髪を分けてみると「あれ
ここにも、こっちにも
」これから年末に掛けて白髪染めをされる方が増えます
年齢はもちろん、ストレスの影響で
若くても出て来る白髪
白髪がチラホラ目立ち始めるのは、
多くの場合30代くらいからです
カラーなどの対策が必要になるのは、
40代に入ってからという人が多いです
白髪は加齢と共に生じる自然な現象の１つです
まれに10代の頃から目立つ人も居ますが、
これは遺伝に関係する面が大きいです
40代あたりになると両極端になり、
白髪が多い人も居れば、1本も無い人も居ます
白髪は他の髪の悩みに比べて、
遺伝や体質に影響されるケースが多いように思います
もちろん生活習慣にも影響を受けます
なので、白髪が目立ち始める年齢や本数は、
本当に個人差があります
なので、焦ったり、
落ち込んだりする必要はありません
そもそも白髪はなぜ出て来るのでしょう
私達の髪はタンパク質で出来ています
タンパク質自体は本来色が無く、
毛根に存在するメラノサイトがメラニンを
髪に受け渡す事で、日本人の黒髪になります
年齢と共にメラノサイトの働きが低下して、
メラニンの産生量が減ります
黒髪が段々とグレーや黄色っぽく変化していくのは、
メラニンが十分産生されていないからです
時々一本の髪の中に、白い部分と黒い部分が
混在する物がありますがメラニンを作る働きが、
不安定になっていると考えられます
メラノサイトの働きが休止すると、
真っ白な髪に変化していきます
メラニンの生成が減る理由は女性ホルモンの減少や、
血流が滞って十分に栄養や酸素が行き渡らず、
細胞の機能が低下する為です
でも遺伝的な影響を含め、
実はまだよく分かっていない事が多いんです
仕事が大変だったり、悩み事があったりする時、
思わずつぶやきたくなる
「あ～、白髪増えそう
」という一言
確かにストレスを感じると免疫力が低下して、
あらゆる細胞の働きが低下するので、
メラニン生成も減少すると考えられます
ただし、一時的なストレスによる白髪の場合、
精神的に落ち着いて環境も安定して来ると、
また黒髪に戻る事もあります
ネコっ毛の人は年齢と共にボリューム低下や
薄毛に悩みやすく、逆に髪が硬くて量が多い人は、
白髪になりやすいイメージがありますが…
こんな質問を受ける事も多いので、
一般的に浸透している印象なのかもしれません
白髪は髪質とは関係ありません
ネコっ毛でも白髪に悩む人も居れば、
硬い髪質でも白髪が目立たない人も居ます
毛量が多くて硬い髪質の人は、
ネコっ毛の人に比べてボリューム感があるので、
まず薄毛になりにくい印象があります
また毛量が一定あると、白と黒とのコントラストで
白髪が目立ちやすい傾向があるかもしれません
ただ硬い髪が白髪になりやすいかと言うと、
そんな事はありません
“白髪を抜くと増える”というのも
よく耳にする話しですが、これも迷信です
抜くと白髪が増える事はありません
白髪の毛根はメラノサイトの働きが低下していて、
次に生えて来る毛も結局白髪である事が多いので、
“抜くと増える”というイメージがあるのかもしれません
でも増えないからと言って、むやみに抜くのは
です
毛根へのダメージや髪の成長サイクルに影響を与え、
新しい髪が生えて来なくなる可能性があります
眉を抜き過ぎると生えなくなるのと同じ原理です
白髪はほとんどが加齢によるものですが、
まれに病気が関係している場合もあります
急に白髪が増え、体調不良を感じる場合、
お医者さんはまず甲状腺を調べる事が多いと思います
甲状腺ホルモンは髪の成長を促す働きがあるので、
甲状腺疾患や極度の貧血の場合、
髪全体の質感が低下しやすく、細く抜けやすくなり、
白髪が増える原因になります
病気でなくても過労や睡眠不足、
極度のダイエットなども白髪の要因となります
髪や爪は死んだ細胞なので、
生命活動を優先する為に真っ先に
栄養が削られる部分だからです
白髪はもちろん、髪の質感が低下して来たら、
疲れや体調不良のサインかもしれません
残念ながら白髪は現在のところ、
根本的に解決する方法はありません
白髪を根元からカットするか染めるか｡｡｡
このいずれかの方法が、長い視点で見たら
髪や頭皮への負担が少なくて済みます
一時的なストレスでは無く、加齢や遺伝が原因の白髪の場合、
元通りの黒髪に戻すのは非常に難しいです
だからこそ白髪は増える前の予防が大切です
白髪に関しては日々研究が進んでいるので、
今後新たな発見があると思います
まずは食事や睡眠など生活習慣をぜひ見直してみて下さい
規則正しい生活
バランスの良い食事冷えも良くないので頭皮マッサージで
血流を促進させる事もおすすめです
そして、ストレスを上手に発散して白髪を防ぎましょう
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