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2017年09月13日
大腸CT検査の全国調査をしようと思い立った!!
おはようございます!
2018年3月11(日)に金沢で「第12回消化管先進画像診断研究会 (GAIA) 」
が開催されます。
取り上げてほしい企画がありましたら、お気軽にご連絡下さい〜
PubMedから、今日のつぶやき − 71 −
Nagata K, et al. Adverse events during CT colonography for screening, diagnosis and preoperative staging of colorectal cancer: a Japanese national survey. Eur Radiol. 2017 Jul 3. doi: 10.1007/s00330-017-4920-y. [Epub ahead of print]
さて、いよいよ日本の状況です。
各国の全国調査の論文を読んできて、ふと思いました。
はて、日本は??
日本の状況が全く分かっていないじゃないか〜〜〜
最後にご紹介した論文が、
システマティックレビューで発行年が2014年です。
日本の全国調査をしようと思い立って
研究プロトコルのバージョン1を書いた日付を調べてみました。
2014年4月30日となっています。
記憶が定かでないのですが、システマティックレビューを読んで
日本でもやらねばと思ったのかもしれません。
気になりだしました。
システマティックレビュー Eur Radiol 2014;24(7):1487-96.
は7月号に掲載ですが、電子版は?
あら、2014年5月10日でした〜
プロトコルの第1号を書いたのより後でした。
前年に出版されたイタリアの論文に影響を受けたのかもしれませんね。
計画をしてから、プロトコルを18回書き直しています
(バージョン18までありました)。
最初は研究会GAIA(消化管先進画像診断研究会)単独
で実施しようと考えていましたが、
全国調査を行う上では、学会との共催が必須と考えました。
研究会の世話人の先生方のご賛同を頂いて、
日本消化器がん検診学会にお願いをしたところ、
快く共催の同意を頂きました!
アンケートの収集方法は、
海外で実施されているオンラインサーベイを活用しました。
今ではだいぶ有名になっている「サーベイモンキー」です。
開始当時は日本語版がなかったような〜〜
これは便利ですよ!
是非、ご活用されてみてください。
本全国調査には多数の設問の設定が必要で、
かつ収集数も多かったため有料版で行っています。
このあたりの作業は第2著者である
北海道の高林先生の御尽力が大きかったですね。
改めまして、ありがとうございました!!
さて、最終プロトコルには下記のように記載されています。
1.6. 予定登録数と研究期間
1) 予定登録数: 全国200施設以上、4万件以上の検査件数を目標とする。
2) 研究期間:アンケート実施を2015年12月-2016年2月(締め切り2月末日)として
、2016年度中の英文誌投稿を目指す。
1.7. 結果の公表
1) 研究結果の発表
主たる公表論文は最終解析終了後にScientific Reports (IF: 5.1), Journal of Gastroenterology (IF: 4.5), Eur Radiol (IF: 4.0), Plos One (IF: 3.5), World Journal of Gastroenterology (IF: 2.3)等の専門英文学術誌に投稿する。
いよいよアンケートの依頼とデータ収集を開始しました。
結果やいかに〜〜
続きます。
それでは、また。
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28674967
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研究班ホームページにアップされました。
精密検査に大腸CT検査が明記されるようになりましたよ!
http://canscreen.ncc.go.jp/pdf/3/yoshiki4_daicho.pdf
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大腸CT検査のポイント集
毎日のつぶやきを経て増えていきますね。
<適応>
・閉塞性大腸がんに対して大腸CT検査は有用だが、手技に工夫が必要。
・完全閉塞症例には「PET/CT colonography」。
・内視鏡の検査待ちの日数を減らす役割もあり。
<腸管前処置>
・内視鏡後にガストログラフィン30mLを服用したら約4時間後に大腸CT検査をしよう。
・自動送気装置の使用は穿孔頻度を下げる。
<腸管拡張>
・右側臥位は最適な腸管拡張を得るためのベストポジションである。
・炭酸ガス自動送気装置は良好な腸管拡張を得るのに有用である。
・ブスコパンは腸管拡張の改善に寄与しない。
・自動送気装置の使用は穿孔頻度を下げる。
<読影>
・読影の飛ばしすぎは読影精度を下げるので要注意。
・トレーニングを積めば、都市部の病院でなくとも高い精度の検査が可能。
・検診目的の大腸CT検査は有症状者に対する大腸CT検査よりも、病変をみつけづらく読影には注意が必要。
<診断>
・C-RADSにおけるC1の5-10年の検査間隔は妥当
・大腸CT検査の中間期癌の頻度は非常に低い(0.1%、2/1429)
・便潜血陽性後から内視鏡を受けるまでの期間が10ヶ月以上になると大腸がん全般・進行がんのリスクが高まる。
<受診者の受容性>
・患者さんの苦痛度は炭酸ガス自動送気装置の使用やブスコパンの使用は影響しない。
<偶発症>
・閉塞性大腸がんでは穿孔のリスクが高くなるので注意しましょう。
・術前検査目的の大腸CT検査の穿孔率は0.028%。
・検診目的の大腸CT検査の穿孔率は0.003%。
・精検目的の大腸CT検査の穿孔率は0.014%。
・穿孔率は術前検査目的に比べて検診目的で有意に低い。
・穿孔症例の81%では外科治療が不要。
・自動送気装置の使用は穿孔のリスクを低減する。
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トレーニングのレポートの受付と解答送付は今年一杯までとさせていただきます。
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1) 予定登録数: 全国200施設以上、4万件以上の検査件数を目標とする。
2) 研究期間:アンケート実施を2015年12月-2016年2月(締め切り2月末日)として
、2016年度中の英文誌投稿を目指す。
1.7. 結果の公表
1) 研究結果の発表
主たる公表論文は最終解析終了後にScientific Reports (IF: 5.1), Journal of Gastroenterology (IF: 4.5), Eur Radiol (IF: 4.0), Plos One (IF: 3.5), World Journal of Gastroenterology (IF: 2.3)等の専門英文学術誌に投稿する。
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原文
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<読影>
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<偶発症>
・閉塞性大腸がんでは穿孔のリスクが高くなるので注意しましょう。
・術前検査目的の大腸CT検査の穿孔率は0.028%。
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