2018年12月11日
大腸CTアカデミア 最適な体位の組み合わせは!?
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
第58回日本消化器がん検診学会総会が
川崎医科大学総合医療センター健康管理学
教授 鎌田 智有先生の会長のもと
2019年6月7ー8日に岡山で開催されます!
パネルディスカッション3
新しい対策型大腸がん検診精密検査法としての
大腸CT検査の現状と課題
が議論されます。司会は野崎先生と松本先生です。
演題募集中(12月20日(木)まで)です!
ナガイチは教育講演2で
科学的根拠に基づいた大腸CT診断をおこなうために
のお話をさせていただきます。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 383 −
Takahashi N, et al. Colonic distention and patient acceptance of CT colonography: supine/prone vs left/right lateral scanning. Br J Radiol. 2018 Sep 21:20180538. doi: 10.1259/bjr.20180538. [Epub ahead of print]
それでは、論文
「大腸CT検査における腸管拡張と患者の受容性評価:
背臥位・腹臥位 vs. 左右側臥位」のご紹介です。
【結果】
体位別に、適切に拡張した腸管(3点以上)の
割合をTable2に示す。
(ラインコミュニティ限定で配信しました)
右側臥位では適切な腸管拡張の割合は89.5%で
他の体位に比べて多かった。
2体位で少なくともどちらかの体位で良好な腸管拡張が得られたのは
左右側臥位が95.6%であったのに対して
背・腹臥位では90.7%に過ぎず有意差を認めた。
Fig 3.は背・腹臥位(白バー)と左右側臥位(黒バー)における
腸管区分別にみた良好な腸管拡張が得られた割合を示す。
(ラインコミュニティ限定で配信しました)
左右側臥位は背・腹臥位は次の区分で有意に良好な拡張であった。
S状結腸 92.9% vs 78.5%
下行結腸 91.2% vs77.6%
盲腸、上行結腸、横行結腸、および直腸では
良好な腸管拡張の割合に差を認めなった。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30209958
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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メリット
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・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
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【97名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
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ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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左右側臥位が95.6%であったのに対して
背・腹臥位では90.7%に過ぎず有意差を認めた。
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S状結腸 92.9% vs 78.5%
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