2018年12月12日
大腸CTアカデミア S状結腸憩室の有無は大腸全体の腸管拡張の程度に影響しない!?
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
第58回日本消化器がん検診学会総会が
川崎医科大学総合医療センター健康管理学
教授 鎌田 智有先生の会長のもと
2019年6月7ー8日に岡山で開催されます!
パネルディスカッション3
新しい対策型大腸がん検診精密検査法としての
大腸CT検査の現状と課題
が議論されます。司会は野崎先生と松本先生です。
演題募集中(12月20日(木)まで)です!
ナガイチは教育講演2で
科学的根拠に基づいた大腸CT診断をおこなうために
のお話をさせていただきます。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 384 −
Takahashi N, et al. Colonic distention and patient acceptance of CT colonography: supine/prone vs left/right lateral scanning. Br J Radiol. 2018 Sep 21:20180538. doi: 10.1259/bjr.20180538. [Epub ahead of print]
おはようございます!
突然ですが「やるべきこと」は4種類に分けられます。
1 重要度の高いもの かつ 緊急性の高いこと
2 重要度の高いもの でも 緊急性の低いこと
3 重要度の低いもの でも 緊急性の高いこと
4 重要度の低いもの かつ 緊急性の低いこと
さて、大切なことはどれでしょう?
クイズです。
解説はまた明日〜
それでは、論文
「大腸CT検査における腸管拡張と患者の受容性評価:
背臥位・腹臥位 vs. 左右側臥位」のご紹介です。
【結果】
S状結腸の憩室の存在の有無は両群ともに
S状結腸の拡張の程度の影響しなかった。
良好に拡張したS状結腸の割合は
背・腹臥位:憩室ありで76.9%、憩室なしで79.0%
左右側臥位:憩室ありで94.1%、憩室なしで92.7%
と憩室の有無では各群ともに有意差を認めなかった。
さらにS状結腸憩室の有無は
大腸全体の腸管拡張の程度にも影響していなかった。
(感想)
この結果は意外でした。
憩室の有無よりも体位の方が腸管拡張に影響するんですね。
憩室も多少影響するものと思っていました。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30209958
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
◆ラインコミュニティ「CTC Academy」の参加募集◆
メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
【98名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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S状結腸の拡張の程度の影響しなかった。
良好に拡張したS状結腸の割合は
背・腹臥位:憩室ありで76.9%、憩室なしで79.0%
左右側臥位:憩室ありで94.1%、憩室なしで92.7%
と憩室の有無では各群ともに有意差を認めなかった。
さらにS状結腸憩室の有無は
大腸全体の腸管拡張の程度にも影響していなかった。
(感想)
この結果は意外でした。
憩室の有無よりも体位の方が腸管拡張に影響するんですね。
憩室も多少影響するものと思っていました。
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原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30209958
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