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2021年06月19日

昭和は遠くなりにけり

数日前、小林亜星さんの訃報を知り、デビュー曲といえるレナウン娘〜から、「この木なんの木、気になる木〜」というCMソングとか、魔法使いサリーの主題歌とか、あらためて、我々世代の人生を彩ってきた数多くの楽曲を作ってこられたんだなあ、としみじみしていた。
210619小林亜星kobayashiasei.png

小林亜星さんは、大学の先輩でもあるが、在学中も、卒業後も、残念ながらご縁はなかった。音楽クラブで音楽にのめりこんで、結果それが作曲家という職業になった。
たいへん僭越ながら、私も大学時代、ポピュラー音楽クラブに所属していた。同じクラブの先輩や後輩には、レコード会社など音楽業界に進み、有名アーティストのディレクターをやったものも数人いる。私もマスコミ業界の端っこで社会人として働いてきたから、亜星先輩のお仲間といえるかもしれないと密かに思っていた。

それから数日、今度は、寺内タケシさんの訃報である。
210619寺内タケシ訃報.jpg

名前を聞いただけで、顔面神経痛?(たぶん)で、いつもまばたきをしていた様子と、めちゃくちゃ早弾きのスーパーギターテクニックで演奏する姿が目に浮かぶ。ギターなどを弾いてみたいと思ったいくつかのきっかけのひとつは、寺内さんだったと思う。
当時、寺内さんのエレキギタープレイは、強烈なインパクトがあった。

筒美京平さんが亡くなったり、昭和の音楽史を彩ってきた才能豊かな人たちがこのところ、鬼籍に入られている。
私もいつの間にか、70歳が視野に入ってくる年になった。70歳などというのは、はるか遠い景色であった。20代や30代の頃は、70代の人は、もう人生あがりの年と思っていた。しかし、その年回りが近づいてみると、なんのことはない、外見は年寄りになったが、中身は若造の頃と大差ない。実は今だに女性が大好きだし(笑)。

人はいつか死ぬ。どのような死を迎えるかは、どんな大金持ちでも選ぶことはできない。
その日を迎える時まで、まじめに一生懸命生きるしかない。最近、そう思う。
ああ、思えば昭和は遠くなったものだ。
#寺内タケシ #小林亜星

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