2018年12月17日
大腸CTアカデミア 大腸CT検査において腹臥位撮影は腸管拡張および受容性の観点から最も適していない体位だよ
PubMedから、今日のつぶやき − 387 −
Takahashi N, et al. Colonic distention and patient acceptance of CT colonography: supine/prone vs left/right lateral scanning. Br J Radiol. 2018 Sep 21:20180538. doi: 10.1259/bjr.20180538. [Epub ahead of print]
大腸CTアカデミア
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それでは、論文
「大腸CT検査における腸管拡張と患者の受容性評価:
背臥位・腹臥位 vs. 左右側臥位」のご紹介です。
【考察】
Gryspeerdtらは、左側臥位によって
呼吸によるアーチファクトが減少すること、
そして、横行結腸の拡張も腹臥位に比べてよいと
報告をした。
ただ、この研究はシングルCTで撮影されたため
アーチファクトが出やすかったと考えられる。
現在では、大腸CT検査は16列以上のCT装置の使用が推奨されており
本研究では64列CTで撮影されたこともあり、
呼吸によるアーチファクトは何れの群でも認めなった。
ピッカード研究、Gryspeerdt研究、そしてわれわれの研究から言えることは、
大腸CT検査において腹臥位撮影は、
腸管拡張および受容性の観点から最も適していない体位と言える。
従って、腹臥位撮影は他の体位での撮影に変えるべきである。
(感想)
皆さんはいかがお考えになりますか?
ご自身のご経験からいかがでしょうか?
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30209958
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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