アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

今日の気分は Eric Johnson

今日ははっきりしない天気だった。

昨日に続き、Black Sabbath の Heaven And Hell を聴いた後に、DIOのアルバムでロニー ジェイムス ディオ ファンがなかったことにしたい時期のアルバム Angry Machines を聴いた。この時期はロブ ハルフォードにしても当時の支流だったダークで重いサウンドに奔っていたが、私はこの頃のアルバムも聴く。

はっきりしない天気の時にはダークな曲も良いが、カラっとしたサウンドの曲も良いのではないか、と思い、何かないかなあ、と探そうとしたときに目に飛び込んできたのはEric Johnsonの最新アルバムだった。

このアルバムは日本盤が発売されていないので彼のレーベルから発売されているアメリカ盤を購入した。何処を切ってもエリック ジョンソン節なのでかなり気にいっている。

エリック ジョンソンは日本では過小評価されているが、彼のギターテクニックは言うまでもないが、作曲能力とアレンジ能力、そして、あの独特の歌声はすばらしいと思う。

私はエリック ジョンソンのステージを大阪で観ているが、すばらしかった。激しいアクションはまったくないが、落ち着いた佇まいで演奏はワイルドに弾く時もあり、ささやくようなトーンで弾く時もあり、といった感じで独特の世界観が漂うステージだった。

途中演奏前にエフェクターのトラブルで中断したときがあったがすぐに彼自身で対処して再び演奏をした。

ステージでジミ ヘンドリックの曲、リトルウイングだったか、エンジェルを演奏したが、どちらの曲を演奏したかは忘れてしまったが彼流の解釈で演奏していた。彼の歌声がとても曲に合っていたことを覚えている。

エリック ジョンソンはエフェクターを多く使用している。彼はすべての機材にこだわっていて、エフェクターの9Vバッテリー(乾電池)のブランドも1社のものだけしか使用しない。また、確か、アンプを置く木台を特別に持参してくる、と聞いたように思う。ステージに直に置かなかったはずだ。

今は違うが、当時はストラトキャスターはすべてオールドでそれ以外は使用しなかった。

彼の使用しているピックはJAZZだが現在販売されているJAZZでは気に入らないらしく、以前に製造されていたタイプのJAZZを使用していた。彼のモデルのJAZZピックが販売された。当時のJAZZピックから型取りをしたピックなのだそうだ。私は違いがそれほど感じなかったが、彼のモデルのピックは使用しやすかった。

私はピック集めが趣味でもあり、しっくりくるピックを探していたので試しにこのピックで弾いてみたことがある。とても小さいティアドロップ型ピックなのだが、意外に先端に集中してピッキングすることができる不思議なピックで、空ピッキングをすることはまったくなかった。ただ、今はHERCOのナイロンピックを使用していてしっくりきているので彼のモデルのJAZZピックは使用していない。

私はアンプ直のギタートーンが好きだといつも書いている。あまり多くのエフェクターを使用しているギターサウンドが好きではないのだが、エリック ジョンソンのギタートーンは不思議に何度聴いても魅力的で聴いていて飽きない。

私は自分だけしか出すことができない自分自身のトーンを求めているので、エリック ジョンソンのトーンを出したいと思わないが、彼が弾くトーンは美しい。彼が多くのエフェクターを使わなくても彼独特のあのトーンを出すことができると思う。

彼がなぜ日本で過小評価されているのかは彼の血液に混ざっているテキサスのサウンドが日本人にあまり馴染まないのではないかと思っている。

スティーヴ レイヴォーンもテキサス出身だったが、ブルーズでも独特のブルーズを演奏している。エリック ジョンソンもブルースフィーリングのある曲を最近は弾くことが多いが、独特のスタイルである。

泥臭くはないものだが、だからといってさらりとしたものでもない。なんと表現してよいかわからないがそんなブルースを弾く。その感覚があまり好まれないのかもしれない。

また、ロックといってよいのか何のジャンルに入るのかわからない、という考えの方が意外に多いのかもしれない。私は、エリック ジョンソン、という音楽だと思って聴いているが、ジャンルわけをして聴く人にとってはとてもわかりにくいのかもしれない。

ステージを観て思ったが、ステージでもあの彼の独特の歌声で歌いながら変わらないギター演奏をしていたことに驚いた。完璧主義者の彼にしたら当たり前なのかもしれないが、とても驚き、あらためて彼のファンになった。

トミー ボーリンと似ている、とTAK米持さんが言っていたが、私もそのことをとても感じた。演奏スタイルは違うが、独特の歌声で歌い、個性的なギター演奏をするスタイルは同じである。

絶好調のボーリンのステージは観ることはできなかったがエリック ジョンソンのステージを観る事ができたのはとてもラッキーだった。チケットを私の分だけ取ってくれていたのだが、短期留学から帰国したその当日にフォーエバーヤングKrdちゃんがすぐに問い合わせて当日にチケットを取って一緒に観に行ったステージは今では良い思い出だ。とても、スリリングで1〜2時間後には会場に行っていた。若さがあったからできたことである。

私はジミー ペイジ、ジェフ べック、イングヴェイ、AC/DC等を逃さずいずれステージを観たい、と思っていたがその夢はかなった。ロニー ジェイムス ディオのステージが観れなかったことはとても残念である。来日するロックミュージシャンに関しては、例えば、ボンゾのいないLed Zeppelin(なので正確にはZEPではないのだが)が来日したり、ジミー ペイジ、グラハム ボネットが来日したら別だが、観たいステージを観たのでほとんど後悔はない。観たかったミュージシャンの中にエリック ジョンソンも入っているので、後悔はない。

エリック ジョンソンが日本に再び来日することは今後は難しいのかもしれない。しかし、彼のステージを再び観てみたいと思う。日本で観る事ができないのなら、アメリカで観てみたと思うぐらいに彼のステージを再び観てみたいと思っているのである。

この記事へのコメント

   
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。