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2018年12月14日

大腸CTアカデミア 、大腸CT検査では左右側臥位が基本体位となりえる!?







PubMedから、今日のつぶやき − 386 −


Takahashi N, et al. Colonic distention and patient acceptance of CT colonography: supine/prone vs left/right lateral scanning. Br J Radiol. 2018 Sep 21:20180538. doi: 10.1259/bjr.20180538. [Epub ahead of print]



クイズについて、「やるべきこと」の4種類について

ToDoリスト的には
1 重要度の高いもの かつ 緊急性の高いこと
が最も需要なことになると思います。

ですが、自分のステージをあげる・成長するために最も重要なことは
2 重要度の高いもの でも 緊急性の低いこと
になると思います。

それができたらいいよね、成長するよね、
でも目の前に需要度の高い低いに関係なく緊急性の高いやるべきことが
あると、今忙しいからなかなかできない
となります。

ステージを上げるためにも自戒を込めて
2 重要度の高いもの でも 緊急性の低いこと
に取り組んでいこうと思います。


それでは、論文
「大腸CT検査における腸管拡張と患者の受容性評価:
 背臥位・腹臥位 vs. 左右側臥位」のご紹介です。

【考察】
今回の研究で、右側臥位(右下)が腸管拡張
および受診者の受容性の良い体位であることが判明した。

したがって、大腸CT検査では左右側臥位を
基本体位とすることも検討に値するだろう。

われわれの研究と同様に、ピッカードらの研究でも
右側臥位は良好な腸管拡張を得ることができ、
どくにS状結腸の拡張が改善することを報告している。

しかしながら、このピッカードらの研究はシングルアーム
デザインの研究であることに限界がある。
つまり、この研究では背臥位・腹臥位で撮影を行い
2体位ともに拡張が不良であった症例に対してのみ
追加で右側臥位の撮影を行ったのである。
これは選択バイアスになりえる。

(感想)
ピッカードの研究では上記のような
リミテーションがあったのですが、
それでも同じような着眼点を持っていたことを
嬉しく思いました。


それでは、また。

原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30209958



ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。






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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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