2020年11月26日
至高のチャンピオンベルト
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80年代、アメリカの3大プロレス団体といえばNWA、AWA、WWF(WWE)でした。全日本がNWA、新日本がWWFと提携しており、新日本もNWAと提携していたものの馬場がNWAの幹部に名を連ねていたため、NWAのタイトルマッチは全日本が優先されました。そんな中でも初代タイガーマスクのNWA世界ジュニア王者は異例でした。
同時期に大仁田がNWAインター王者だったのですが、タイガーに対戦を要求していたのは今では懐かしい話です。
その後、20年以上の時を経て両者は対峙します。有刺鉄線バットや実況席のテーブルを使うという、見たくもない形で。タイガーのパートナーは貴闘力でした。貴闘力の息子の納谷幸男は昭和の大横綱・大鵬の孫だけありガタイは良いのですが、いかんせん師匠の佐山氏が甘やかしてしまったため残念なプロレス経歴となっております。
さて、80年代当時のベルト価値としては、NWAが最も権威があったと思います。ドリー&テリーのザ・ファンクス、ジャック・ブリスコ、ダスティ・ローデスやリック・フレアーが巻き、特に長期的王者だったのがハーリー・レイスです。下の画像はテリーとジャック・ブリスコです。テリーのベルトは地球の部分がボコボコに凹んでいます。
私はNWAのベルトが一番カッコいいと思っていました。レプリカとして現在も販売されておりますが、本物と較べるとやはり見劣りします。左が本物、右がレプリカです。
本物の方がプレートが鮮やかな金色で、地球の中のNWAの文字も微妙に違います。周りに巻いてある革紐も本物は太く重厚感があります。横に付いている国旗の位置も違いますが、コレは王者によってチョコチョコ変わります。
下の画像はドリーが巻いていた頃のベルトのデザインです。日本プロレス時代の猪木がドリーに挑戦し、60分フルタイムで引き分け王座奪取ならず、という結果だったと記憶しています。
80年代後半にはアメリカの地方下部団体がNWAからの離脱が相次ぎNWA自体衰退、ベルトの価値も落ちてしまいます。蝶野や橋本、小川直也も一時期ベルトを取りましたが、黄金期には程遠い価値です。
WWEはご存知の通り勢いは凄いものです。もっとも、『劇場型』のお芝居ですが。
現在ではNWAよりもIWGPの方が価値は高いとされております。しかし、NEVERとかインターコンチとか必要ですかね?
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