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2017年10月24日
アメリカの医療費はなぜ高い!? ニューヨークタイムズの記事から
PubMedから、今日のつぶやき − 98 −
The $2.7 Trillion Medical Bill
こんにちは。
それでは、ニューヨークタイムズの2013年の記事の続きを読んでいきましょう。
ヤパレータさんの給与はあがらないのに、保険料は上昇しています。
最近では、ハリケーンサンディが上陸した際に負った怪我の治療に対して、
理学療法を受けることを断念しました。
自己負担額が高かったからです。
また、娘の皮膚科受診で出された処方が130ドルもしたので、
これを拒否しました。
「高すぎるわ。保険に入っているのに。
効果が落ちても構わないから、もう少し安い薬にしてちょうだい」と。
ヤパレータさんは雇用主(会社)とあわせて、
家族分の保険プランに年間35,000ドル(約385万円)を
保険料として支払っています。
この額は他の国々より高い相場です。
家族構成はマーケティングコンサルタントをしている夫と3人の子供で、
皆これといった病気はありません。
ヤパレータさんのようにアメリカ人の多くは、
医療の受診機会をなるべく少なくする傾向にあります。
他の先進国に比べて、アメリカ国民は通院回数や
入院回数が少ないのです。
日本人は、より多くのCT撮影を行っています。
(うーん、CT撮影回数が多いことは必ずしも良いことでもないような。
日本は逆に入院期間が長すぎると問題になって、
短縮を図るようになりましたしね)
ドイツ人、スイス人、そしてイギリス人は股関節置換術を受ける機会がより多いです。
アメリカは他の先進国に比べて人口構成が若く、禁煙率も高いのにですよ。
まあ、肥満の割合が多いということはありますが。
(このあたりの記事内容はジャーナリスト目線という感はありますね)
長くなってきたので今日はこの辺にしますね。
まだ続きます〜〜
「括弧()の中」が自分のコメントです。
それでは、また。
ご注意)必ずしも記事の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
原文
http://www.nytimes.com/2013/06/02/health/colonoscopies-explain-why-us-leads-the-world-in-health-expenditures.html?pagewanted=all
★★重大ニュース!!━━━━━━━━━━━━━━━
日本消化器がん検診学会とGAIAの共催で実施した
「大腸CT検査の実態全国調査【臨床研究 GAIA-03】」
が放射線領域の代表的なジャーナル
「European Radiology(2016 Impact Factor: 3.967)」
に掲載されました!!
https://link.springer.com/article/10.1007/s00330-017-4920-y
PubMedにも掲載済みですよ
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28674967
委員の先生方に大変」ご尽力いただきました。
ご協力いただいた施設の医師や技師の皆様にも感謝です!
皆さま、本当にありがとうございました!!
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大腸CT検査のポイント集
毎日のつぶやきを経て増えていきますね。
<適応>
・閉塞性大腸がんに対して大腸CT検査は有用だが、手技に工夫が必要。
・完全閉塞症例には「PET/CT colonography」。
・内視鏡の検査待ちの日数を減らす役割もあり。
<検診>
・検診目的の大腸CT検査が保険でカバーされることで
大腸CT検査による検診受診率は735%増加した。
・検診目的の大腸CT検査が保険でカバーされることで
大腸内視鏡検査による検診受診率は38%増加した。
・腸管外病変診断による利益・不利益バランスには注意が必要。
<腸管前処置>
・内視鏡後にガストログラフィン30mLを服用したら約4時間後に大腸CT検査をしよう。
・自動送気装置の使用は穿孔頻度を下げる。
<腸管拡張>
・右側臥位は最適な腸管拡張を得るためのベストポジションである。
・炭酸ガス自動送気装置は良好な腸管拡張を得るのに有用である。
・ブスコパンは腸管拡張の改善に寄与しない。
・自動送気装置の使用は穿孔頻度を下げる。
<読影>
・読影の飛ばしすぎは読影精度を下げるので要注意。
・トレーニングを積めば、都市部の病院でなくとも高い精度の検査が可能。
・検診目的の大腸CT検査は有症状者に対する大腸CT検査よりも、病変をみつけづらく読影には注意が必要。
<診断>
・C-RADSにおけるC1の5-10年の検査間隔は妥当
・大腸CT検査の中間期癌の頻度は非常に低い(0.1%、2/1429)
・便潜血陽性後から内視鏡を受けるまでの期間が10ヶ月以上になると大腸がん全般・進行がんのリスクが高まる。
<受診者の受容性>
・患者さんの苦痛度は炭酸ガス自動送気装置の使用やブスコパンの使用は影響しない。
<偶発症>
・閉塞性大腸がんでは穿孔のリスクが高くなるので注意しましょう。
・術前検査目的の大腸CT検査の穿孔率は0.028%。
・検診目的の大腸CT検査の穿孔率は0.003%。
・精検目的の大腸CT検査の穿孔率は0.014%。
・穿孔率は術前検査目的に比べて検診目的で有意に低い。
・穿孔症例の81%では外科治療が不要。
・自動送気装置の使用は穿孔のリスクを低減する。
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http://www.mag2.com/m/0001679515.html
日本の大腸CT検査の知識のボトムアップを狙っています。
最新の世界の知識を身につけることで、患者さんに還元するのはもちろんですが、きっと新しい研究の芽も生まれると信じています。
皆でパワーアップしていきたいですね!!
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