2016年12月22日
【ソフィーの選択】私はやっぱり・・・我が子を差し出せないと思う・・・
お家映画第2弾!!
こちらも映画ブログを書いているブロガーレビュアンさん情報の映画
記事を見てず〜っと気になってた映画です
レビュアンさんの詳しい記事はこちらです⇒http://hirahi1.seesaa.net/article/403632542.html
何がここまで人間を残酷にさせるんだろう・・・
価格:1,000円 |
【ストーリー】
ニューヨークへやってきた駆け出しの作家、スティンゴはソフィーとネイサンに出会う。ソフィーはナチの強制収容所から逃げ延びた後、アメリカで出会ったネイサンと共に暮らし始めた。やがて三人は親しくなり、幸福な関係を築くかに見えたが…。
【解説】
ソフィー/その人生に秘められた哀しみの選択…/ホロコーストを題材に、M・ストリープがその圧倒的な演技でアカデミー賞主演女優賞ほか多くの映画賞を受賞した魂が震える感動作
アーティスト:メリル・ストリープ/ケヴィン・クライン/ピーター・マクニコル ほか
出演:メリル・ストリープ/ケヴィン・クライン/ピーター・マクニコルほか
監督:アラン・J.パクラ
脚本:アラン・J.パクラ
原作:ウィリアム・スタイロン
レビュアンさんの記事読んだとき、正直驚いたんだよねぇ・・・
今までも戦争映画っていろいろ見たし、ユダヤ人に対するナチスの虐殺を描いた映画・・・
例えば「シンドラーのリスト」「アンネの日記」「ヒトラー最後の12日間」etc・・・
どれも人としての想像を遥かに超える異常さと残酷さを描いているけど
この映画はラストのわずか5分程度・・・そのわずかな時間で
人間はどこまで残酷になれるんだろう・・・と思わせる映画です!
映画の始まりは、ホロコーストを生き延びたソフィーの幸せそうな姿から始まっています
想像を絶する地獄から抜け出し、平和な日々を手に入れたんだねぇなんて思いながら見てたんです。
そして回想シーンから当時何があったのか?どんな扱いを受けたのか??ってお決まりのストーリーかと思いきや・・・ドイツ人将校もユダヤ・ポーランド人も強制収容所もほとんど出てこない
と言うか・・・ソフィーと恋人のネイサン、作家を目指す若き青年スティンゴの夢と希望が一杯の毎日??
しかもソフィーとネイサンの愛情表現MAXシーンも多くて・・・
なにかの間違いか??って思うほどの意外な展開何とも肩透かしのような展開なんですが〜
でも、何かが引っかかるんです!思ってたのと全然違う幸せストーリーなのに、話が進むにつれて気になってきてテレビに見入っちゃうんです・・・
私が気になったのはソフィーとネイサンの挙動不審さ
吹き替えの声のせいなのかと最初は思ったけど、変なんだって!!
ソフィーは小さい子の様なと言うか眠たそうなと言うか・・・で、ネイサンは真逆で常にハイテンションと言うか激情型と言うか・・・幸せストーリーなのに、笑ってるシーンなのに違和感が
全ては最後の数十分に答えがありました!
ソフィーと幼い子供2人がアウシュヴィッツに送られ、列車を降りて選別の列に並んでた時・・・
1人のドイツ人将校が美しいソフィーに気がつき言い放った言葉!
どちらか一人子供を助けてやるから選べって!
2人の子供のうち1人はガス室に、もう1人は強制収容所に!
選べる訳が無い!でも大声で早く決めないと2人ともガス室送りにすると責め立てる将校にパニック寸前のソフィーは娘を連れてって!と叫んだ・・・幼い娘が泣き叫びながら連れて行かれるその一瞬のシーンが全ての答えでした・・・
それっきり生き別れになった男の子も結局生き残っておらず、1人ホロコーストを生き延びたソフィーは実は精神を病んでいたんだと思います。彼女は娘にしたことを誰にも話せず自分を許せなかったんだと思いました。
一緒に死ぬことすら許さなかったドイツ人将校のこの行い!
こんな残酷な決断を強いられたら・・・私、生きていけないかも・・・
昔、ドキュメンタリー番組で広島に原爆を落としたパイロットが出ていました。
インタビューで「罪のない民間人の命を一瞬にして奪った事をどう思うか・・・」みたいなことを聞かれてました。もちろん彼(既におじいちゃんだったけど)は命令に従っただけで、命令に従って動くのが兵士の役目だとは理解できますが、彼の答えは「天皇陛下万歳!っと旗を振って戦争を後押ししていたのは、君らが言う民間人じゃないか!罪のない民間人なんていなかった」みたいなことを言ってました。
じゃぁ、旗も触れない赤ん坊は?それこそまだお母さんのお腹にいる生まれてもない胎児も罪があるんかい!
私、このインタビュー見て10年以上経つけど、一生忘れないだろうなぁ〜って思います。
普通の人間を狂気へと洗脳する戦争や集団心理(ルワンダの大虐殺は戦争じゃないもんね)って一体何なんだろう・・・答えはあるのかな?
この戦争の犠牲になった人たちのことを思えば、裕福ではないけど我が子の笑顔を見ながら普通に暮らせてる事が幸せなんだと思えます。
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おふたりの映画を今後も参考に鑑賞していきま〜す!
なかなか濃厚な映画ですね、さすがレビュアンさん!
みーさんの記事も勉強になります。