2021年02月18日
OJISANスポーツ
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久々の聖地巡礼です。
今回は船橋市にある『OJISANスポーツ』です。
初代タイガーマスクのマスクを製作したことで有名になり、その後はザ・コブラやストロング・マシン、ケンドー・カシン等、新日本系の選手のマスクを主に製作しています。
マスクの他にも競馬騎手のコスチューム等を製作しています。船橋ならではですな。奥様は市内でステーキ屋を営んでおり、運が良ければプロレスラーが食事している場面に遭遇出来ます。
元々は山崎一彦氏と豊嶋裕司氏の親戚同士でOJISAN企画という会社を立ち上げ(漫画家でいうとゆでたまごや藤子不二雄みたいなものですかね)、初代タイガーのマスクを作りました。
初代タイガーが引退した後は、2代目タイガーの時もしばらくは製作していたと思います。
現在、初代タイガーはTIGER ARTSという、中村之洋氏主宰の工房のみで製作されております。
いわゆるYN製というモノです。
その後、豊嶋氏と山崎氏は別れてそれぞれの会社を立ち上げます。豊嶋氏は「SIMAスポーツ」、山崎氏は「OJISANスポーツ」となります。
マスクで重要なのは表情ですが、タイガーマスクは最高レベルに製作が難しいようです。
目の位置や鼻の位置、耳の傾き加減で表情が物凄く変わります。私が好きなのは、どちらかといえば山崎氏製作の方です。
豊嶋氏は出来具合に若干の個体差があり(手作業なので仕方がないですが)、ヤ◯オクやメ◯カリなどを見ていても、牙付きとかだとバランスが非常に難しいのが分かります。
また、一時期タグだけがオークションに出品されたりしており、タグが付いていても偽物に注意が必要です。
現在製作されている中村氏のタイガーは、表情がピカイチで出来栄えも最高です。値段も最高ですけど。。。
そんな中で、私がOJISAN製で一番好きなのはスーパー・ストロング・マシンの玉虫ラメ、目と口がゴールドの網、額の稲妻模様がゴールドのタイプ。
これは最高傑作だと思うのですが、現在では玉虫のエラスラメが製造中止となっているそうで入手はかなり困難です。OJISANのタグが付いた当時物だと7〜8万円位で見かけます。
マシンの当時物ですと、目の横の金の革が剥離してヒビ割れているものをよく見かけますが、経年劣化は残念です。
「特殊生地」という名で玉虫に近いものがオークションに出品されていますが、あれはメキシコの土産物屋で売られている応援用マスクに良く使用される生地です。
余談ですが、プロのマスク職人ではなく趣味で製作しているものの、プロ並み、あるいはプロ以上に上手な方でKazuさんという方のブログを拝見したことがあるのですが、腕がもったいないと思っております。
販売するには選手や事務所との契約が必要になるからだと思うのですが、この方のストロング・マシンは非常に素晴らしい出来具合です。
リンク貼ります → https://blog.goo.ne.jp/kazu_mv
マスクとチャンピオンベルトをズラーッと並べて眺めながら酒を飲んだら最高でしょうね。
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