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冤罪から救出せよ

「無実プロジェクト」なるアメリカの民間団体が実際に冤罪を晴らしていくドキュメンタリー。

なんとなく内容が想像できたんだが、見始めたら引き込まれてしまった。

基本的には想像通り警察、検察のずさんな捜査を新たな証拠で覆して無罪を勝ち取るって話なんだが、リアルに何十年も投獄されていた人達が出てくる事で冤罪って本当こえなと改めて感じつつ、取調べの可視化は必須という思いを強めた。

更には死刑執行された後に無実が証明された例も飛び出し、「この事件を知って尚死刑制度に賛成する事はできない!」と語る政治家だかなんだかの人の言葉にうなずく限り。

作品中語られる「1人の冤罪を防ぐ為に10人の罪人を取り逃がす事になったとしても構わないという精神。」という言葉に説得力があり、安易な重罰化や死刑制度存続論は本当に改めるべきなのだ。

こういう事言うと、「無罪を主張してる人だけ死刑にしないで裁判続けたらいい。自白した人は少なくとも重罪、死刑でもいいだろ!」とか短絡的な事言う人いるけど、そんな制度にしたらほとんどの人が無罪を主張するのは目に見えている。

自白した方が裁判で有利の現状の方がまだ真実解明に近づける。

また、「明らかにこいつは悪党(例えば光市母子殺害事件の犯人)ってやつは死刑でいいだろ!」とかもっと低レベルな事言う人がいるけど、そんなもんどうやって判断するんだって話。

裁判でも事実解明は難しいのに、マスメディアからの情報だけで「こいつは悪党!」と判断しているようではあまりに稚拙。
更にはそんないい加減な民意によって量刑が左右される雰囲気がある現状は法治国家として未熟すぎるのだ。

「due process of law」、日本の憲法にも「何人も、法律の定める手続きによらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない」と存在する概念を小学生位からきっちり実践を通して学ぶべきなのだ。
   
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