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2020年05月19日

大腸CTアカデミア 回盲弁とと腫瘤の鑑別は難しいこともある!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
第59回日本消化器がん検診学会総会延期および会場変更について
2020年6月5日(金)- 7日(日)の開催を予定しておりましたが、
会場および開催日時を下記のごとく延期し開催することになりました。
日程:令和2年9月30日(水)〜10月1日(木)
場所:九州大学医学部 百年講堂
開催に関する新しいご案内

第1回大腸CT検査教育研修会、大腸CT検査実践トレーニングは、Web配信の予定です。
受講の追加募集を検討しており、詳細決まり次第またお知らせいたします。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆






PubMedから、今日のつぶやき − 726 −


Schonberger M, et al. Pearls and Pitfalls of Interpretation in CT Colonography. Can Assoc Radiol J. 2020 Jan 24:846537119892881. doi: 10.1177/0846537119892881. [Epub ahead of print]



おはようございます!

それでは、論文
「大腸CT検査におけるコツとピットフォール」
のご紹介です。

【解剖学的構造に伴うコツとピットフォール】
盲腸
盲腸では、回盲弁と腫瘤の鑑別が重要である。

回盲弁は、腫瘤によく類似しており、3次元の内視鏡類似像では、細いスリットのような構造を呈したり、大きな腫瘤状の塊を呈したり、あるいはほとんど隆起もなく観察しづらい場合もある。

見え方はその頻度別に3つに分類される。

スリットとして観察される唇型が78%、ドーム様を呈する乳頭型が21%、および唇内に脂肪を含んだ隆起を示す脂肪腫型が3%である。

脂肪腫型および乳頭状回盲弁は腫瘍上に類似することがあり、病変との鑑別が必要となる。

(感想)
回盲弁は大腸の解剖学的ピットフォールの一つです。

回盲弁上に真の病変が乗っている場合など、その鑑別は高度な診断能力が求められます。


それでは、また。


原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/32063002


ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。


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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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