2019年06月20日
大腸CTアカデミア 大腸CT検査の一日の適切な件数は!?
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PubMedから、今日のつぶやき − 507 −
Obaro AE, et al. Computed tomographic colonography: how many and how fast should radiologists report? Eur Radiol. 2019 Apr 8. doi: 10.1007/s00330-019-06175-y. [Epub ahead of print]
今回から新しい論文
「大腸CT検査は、どのくらいの症例数を読んで
どのくらいの速さで報告すべきか?」のご紹介です。
なかなか興味深いタイトルです。
実臨床では特に気になる内容です。
大腸CT検査の一日の枠というのは
まだ施設によってばらつきが大きいと思います。
一方、消化管内視鏡検査であれば
だいたいこの程度という枠ができてますよね。
例えば、一人あたり上部内視鏡検査であれば午前中に9-12件程度
下部内視鏡であれば6件前後など。
施設の事情により多少の違いがあっても
大きく違うということはないように感じます。
ですが、大腸CT検査であれば本当にバラバラです。
理由として
・そもそも大腸CT検査の需要にばらつきがある
・CT装置の枠の関係で他検査とのバランス
・腸管前処置のコントロール可能数
・読影のキャパシティ
などなどが影響しているのでしょうか。
いかがでしょう。
今回の論文はこのあたりの疑問解決のヒントになるかもしれませんね。
ロンドンの2つの病院
University College London Hospital
St Mark's Hospital
からの報告です。
話が横にそれますが、
University College London Hospitalのウェブサイトを
見ていたら、以前ご紹介したような電子端末で
患者さんや家族が自身の情報にアクセスできるシステムを
今年の3月31日から導入したようですね。
https://www.uclh.nhs.uk/aboutus/NewDev/EHRS/Pages/EHRS.aspx
https://www.uclh.nhs.uk/aboutus/NewDev/EHRS/Pages/Newtechnology.aspx
前置きが長くなってしまったので、
今日はこのあたりにしたいと思います。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30963278
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
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(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
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ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
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本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
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などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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