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2016年04月04日

ユーロとポンド

先週末の雑感で、ユーロドル(EUR/USD)が「ズルズルと下げるようなら、何となくイメージが掴めてきた感じがする。」と書いた。

途中まではイメージどおりだったが、午後からおかしくなってきた。ユーロドルとポンドドル(GBP/USD)が正反対の動きを始めたのだ。ポンドドルが二日間のサポートを割れて下落し始めたのに対し、ユーロドルはその日の安値をサポートに切り返し反転上昇を開始。結果としてユーロポンド(EUR/GBP)が新高値を更新して急伸した。その後さすがのユーロドルもいったん急落したものの、さらにまた切り返してくる始末。

筆者の頭の中では、ユーロドルの「最初の反転上昇と急落」がポンドドルに歩調を合わせた「(緩やかな)下落」になると思っていた。つまり「最初の反転上昇」が余計だったのだ。「投機筋を振り落とす動き」だったと後講釈はいくらでもたれることはできるが、そんなことをしても何の意味もない。

ユーロとポンドは同じ欧州通貨として中期的には緩やかな連動性を保持するが、短期的には違った動きをすることもある。ということを頭の中で理解しているつもりでも、実際真逆の動きをし始めると正直「ウソでしょ!?」と思ってしまう自分がいる。まだ本当の意味で理解していないようだ。

片方が動いて片方が動かない、というのは比較的納得しやすいのだが、一方が上がって一方が下がるという事態はどうも素直に身体に入ってこない。以前にもこういうシチュエーションがあったのだが、その時も思考が停止してしまった。

このあたりもクリアしておかないと次のステージには行けないようだ。


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