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2019年12月20日
大腸CTアカデミア 急性虫垂炎の診断に経口造影剤服用を用いたら診断が遅れないか!?
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第59回消化器がん検診学会総会
2020年6月5日(金)- 7日(日)
会場 福岡国際会議場
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PubMedから、今日のつぶやき − 631 −
Tang SJ, et al. Positive Oral Contrast Solution at MDCT for Suspected Acute Appendicitis in Adults: Rate of Appendiceal Luminal Filling of Normal and Inflamed Appendixes. AJR Am J Roentgenol. 2019 Sep 4:1-7. doi: 10.2214/AJR.18.21019. [Epub ahead of print]
それでは、論文
「急性虫垂炎を疑った場合の経口造影剤服用によるCT画像:正常虫垂と炎症性虫垂炎における虫垂管腔内への造影剤流入率に関する検討」
のご紹介です。
それでは考察のポイントの続きです。
【考察】
急性虫垂炎の診断に経口造影剤服用を用いる場合に良く上げられる懸念として、
盲腸まで造影剤を到達させるために時間を要すること、
そしてそれが診断や外科治療開始を遅延するのではないかということである。
けれども、成人あるいは小児に対する虫垂炎外科治療に関する研究報告から、
外科治療前の短時間の治療の遅延(24時間未満)は、合併症リスクを上げないとされている。
いくつかの研究報告から、経口造影剤服用を省略することが入院期間の短縮につながることを示唆されている。
しかし、報告された時間差(97-124分)は、経口造影剤服用のみに起因する時間よりも長く矛盾する。
これはつまり、造影剤服用以外の要因が遅延につながっている可能性がある。
最近の研究からは、造影剤服用に伴う入院時間の差は32分に過ぎないとも報告されている。
救急現場では患者の効率的に治療しなければならいが、この差が標準的治療に影響する主因とはならないだろう。
(感想)
このあたりが臨床的に一番気になっていたことです。
造影剤服用の手間暇、これが診断や治療を遅らせないか、臨床現場・スタッフや患者に理解が得られるかという点です。
今回の内容をきちんと説明し、虫垂炎診断の精度向上につながるのであれば、理解を得られるように感じました。
それでは、また
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31483140
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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・仲間と意見を交換できる。
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(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
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ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
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読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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