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2019年11月21日

大腸CTアカデミア 内視鏡ができなかった症例に対して同日に行う大腸CT検査 ガストログラフインの指示は!?


☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
第59回消化器がん検診学会総会
2020年6月5日(金)- 7日(日)
会場 福岡国際会議場

演題登録がはじまりました!!

パネルディスカッション2
「これから求められる大腸CT検査 −放射線医、消化器科医、技師の役割からみた現状と課題-」
または
大腸CT検査に関する一般演題応募を
お待ち申し上げます!!

大腸CT検査技師認定を受けるために
大腸CT検査教育研修会の出席が必須ですよ!
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PubMedから、今日のつぶやき − 610 −

Saluja S, et al. Optimal timing for faecal tagging in same day CT colonography for patients with failed colonoscopy. Radiography (Lond). 2017;23(2):e47-e49.


おはようございます!



それでは、論文
「内視鏡挿入不能例における同日大腸CT検査において良好なタギングを行うための検査タイミング」のご紹介です。


【背景】
内視鏡ができなかった症例に対して同日に行う大腸CT検査では、追加の腸管洗浄剤は避けるよう考慮されなければならない(追加の前処置は最低限に心掛けなければならない)。

われわれの施設では、同日の大腸CT検査をおこなう場合には、ガストログラフインを30mL服用するよう指示している。

患者にヨードアレルギーがある場合には、同量のバリウムを服用する指示としている。

大腸CT検査において、腸管を精度高く観察するためのタギングは必須である。

それは、大腸内残渣と病変を鑑別するためである。

(感想)
未知の病変を検出する目的では、基本タギングは必須です。

内視鏡で残渣が十分に吸引できている、術前の主病変の位置の同定、血管造影を行う場合(CT値の差がむしろ縮んでしまうから)は不要ですが、これらの状況以外では基本的にタギングはしたほうがいいと思います。


それでは、また。

原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28390559


ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。







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2017年の春から予告しておりましたように、
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2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。


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読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。





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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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