まずは、昨日書ききれなかったが、ソフトボールである。13年越しで連覇を果たすなど考えられない。しかも前回と同じ上野選手がピッチャーとして大活躍して勝利を勝ち取るなど、精神力以外の何物でもない。このゲームを見て涙しなかった人は、きっといないだろう。前回監督であった宇津木さんが解説をしているのも胸を打った。つむがれてきた年月の歴史が、ドラマに厚みを増していた。30代後半になっても、あのスタミナと球威を維持している上野選手は本当にすごかった。
(西日本スポーツ)
さらにその一日前には、水谷隼/伊藤美誠のによる男女混合ペアが、中国ペアを下して、日本卓球界史上初の五輪金メダルを獲得した。これもまた、見ているこちらも、思わず立ち上がり声を出すようなドラマであった。
そして、競泳のニュースター、大橋悠依が二冠を達成という快挙!今日の 200m個人メドレーでも、金メダルを獲得した。400mでは涙の勝利だったが、今日はリラックスした表情が魅力的で、400mでの金メダルが、心のゆとりを生み出し2つ目の成果につながったのだろうと思わせるものだった。
さらに、メダルラッシュの続く柔道でも、男子81キロ級では、前回銅メダルの永瀬貴規が、日本男子4日連続の金メダルを獲得し、女子70キロ級の新井千鶴が16分の激闘を制して金メダルを手にした。
重量挙げ女子59キロ級では、2大会連続出場の安藤美希子が、足を痛めながらも、最後のトライで銅メダルを獲得したシーンは、胸を打った。
アーチェリーのことも書きたかったのだが、もういっぱいいっぱいになってしまった。でも、最後の10点を射貫いた精神力は、本当に素晴らしかった。
これまで書いたメダルラッシュは、もちろん日々の鍛錬の賜物だが、まさに精神の力を見せてくれたものであった。開催国でのオリンピック競技は、時に、こころの力を解放してくれるものなのかもしれない。
一方で、「オリンピックの魔物」と言われることもある。この投稿を書いている間に、なんとバドミントンの桃田が敗退!というニュースが入った。卓球の石川佳純も準々決勝で敗退したようだ。昨日は、大坂なおみも負けてしまった。競泳の瀬戸選手も、今日は辛くも予選を通過したが、初戦は、無念の予選落ちになった。
しかし、もしかするとこれらもまた、こころの力の結果なのかもしれない。
ともあれ、やはり、オリンピックという世界最大のスポーツの祭典における超一流のスポーツマンたちの活躍は、コロナ禍の鬱屈を吹き飛ばし、勝っても負けても、本当に素晴らしい感動を与えてくれる。
頑張れ、ニッポン!頑張れ、世界中のオリンピアン!
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