2011年07月14日
ファベーラの十字架 2010夏
BS世界のドキュメンタリー <シリーズ ブラジル>part.2
そんなファベーラでサッカーに打ち込む少年達のドキュメンタリー。
貧しい国では国策で特定のスポーツだけに目を向けさせ、身近な社会問題から目を背けさせていると聞いた事があったが、正にそういう話。
ファベーラから抜け出すにはサッカーで成功するしかない。
サッカー学校卒業(18歳)に近付くにつれ、プロの見込みが絶たれた者から「あちら側」つまりギャングになっていく。
そんな中わずかなスカウトの可能性にかけて卒業を1年延ばしてもらった少年が最後まであがく。
仲間が全員「あちら側」に行ってしまっても尚がんばり続けたが、一向に結果が出ず次第に心を閉じていく。
あちらとこちらの境界線でぐらぐらしているところで終わる。
なんともやりきれない話。
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