10 時半起床.
鬱が苦しいが昨日よりはましな体調である.
今日は午後から作業療法のアトリエの作品展を観に行く.
展示は今日の夕方に終了する.
なので, 終了の 1 時間程前に行って展示を観て, 後片付けを手伝って帰ることにしていた.
昨日からの体調不良が続いていて外へ出るのが怖く, 頓服を飲んで体調を整えて出かけた.
体調は情け無いほど良くない.
人混みの中を行く恐怖感で動悸が激しく, 何度も深呼吸を繰り返す.
周りからは, おどおどした貧相な中年男がうろうろしているように見えた筈だ.
電車に乗っても, 普通は本を読むことで一人の世界に閉じ籠もるのだが, 完全にてんぱってしまっていて読書どころではなかった.
終始びくびくしていた.
会場でも観に来ている人たちの邪魔にならないか, 迷惑を掛けてしまわないかなどばかりが気になって落ち着けない.
怯えて何もできない状態に陥ってしまっている.
作品をしっかり観ることができずにいるうち撤収時間になった.
ただ, 展示準備の時に感じた, コンスタントに作品を描き続けている人たちの絵の力は, 人の波の中にあっても際立っていた.
凄いと思った.
片付けを手伝い始めたが, しばらくしてどうしようもなく体調が悪くなる.
人の中に居るのが怖くてパニックになりそうだ.
申し訳無いと思ったが, スタッフの一人にその旨を伝えて先に帰らせてもらう.
自分は何をやってもこうだ.
他のアトリエのメンバーは苦しい心の病を抱えながらも, ちゃんと片付けに参加しているのだ.
翻って自分はどうか.
最後まで責任を持ってやり遂げるとか, 後片付けのような大切な仕事の時に役に立たない.
迷惑を掛けることしかしない.
足手纏いになる.
逃げ出す.
本当に駄目だと思う.
帰り道でも申し訳無くて申し訳無くて消えてしまいたくなる.
駄目だ.
帰宅して何とかこの文章を書いているが, この後, 布団に倒れ込んで縮こまって眠るのだろう.
今朝起きて, 体調が悪いなりに絵を描くことと数学をやることができた自分だけは忘れないようにしよう.