2011年07月03日
この子に“心の薬”は必要か
必要ない!
説明する前に結論を言ってしまったが、観ていて非常に憤慨させられた。
現代では様々な学習障害が認知されており、番組内では聞いた事のない症例がいくつも出てくる。
そしてその治療と称して精神安定剤などの薬を投薬するケースがアメリカでは増えているというショッキングな話。
障害と言っても「うまくいかないと怒る。」とか、「集中力が無い。」など、なんだかそこらへんにいくらでもいそうな子達である。
にも関わらず薬でどうにかしちゃおうってのがまあアメリカ的というかなんというか。。
何人かの子供に密着取材をする。
母親がシャワーを浴びなさいと言う。
昨日浴びたから嫌だと子供が言う。
今日は浴びてないのだから浴びなさいと母親が言う。
キレはじめる子供。
それでもシャワーを浴びろと母親。
後のインタビューで母親は「あの子はコントロールされるのが嫌なんです。」と言う。
そこまで分かってるんだったら何故コントロールしようとするのか。
日本の場合は何にでも干渉しがちだが、子供が強く反発すればそれを押さえ込めなくても「まったくウチの子は言う事聞かなくって。」と、割と曖昧な感じで管理している事が多いと思う。
それに対してアメリカでは日本よりも自立を重視した社会、教育を行っているが、親が管理する上で絶対譲らない線がはっきりしている傾向があるのかもしれない。
この親にとってシャワーを浴びさせるというのは親が必ずすべき事で、子供は絶対に従うべき事なのだろう。
どちらの場合も子供を過度にコントロールしようとすればより反抗的になり他人の言う事に耳を貸さなくなるのは当たり前に思える。
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