2010年10月18日
知れば知るほどLed Zeppelin
最近、久しぶりに10代をともに歩んだ友人達に会うと決まって当時聴いていた音楽の話になる。
大体の方は10代から大学生にかけてのめる込むように聴いていた音楽を聴くことをやめてしまう人が多いと思う。それは、結婚して家族が増えて音楽をゆっくりと聴く時間がない、仕事が忙しくて聴く時間がないなどだと思う。
私以外の幼馴染でいまだにHR/HMを毎日とはいわないが月に何度か聴いている友人は一人だけである。彼と会うと決まって音楽の話になる。それも決まってZEP(LED ZEPPELIN)の話である。大体その話であっという間に1時間は過ぎる。
パープル(ディープ パープル)ファンでZEPも好きという方は少ないかもしれない。また、逆にZEPファンでパープルファンの方も少ないかもしれない。
中学生の頃はパープルの音楽が好きだった。私達が中学の頃はパープルはかなり昔の音楽になっていた。でも、分かりやすいリフとテクニカルなリッチー ブラックモアのギターソロが気に入り毎日聴いていた。ギターでコピーもした。彼らはそれぞれのポジションをよく理解してキープして演奏するスタイルである。だから、HR/HMに拒否反応を起こす人達にも受け入れら易い音楽だと思う。彼らの曲の題名を知らなくても、曲を聴けば聴いたことがある、という反応をされることが多い。
対してZEPはとても理解しにくい音楽だと思う。ファンにすればZEPの音楽をいつも聴いているのでこんなものだ、と思われるかもしれないが、HR/HMが好きな方でもZEPの良さが分からない、という方が意外に多い。私も中学生の頃はRock'nRollなど分かりやすい曲は良いと思ったが、トラッドな曲や牧歌的な曲調のもの、ブルージーなものはおっさん臭い音楽だなあ、と思い理解できなかった。
高校生になるとLAメタルはもうブームが過ぎていて、グランジが流行っていた。私達はグランジ、例えばニルヴァーナなども聴いたが、それよりモトリークルーやガンズ&ローゼズ、MR.BIG、ヴァン ヘイレン、メタリカ等を聴いていた。友人はMR.BIGのコピーバンドを組んでいた。私はイングヴェイの曲を毎日練習していた。難解でまともに弾けなかったがそれらしく弾いていた。
ZEPはその頃に聴き直して良い曲があるなあ、と思うようになった。ただ、コピーするには難しいと思った。テクニック的に云々言う前にこの演奏を再現するのは不可能だと思った。まず、ヴォーカルがいないし、この曲を軽々と叩けるドラマーがいない。ギターはテクニック云々の前にジミー ペイジのギターを弾くフレーズをかっこよく弾かなければいけない。これが難しい。
ストーンズ(ローリング ストーンズ)のコピーバンドで上手いバンドが少ないのは彼らのラフな雰囲気を出した演奏が再現できないからだ。カッチリと型にはめた演奏をしたらまったく面白くない曲になってしまう。そこが難しい。
ZEPも同じで(高度なテクニックが要求されるのはもちろんだが)、彼らのグルーヴを再現するのはできないと思う。譜面で現せない感じを演奏しなければ、完全なコピーにならないと思う。また、難しいのはヴォーカルで後ろでうるさく邪魔になるぐらいにギターが鳴っている中で歌わなければいけない。これはかなり厳しい。忍耐力もいるし、ステージでは上手くその時間を使わないといけない。もし、ロバート プラントがZEPでいつもテンションが高く保っていなかったら、ZEPのコンサートは成立していなかったと思う。
邦題 幻惑されて は地獄である。当時、あの曲に耐えられたのはロバート プラントだけだと思う。永遠に続くのではないか、と思うジミー ペイジのパフォーマンスとギターソロの間にプラントは合いの手を入れるが普通のヴォーカリストだと付き合いきれないと思う。
ジョン ボーナムが亡くなって解散するわけだがよく続いたバンドだと思う。普通の人間だったら喧嘩別れしていてもおかしくないと思う。それぞれに主張があってどなた任せでアルバムを制作していないことは彼らを調べれば調べるほど分かると思う。はじめは確かにジミー ペイジがイニシアチィブをとっていたが、途中からそれぞれのメンバーが制作に深くかかわっていった。
ジョン ポール ジョーンズが制作に今まで以上に深く関与したアルバムがあることは有名な話である。彼が途中でバンドを辞めようとしていたことも有名だがアルバム制作でイニシアチィブをとることでまたやる気が出たそうだ(もちろん、ペイジはレコーディング中は面白くなかったそうだが)。
幼馴染はZEPは大人のロックだ、といったが確かにそうだと思う。すぐに理解できる人は少ないと思う。当時を知る人はそうではないかもしれないが、デビュー当時に生まれていない私達世代は理解しがたいと思う。パープルの方が理解しやすい(プログレファンの方にしたらどっちも、どっちかもしれないが)。
私は今もZEPを聴いているがパープルは聴いていない。聴くときは洋楽のお勧め曲を集めたCD-Rを焼くときだけである。なぜか、聴こうと思わない。
テクニック的にリッチーの方がはるかに上をいっているが、それでもジミー ペイジの大ファンである。たとえ、今、ギターがまともに弾けないであろうがである。彼の直筆サインを集めている。そして、できれば、老人会、と揶揄されている再結成があったら観に行きたいと思う。
ロバート プラントは高い声がでないし、ペイジもまともにギターが弾けない。それでも再結成コンサートがあるなら観てみたい。伝説は伝説で終わらすべきだ、という考えもわかる。でも、プラントが、またバンドをやろう、と言って再結成が行われたら観に行きたい。この話は友人と何度したか分からない。
そして、もうひとつ出る話題は全盛期のライヴ音源をペイジが編集して発表して欲しいという願望である。ブートでも良い音源があるのでペイジの手で編集して正規盤として多く発表して欲しい。映像もできればペイジ自ら編集したもので見たい。今発売されているアールズコートなどの映像はペイジの手が入ればもっと良いものになると思う。
残念ながらZEPメンバーの残された時間は少ないと思う。それぞれのメンバーがベストの活動をして欲しいと思う。再結成が無理ならせめて全盛期の音源をペイジが編集したものを発表して欲しいと思う。それは世界中のZEPファン共通の思いだと思う。ZEPの話も尽きないが今日はこの辺にしておこうと思う。
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大体の方は10代から大学生にかけてのめる込むように聴いていた音楽を聴くことをやめてしまう人が多いと思う。それは、結婚して家族が増えて音楽をゆっくりと聴く時間がない、仕事が忙しくて聴く時間がないなどだと思う。
私以外の幼馴染でいまだにHR/HMを毎日とはいわないが月に何度か聴いている友人は一人だけである。彼と会うと決まって音楽の話になる。それも決まってZEP(LED ZEPPELIN)の話である。大体その話であっという間に1時間は過ぎる。
パープル(ディープ パープル)ファンでZEPも好きという方は少ないかもしれない。また、逆にZEPファンでパープルファンの方も少ないかもしれない。
中学生の頃はパープルの音楽が好きだった。私達が中学の頃はパープルはかなり昔の音楽になっていた。でも、分かりやすいリフとテクニカルなリッチー ブラックモアのギターソロが気に入り毎日聴いていた。ギターでコピーもした。彼らはそれぞれのポジションをよく理解してキープして演奏するスタイルである。だから、HR/HMに拒否反応を起こす人達にも受け入れら易い音楽だと思う。彼らの曲の題名を知らなくても、曲を聴けば聴いたことがある、という反応をされることが多い。
対してZEPはとても理解しにくい音楽だと思う。ファンにすればZEPの音楽をいつも聴いているのでこんなものだ、と思われるかもしれないが、HR/HMが好きな方でもZEPの良さが分からない、という方が意外に多い。私も中学生の頃はRock'nRollなど分かりやすい曲は良いと思ったが、トラッドな曲や牧歌的な曲調のもの、ブルージーなものはおっさん臭い音楽だなあ、と思い理解できなかった。
高校生になるとLAメタルはもうブームが過ぎていて、グランジが流行っていた。私達はグランジ、例えばニルヴァーナなども聴いたが、それよりモトリークルーやガンズ&ローゼズ、MR.BIG、ヴァン ヘイレン、メタリカ等を聴いていた。友人はMR.BIGのコピーバンドを組んでいた。私はイングヴェイの曲を毎日練習していた。難解でまともに弾けなかったがそれらしく弾いていた。
ZEPはその頃に聴き直して良い曲があるなあ、と思うようになった。ただ、コピーするには難しいと思った。テクニック的に云々言う前にこの演奏を再現するのは不可能だと思った。まず、ヴォーカルがいないし、この曲を軽々と叩けるドラマーがいない。ギターはテクニック云々の前にジミー ペイジのギターを弾くフレーズをかっこよく弾かなければいけない。これが難しい。
ストーンズ(ローリング ストーンズ)のコピーバンドで上手いバンドが少ないのは彼らのラフな雰囲気を出した演奏が再現できないからだ。カッチリと型にはめた演奏をしたらまったく面白くない曲になってしまう。そこが難しい。
ZEPも同じで(高度なテクニックが要求されるのはもちろんだが)、彼らのグルーヴを再現するのはできないと思う。譜面で現せない感じを演奏しなければ、完全なコピーにならないと思う。また、難しいのはヴォーカルで後ろでうるさく邪魔になるぐらいにギターが鳴っている中で歌わなければいけない。これはかなり厳しい。忍耐力もいるし、ステージでは上手くその時間を使わないといけない。もし、ロバート プラントがZEPでいつもテンションが高く保っていなかったら、ZEPのコンサートは成立していなかったと思う。
邦題 幻惑されて は地獄である。当時、あの曲に耐えられたのはロバート プラントだけだと思う。永遠に続くのではないか、と思うジミー ペイジのパフォーマンスとギターソロの間にプラントは合いの手を入れるが普通のヴォーカリストだと付き合いきれないと思う。
ジョン ボーナムが亡くなって解散するわけだがよく続いたバンドだと思う。普通の人間だったら喧嘩別れしていてもおかしくないと思う。それぞれに主張があってどなた任せでアルバムを制作していないことは彼らを調べれば調べるほど分かると思う。はじめは確かにジミー ペイジがイニシアチィブをとっていたが、途中からそれぞれのメンバーが制作に深くかかわっていった。
ジョン ポール ジョーンズが制作に今まで以上に深く関与したアルバムがあることは有名な話である。彼が途中でバンドを辞めようとしていたことも有名だがアルバム制作でイニシアチィブをとることでまたやる気が出たそうだ(もちろん、ペイジはレコーディング中は面白くなかったそうだが)。
幼馴染はZEPは大人のロックだ、といったが確かにそうだと思う。すぐに理解できる人は少ないと思う。当時を知る人はそうではないかもしれないが、デビュー当時に生まれていない私達世代は理解しがたいと思う。パープルの方が理解しやすい(プログレファンの方にしたらどっちも、どっちかもしれないが)。
私は今もZEPを聴いているがパープルは聴いていない。聴くときは洋楽のお勧め曲を集めたCD-Rを焼くときだけである。なぜか、聴こうと思わない。
テクニック的にリッチーの方がはるかに上をいっているが、それでもジミー ペイジの大ファンである。たとえ、今、ギターがまともに弾けないであろうがである。彼の直筆サインを集めている。そして、できれば、老人会、と揶揄されている再結成があったら観に行きたいと思う。
ロバート プラントは高い声がでないし、ペイジもまともにギターが弾けない。それでも再結成コンサートがあるなら観てみたい。伝説は伝説で終わらすべきだ、という考えもわかる。でも、プラントが、またバンドをやろう、と言って再結成が行われたら観に行きたい。この話は友人と何度したか分からない。
そして、もうひとつ出る話題は全盛期のライヴ音源をペイジが編集して発表して欲しいという願望である。ブートでも良い音源があるのでペイジの手で編集して正規盤として多く発表して欲しい。映像もできればペイジ自ら編集したもので見たい。今発売されているアールズコートなどの映像はペイジの手が入ればもっと良いものになると思う。
残念ながらZEPメンバーの残された時間は少ないと思う。それぞれのメンバーがベストの活動をして欲しいと思う。再結成が無理ならせめて全盛期の音源をペイジが編集したものを発表して欲しいと思う。それは世界中のZEPファン共通の思いだと思う。ZEPの話も尽きないが今日はこの辺にしておこうと思う。
Led Zeppelin レッド・ツェッペリン / How The West Was Won 国内盤 〔CD〕
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