わかさゆうり)
学園生活部部長。高校3年生。りーさんの愛称で呼ばれています。しっかり者で料理や掃除などを担当。みんなのお姉さん的存在です。いつもニコニコ優しい表情をしていますが、怒らせると一番怖い人。
・直樹美紀(なおきみき)
途中参加の高校2年生。愛称はみーくん。ショッピングモールへ3人が遠足に赴いた際に出会いました。クールで他の人が言い辛いこともズバリと言い放つ女の子。ゆきに振り回されることは多々あります。
・佐倉慈(さくらめぐみ)
ゆきと仲の良い顧問の先生。愛称はめぐねえ。ちょっと頼りなさ気にも見えますが、生徒思いの優しい先生です。あと、影が薄いことを気にしてますが、実は・・・。
表紙見ただけではこの内容を予想することは難しいですね。廃れた教室の中に笑顔の可愛い女の子がいるというのは、若干の不自然さを感じてはいましたが、これがゾンビマンガだと分かった瞬間は衝撃でした。事前情報なしで読み始めたので「は?」とマヌケな声を漏らしてしまいました。
最初はほんとに和やかな雰囲気で始まったので、多少の違和感を抱いてはいても普通の学園日常系なのかなと思いかけたところで、唐突に世界が崩れ落ちた気分になりました。あの1枚絵の演出はすごかったです。
とは言いましても、学園日常系という括りは決して間違いではありませんけどね。ちなみに、アニメはマンガ既刊分全部読んだ後に観ました。
この作品の序盤は、周囲をゾンビが徘徊するなかで、学校の校舎にバリケードを組んで立て篭もり、その中で生活している4人の女の子たちの様子を描いています。
その中で物語の中心にいると思われるキャラは、丈槍由紀。物語開始時のゆきはある出来事によって精神面に異常をきたした状態にあり、現状を正確に認識できなくなっています。現実の世界ではゾンビが徘徊する地獄のような光景が広がっていますが、ゆきの目に映る世界は事件なんて起きていない平和な日常風景です。
他のメンバーがこんな状況でも絶望せずにいられるのは、ゆきが普段と変わらない姿を見せてくれてるところが大きいんですが、見ようによっては酷いことのようにも思えますし、仕方ないのかなとも思えるところが難しい。現実を突きつけないのはゆきの心を守るためであると同時に、自分たちの精神を正常に保つためでもあるんでしょうね。まあ、読者である私自身も、ゆきの明るさに救われてる部分は若干あります。
正直言いますと、謎が多くて私の凡庸な頭は「?」が渦巻いてます。ゆきの制服だけが他のメンバーと違うことや、めぐねえの髪型の違い、手記の内容についても気になるところ。あと、りーさんだけ少しふれていましたが、メンバーの家族描写も不自然なほど少ないことにも何か理由があるのかもしれませんね。そもそもこれは事故なのか?事件なのか?現実なのか?空想でしかないのか?など、想像は膨らみます。
ですが、やはり一番気になってしまうのは「ゆき」。漠然と感じたことでしかありませんが、異様なんですよね。当初はたまたまかと思いましたが、次に何が起こるのか分かっているかのような発言や行動をとることもあります。それ意外にもちょくちょく読者を惑わすようなことをするため、もういっそこれは全部ゆきの幻想でしたとでもしてくれた方が幾分楽で、納得してしまうかもしれません。いったい何を見せられているのか、分からなくなります。
とにかく全様が気になるので何度も読み返してしまいますね。面白いことには変わりないんですが、いつまでも心のもやもやを解消させてもらえないことに対しては困ってます。
現在はいろいろあって高校編が終わり、物語は大学編に舞台を移し、かわいい新キャラも増えました。増えたのはキャラだけではなく謎もですけどね。私のわがままでしかありませんが、続き気になるのでもっとハイペースでコミック発行してもらえたらなという願望は拭えません。
【漫画全巻ドットコム】がっこうぐらし! (1-8巻 最新刊) 紙版・電子版あり
原作:海法紀光
作画:葉サドル
あらすじ・概要
丈槍由紀(たけや ゆき)、恵飛須沢胡桃(えびすざわ くるみ)、若狭悠里(わかさ ゆうり)は巡ヶ丘学院高等学校に通う女子高生。「学園生活部」という名称の部活を設立し、学園の設備を利用して敷地内で寝食を共にしながら、皆で楽しく学園生活を送っていた。
しかし、それは仮初めの姿。この学園に通う生徒は・・・生きている人間は彼女たちだけ。校庭にいるたくさんの生徒たちも、街を彷徨っている人々も、みんな謎の感染症によってゾンビと化した動く屍だった。
そんな絶望的な世界で生きる少女たちだが、みんなで助け合いながら希望を捨てずに、明るく楽しいがっこうぐらしを送っている。
登場人物
・丈槍由紀(たけやゆき)
主人公。高校3年生。天真爛漫でいつも笑顔なムードメーカー。ネコミミの帽子を被って羽のついてリュックを背負っています。ゆきの突然の発案から、遠足や体育祭などの行事を行うことも度々あります。ある出来事により幼児退行し、当初はゾンビのことも認識できていませんでした。
・恵飛須沢胡桃(えびすざわくるみ)
男言葉で話す頼りになるツインテールの女の子。高校3年生。いつもシャベルを持ち歩いています。元陸上部ということから身体能力が高く、部の中で最も体を張ることが多い子です。
・若狭悠里(わかさゆうり)
学園生活部部長。高校3年生。りーさんの愛称で呼ばれています。しっかり者で料理や掃除などを担当。みんなのお姉さん的存在です。いつもニコニコ優しい表情をしていますが、怒らせると一番怖い人。
・直樹美紀(なおきみき)
途中参加の高校2年生。愛称はみーくん。ショッピングモールへ3人が遠足に赴いた際に出会いました。クールで他の人が言い辛いこともズバリと言い放つ女の子。ゆきに振り回されることは多々あります。
・佐倉慈(さくらめぐみ)
ゆきと仲の良い顧問の先生。愛称はめぐねえ。ちょっと頼りなさ気にも見えますが、生徒思いの優しい先生です。あと、影が薄いことを気にしてますが、実は・・・。
感想
表紙見ただけではこの内容を予想することは難しいですね。廃れた教室の中に笑顔の可愛い女の子がいるというのは、若干の不自然さを感じてはいましたが、これがゾンビマンガだと分かった瞬間は衝撃でした。事前情報なしで読み始めたので「は?」とマヌケな声を漏らしてしまいました。
最初はほんとに和やかな雰囲気で始まったので、多少の違和感を抱いてはいても普通の学園日常系なのかなと思いかけたところで、唐突に世界が崩れ落ちた気分になりました。あの1枚絵の演出はすごかったです。
とは言いましても、学園日常系という括りは決して間違いではありませんけどね。ちなみに、アニメはマンガ既刊分全部読んだ後に観ました。
この作品の序盤は、周囲をゾンビが徘徊するなかで、学校の校舎にバリケードを組んで立て篭もり、その中で生活している4人の女の子たちの様子を描いています。
その中で物語の中心にいると思われるキャラは、丈槍由紀。物語開始時のゆきはある出来事によって精神面に異常をきたした状態にあり、現状を正確に認識できなくなっています。現実の世界ではゾンビが徘徊する地獄のような光景が広がっていますが、ゆきの目に映る世界は事件なんて起きていない平和な日常風景です。
他のメンバーがこんな状況でも絶望せずにいられるのは、ゆきが普段と変わらない姿を見せてくれてるところが大きいんですが、見ようによっては酷いことのようにも思えますし、仕方ないのかなとも思えるところが難しい。現実を突きつけないのはゆきの心を守るためであると同時に、自分たちの精神を正常に保つためでもあるんでしょうね。まあ、読者である私自身も、ゆきの明るさに救われてる部分は若干あります。
正直言いますと、謎が多くて私の凡庸な頭は「?」が渦巻いてます。ゆきの制服だけが他のメンバーと違うことや、めぐねえの髪型の違い、手記の内容についても気になるところ。あと、りーさんだけ少しふれていましたが、メンバーの家族描写も不自然なほど少ないことにも何か理由があるのかもしれませんね。そもそもこれは事故なのか?事件なのか?現実なのか?空想でしかないのか?など、想像は膨らみます。
ですが、やはり一番気になってしまうのは「ゆき」。漠然と感じたことでしかありませんが、異様なんですよね。当初はたまたまかと思いましたが、次に何が起こるのか分かっているかのような発言や行動をとることもあります。それ意外にもちょくちょく読者を惑わすようなことをするため、もういっそこれは全部ゆきの幻想でしたとでもしてくれた方が幾分楽で、納得してしまうかもしれません。いったい何を見せられているのか、分からなくなります。
とにかく全様が気になるので何度も読み返してしまいますね。面白いことには変わりないんですが、いつまでも心のもやもやを解消させてもらえないことに対しては困ってます。
現在はいろいろあって高校編が終わり、物語は大学編に舞台を移し、かわいい新キャラも増えました。増えたのはキャラだけではなく謎もですけどね。私のわがままでしかありませんが、続き気になるのでもっとハイペースでコミック発行してもらえたらなという願望は拭えません。
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【漫画全巻ドットコム】がっこうぐらし! (1-8巻 最新刊) 紙版・電子版あり
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