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BS世界のドキュメンタリーにて視聴

かつて日本を沸かせたベトちゃんドクちゃんの今を追ったドキュメンタリー。

枯葉剤の影響で体がつながって産まれた二人はすぐに家族と別れ病院で育つ。その後日本から支援を受け分離手術を受ける。

その手術は病気になってしまったベトちゃんをドクちゃんから切り離すといったもので、その後ベトちゃんは寝たきりとなり、数年前亡くなった。

両親は常に二人を想い続けたが、それはドクには伝わらず、今では会話も無い。

2児の父となったドクは休みなく働きながら、正に分身であるベトを今も想う。

経済成長を続けるベトナムにおいて最下層で暮らしながら子供を想い続ける両親に涙、涙である。

なぜに彼等はこんなに苦しまなくてはいけないのか、枯葉剤の影響の再認識と日本人のミーハー能天気ぶりを痛感させられる。

なんだかよくわからないが反省してしまう。

BS世界のドキュメンタリー <シリーズ ブラジル>part.2

そんなファベーラでサッカーに打ち込む少年達のドキュメンタリー。

貧しい国では国策で特定のスポーツだけに目を向けさせ、身近な社会問題から目を背けさせていると聞いた事があったが、正にそういう話。

ファベーラから抜け出すにはサッカーで成功するしかない。

サッカー学校卒業(18歳)に近付くにつれ、プロの見込みが絶たれた者から「あちら側」つまりギャングになっていく。

そんな中わずかなスカウトの可能性にかけて卒業を1年延ばしてもらった少年が最後まであがく。

仲間が全員「あちら側」に行ってしまっても尚がんばり続けたが、一向に結果が出ず次第に心を閉じていく。

あちらとこちらの境界線でぐらぐらしているところで終わる。
なんともやりきれない話。

「BS世界のドキュメンタリー」では<シリーズ〜〜>として一つのテーマにまつわる作品をいくつか集めて一週間位かけて放送する。

「悪魔が踊る街」は、<シリーズ ブラジル>からの1作。

人口1000万を越すリオデジャネイロにおいて20%の人が住むと言われるファベーラ(スラム的なもの)の実態を追った作品。

普通人が住まないような山の斜面などが不法占拠され、スラムを形成している。

リオのリゾート地からよく見える場所にドーンとバラックが並ぶ。

多摩川の土手なんかにあるスラムなんかとはわけが違っていて、完全に巨大な街が出来上がっている。
その街を麻薬売買を中心稼業にしているギャングが仕切っており、武装している。

街の入り口はバリケードが張られ、警察が時折武装して乗り込むが激しい銃撃戦となり、警察にも死者が出る。

ファベーラという言葉を恥ずかしながら知らなかったのだが、(正確には忘れていたようだ。)これほどまでに巨大な街がギャングによって支配され、行政が全く制御不能になっているなんて全くの驚きである。

シティオブゴッドってどうやらこのファベーラを舞台にしてたらしいんだが、こっちの作品の方が遥かに現実味があってインパクトがある。
(ファベーラという言葉とその成り立ちについて完全に忘れている程あちらの作品は単なるお話的だった。)

ギャングのボスは体中銃で撃たれて変形しており、この世のものとは思えない迫力。
あんなのに出会ったら一目散で逃げた方がいい。

南米は恐ろしいという偏見がさらに強まってしまった。

少年ボクサー


BS世界のドキュメンタリーにて視聴。

キューバの少年ボクサーの話。

スポ根は苦手なんだが、もっとさわやかで愛らしい雰囲気の作品だった。
キューバの国民性故なんだろう。

キューバにはボクシングアカデミーなるものがあって、子供の頃からボクシングに打ち込める環境がある。
ボクシングや野球など、小国なのに世界的にも強い選手が多いのはこういった背景があるからのようだ。

あんまり政治的なつっこんだ話は無かったが、国が無理矢理とかそういう嫌な感じはしなかった。

作品中、トレーナーは生徒達を自分の子供だと言う。

それなりに厳しい練習を課したり叱ったりもするが、日本の体育会系で見られるような超高圧的な態度とは違う。
より生徒達に近い関係であり、よき人生の先輩である。

そんなトレーナー、試合のメンバー発表の後、選考で落としてしまった少年達を思い、トイレで一人涙する。

教育者ならずとも一人の大人として皆が彼のように子供達を愛するべきである。

元気をもらった。

BS世界のドキュメンタリーにて視聴。
中米からアメリカに不法入国する少年少女を追った作品。

アメリカへの不法入国を試みる子どもたちが後を絶たない。

何千キロにも及ぶその旅の理由は、アメリカで働く親に会うため、金を稼ぐため、母親に捨てられたなど様々だ。

貨物列車に飛び乗り、乗り継ぎ、アメリカを目指す。
取り締まりも行なっているが、あまりの多さに追いつかない。

慈善団体は仕方なく死なないよう宿泊施設や食料や情報の提供をするのが精一杯。

団体の代表が移民達に対して
「メキシコは死への道です。そしてアメリカは死そのものです。」
と、列車からの落下、移民同士の暴力、砂漠地帯など、どれだけ危険な旅かを説明する。

「それでも行く者!」
と聞くと、全員が迷いも無く手を挙げる。。
代表はめげず、希望者に安全なルートと悪徳ブローカーに騙されない為の情報を与える。

将来は医者になりたいと言う9歳の少女。
明るく、いつも笑顔でとにかくかわいい。
アメリカにいるハズの母親の話を始めるとたまらくなって笑顔を歪め、涙を流す。

「望めば何にだってなれるよ。」

と代表が励まし送り出す。
虚しく、絶望的でありながらなぜか力みなぎるシーンに涙してしまう。

結局入国に成功するものは少なく、保護施設に送られたり、本国に戻されたりする。

9歳の少女は行方不明だ。

本国にもアメリカにも子供達の居場所は無い。

中米の経済発展が重要なのか、先進国の受け入れが重要なのか。
ボーダレスな対応とはいかにすべきか。
実に様々な事を考えさせられる傑作。

映画監督になりたい!


アフリカのストリートチルドレンが映画にのめりこみ、やがては一台のビデオカメラを手に入れて自分達で映画を作るというドキュメンタリー。

住む場所住む場所問題が起きて移り住み、あばら屋のブタ小屋に居候となる。
そこで女主人の手伝いをしながら映画への情熱を燃え上がらせていく。

金が無いから仲間の内二人だけ喫茶店に入り、店内の小さなテレビで映画を見るも、ウルサイ他の客と喧嘩になって追い出される。
大事にしていたウサギを他の居候に食われる。
シンナーにはまった仲間を追放するという苦渋の決断をする。(最終的には戻ってくる。)

そうこうしながらも、女主人にテレビとビデオデッキを借り、上映会のビジネスを始める。
すこしずつお金を貯め、やがて中古のビデオカメラを手に入れる。

彼らの環境は確かにヒドイものであるが、幾多の困難にも希望を忘れず乗り越えていく彼らのパワーと純粋さに心揺さぶられる。

同情よりも敬意とある種の羨ましさを感じ、果たして東京の子供達が彼らのように心豊かな生活を送れているだろうか?と考えさせられる。

リアル版しかも過酷なスタンドバイミー的であり、「貧しい事=不幸では決して無い」と改めて感じさせられる実にスバラシイ作品だった。

物が無いからとか、ありすぎるからとかそういう事ではなく、自由であるかどうか、そして本当の仲間がいるかどうか、単純にそこが重要なのかもしれない。


必要ない!

説明する前に結論を言ってしまったが、観ていて非常に憤慨させられた。
現代では様々な学習障害が認知されており、番組内では聞いた事のない症例がいくつも出てくる。
そしてその治療と称して精神安定剤などの薬を投薬するケースがアメリカでは増えているというショッキングな話。

障害と言っても「うまくいかないと怒る。」とか、「集中力が無い。」など、なんだかそこらへんにいくらでもいそうな子達である。
にも関わらず薬でどうにかしちゃおうってのがまあアメリカ的というかなんというか。。

何人かの子供に密着取材をする。

母親がシャワーを浴びなさいと言う。
昨日浴びたから嫌だと子供が言う。
今日は浴びてないのだから浴びなさいと母親が言う。
キレはじめる子供。
それでもシャワーを浴びろと母親。

後のインタビューで母親は「あの子はコントロールされるのが嫌なんです。」と言う。
そこまで分かってるんだったら何故コントロールしようとするのか。

日本の場合は何にでも干渉しがちだが、子供が強く反発すればそれを押さえ込めなくても「まったくウチの子は言う事聞かなくって。」と、割と曖昧な感じで管理している事が多いと思う。

それに対してアメリカでは日本よりも自立を重視した社会、教育を行っているが、親が管理する上で絶対譲らない線がはっきりしている傾向があるのかもしれない。

この親にとってシャワーを浴びさせるというのは親が必ずすべき事で、子供は絶対に従うべき事なのだろう。
どちらの場合も子供を過度にコントロールしようとすればより反抗的になり他人の言う事に耳を貸さなくなるのは当たり前に思える。

世界一の原子力発電大国フランスを中心に、放射性廃棄物がどのように扱われているかを丁寧に追った作品。

前編は核技術がどのような危険を与えてきたかを示す為に各地の放射能被害をレポートする。

アメリカでは原爆に使用するウランを濃縮する工場で汚染された水をそのまま川に流し、その後タンクに貯蔵するも漏れて未だに流出しているという。

旧ソ連ではチェルノブイリよりも前に原発事故が起こり、汚染された周辺地域に現在も人が住んでいる。

また、フランスでは再処理施設から放射性物質を含むガスが継続的に排出されており、周辺地域だけでなくヨーロッパ全土に影響を与えていると言う。

肝心の廃棄物は最近まで海に直接捨てられており、反対運動が活発となった結果なんとか今は禁止されている。

ただ、汚染されていると言っても、どの程度なのかあまりはっきりしない。測定値自体もあまり示さないし、健康被害の統計データも示さない。
放射能汚染は他の環境破壊と若干違っていて、目に見える汚染は無く、癌(病気)の発生確率が上昇する。」という被害が問題になるので、そういうデータは重要だと思う。

しかも調査機関がグリーンピースだったりして、ちょっと素直に驚けない。

もちろん問題が無いわけでは無いと思うが。

後編はいよいよ現在廃棄物がどのように扱われているかを追う。


前述の再処理施設ではわずか数%のみ再利用できる燃料として抽出されるだけで、残りは全てロシアに送られていた。
ロシアは財政難から廃棄物処理という役目を引き受け、更に数%だけ再利用可能燃料として抽出し、フランスに送り返す。
残り、つまり廃棄物の90%はなんとそのままとある地域にコンテナに詰めて野ざらしにされている。

担当者は平気な顔で「周りに誰も住んでいないから大丈夫」と言う。
その他の地域ではプールにて「とりあえず貯蔵」が一般的だ。

これは最終的にどのように処理するか決まるまでの暫定処理で、フランスの元環境大臣は「かつて将来処理技術が確立される事を見越して原子力エネルギーに踏み込んだが、40年たってもその目処は立たず、完全に行き詰っている。」と話す。

そしてフィンランドのオンカロと同じように地中奥深くに埋めてしまう計画が現在進行中との事。
これはオンカロと同じく「10万年も管理は不可能」「未来につけを回しているに過ぎない。」という指摘があり、抜本的な解決になってはいないという結論である。

オンカロの作品の時にも思ったのだが、原子力エネルギーは事故などの危険性よりも、廃棄物の問題の方がより重要な問題で、解決策が無いまま始めたのが最大の間違いだったんじゃないだろうか。

そうするとエネルギー需要が世界的に増え続ける中原発を短期間でストップし、代替発電に強引に一気に切り替えるのは結局同じ問題を抱えてしまう事になったりしないだろうか。

「今さら言ってもしょうがない」ではなく、しっかり過去を反省し、今後は何事も慎重に進めていくべきなんだと思う。

それにしてもエネルギー問題は八方塞で、少なくとも先進国には消費中心文化を見直す必要ありといつもの思いを新たにしました。

フィンランドの核廃棄物廃棄場「オンカロ」にまつわるドキュメンタリー。

現在もフィンランド内に廃棄所はあるのだが、10万年もの間放射線を出し続ける核廃棄物は、現在の廃棄所では未来の世代に負担をかけてしまう恐れがあるとして新しい施設建設に乗り出した


10万年もあれば、氷河期、災害、地殻変動など、何が起きても不思議ではい。
そこで一番何からも影響を受けなさそうな地域の地底奥深くを選んで建設中であるが、問題はむしろ人類だと言う。

人類が文明を持ってまだ数千年。

それを思えば10万年の間に文明がなくなる、後退する可能性は否定できない。仮に文明が維持、発達していたとしても、誰にも開けられないように固く閉ざしたとしても、かつて人類が同じように考えて入り口を塞いだであろうピラミッドと同じく、未来人によって暴かれてしまう可能性がある。

それを防ぐ為に、いくつもの警告を残すか、それが逆に好奇心を煽るとして人類から忘れ去らせる為に放置するのが良いとする意見が対立している。

実にSFチックで面白い話である。


決して原発反対のように作られている訳ではないのだが、この核廃棄物の事を思えば原発をエネルギー問題解消の一手と考えるのはどうでしょうかねという事になる。

現在他の国ではこのオンカロのように10万年規模で考えた廃棄所を持ってはいないだろう。
そういう意味ではフィンランドは進んでいる訳だ。

環境問題や持続可能社会という言葉が年々クローズアップされているが、10万年という年月を考えた時にはまったくナンセンスな話ばかりである。

つまり現在の行動が目先の事だけから数十年後までを考えるようになり、更に何百年後を考えるようになりといったようになっているだけという事なのだなという事に気付かされた。

このブログについて

仕事がうまくいっているのかいっていないのか分からないが、それなりに時間があるので、子供と遊んだりドキュメンタリー見たりしている。
見てるだけでは勿体無いので、アウトプットする事にした。
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