2017年05月10日
子供たちへの嫌がらせ本!【かえるの平家ものがたり】・・・壇ノ浦の戦いを絵本で学ぶ
久しぶりの嫌がらせ本シリーズです
最近本を読む時間もなくて・・・(ブログに時間かけすぎだっちゅーの)
まぁ、私の場合は活字は少なく、子ども達に読み聞かせする『絵本』が主体になってるんですけどね〜
では早速!母の勝手な好みで選んだ絵本の紹介です
かえるの平家ものがたり
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
ユーモアあふれる文と繊細な筆致の絵で語るカエル版『平家物語』。「げんじぬま」住むカエルのサムライが、平家ネコに傷をつけられた。「合戦だ!」「いくさだ!」と沼のサムライが集まった……。
かえるの平家ものがたり (日本傑作絵本シリーズ) [ 日野十成 ] 価格:1,620円 |
誰もが知ってる「平家物語」・・・え?みんな知ってるよね??私は・・・ちょっとだけ知ってるよ
いやはや・・・遠い記憶を遡りつつ平家物語を調べたものの・・・長い長すぎる
という事で、平家物語の全容を語るのは潔く諦めまして!(ヾノ・∀・`)ムリムリ・・・
みなさんがよく知っている冒頭
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり・・・
この有名な語り口で始まる平家物語の長〜い物語の1つ源平合戦「壇ノ浦の戦い」をカエルで面白く
子どもにわかり易く描かれた絵本です
語り部は源氏沼の主のジジ様カエル!
う〜ん・・・年季が入ったこの姿!長い歴史を生き抜いてきたんでしょうねぇ
さぁ、チビカエル達!ジジ様カエルのお話が始まるよ〜
げんじぬまの なつの あさ かえるの こどもの あそびごえ
うたを うたって じゃん けん ぽん
はすの はっぱで おにごっこ
おおきな おおきな げんじぬま ふるい ふるい げんじぬま
だれも しらない むかしから きれいな みずと くさと はな
いっぱい あふれる げんじぬま
さながらこのジジ様カエルは琵琶法師といったところでしょうねぇ〜
げんじぬまのカエルたちは、源頼朝を大将とする源氏一族でしょう
源氏といえば平家を滅ぼした一族!平家打倒のために立ち上がった「源頼朝」、兄頼朝を助けるために駆けつけた「源義経」! この兄弟は幼い時、父「源義朝」が平治の乱で敗死したことにより離れ離れに!
河内源氏の源義朝の九男として生まれ、幼名を牛若丸(うしわかまる)と呼ばれた。平治の乱で父が敗死したことにより鞍馬寺に預けられるが、後に平泉へ下り、奥州藤原氏の当主・藤原秀衡の庇護を受ける。兄・頼朝が平氏打倒の兵を挙げる(治承・寿永の乱)とそれに馳せ参じ、一ノ谷、屋島、壇ノ浦の合戦を経て平氏を滅ぼし、最大の功労者となった。
*ウィキペディアさんより*
対する平家を凶暴な黒ネコで描いてます。平家ネコ倒すため立ち上がった源氏カエル達の武器は
松葉の矢、たんぽぽの槍、からたちの刺の短刀・・・馬の代わりにバッタ(^^ゞ
可愛いけど・・・勝てる訳がないし〜
陸上戦では到底敵わないと思った牛若丸カエル!
そこで飛び出した牛若丸カエルが蓮の葉にピョン
そうでしょそうでしょ〜カエルは水上戦じゃないと〜
カエルを追いかけて飛び乗ってきた平家ネコの運命やいかに・・・ヒントは平家カニ
春の七草うた
せり・なずな ごぎょう・はこべら ほとけのざ すずな・すずしろ
これぞ春の七草
壇ノ浦の戦い(だんのうらのたたかい)は、平安時代の末期の元暦2年/寿永4年3月24日(1185年4月25日)に長門国赤間関壇ノ浦(現在の山口県下関市)で行われた戦闘。栄華を誇った平家が滅亡に至った治承・寿永の乱の最後の戦いである。
この絵本に出てくる黒ネコ実は宗盛ネコと申しまして・・・
壇ノ浦の戦いの時の平家の総大将「平宗盛」のことなんですねぇ〜
この戦いで負けた平家一族の殆どは入水して自害をします。
平清盛の時に最盛期を迎えた平家一族が滅びた戦いを、カエルに置き換えて小さい子でも楽しく平家物語を学べる絵本でございます
お父さんお母さんも、琵琶法師になったつもりで子ども達に平家物語を語ってやって下さいませ〜
大きくなって・・・学校のテストに出たら
「あぁ・・・お父さんお母さんが琵琶法師になって義経カエルと宗盛ネコのお話読んでくれたなぁ〜」
と、思い出してくれることでしょう
壇ノ浦で沈んだ平氏の亡霊を描いた、歌川国芳による浮世絵。左には亡霊にまとわりつかれているヘイケガニが、右には薙刀を持った平知盛が描かれている。
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
タグ:絵本・書籍
【このカテゴリーの最新記事】
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6247242
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック