2018年08月22日
大腸CTアカデミア 白人はS状結腸の憩室が多い!
★★━━━━☆☆おすすめの備え☆☆━━━━★★
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「食料」編です。
「モバイルバッテリー」編です。
東日本大震災から7年になりました。
大阪の地震や西日本の大水害もありましたので
災害対策の見直しもおすすめです。
★★━━━━☆☆━━━━━━━☆☆━━━━★★
PubMedから、今日のつぶやき − 305 −
De Cecco CN, et al. Prevalence and distribution of colonic diverticula assessed with CT colonography (CTC). Eur Radiol 2016; 26: 639-45.
それでは論文
「大腸CT検査で評価した大腸憩室の分布と傾向」
の続きです。
【結果】
憩室症の分布と重症度:
1091名の白人のうち、憩室を認めたのは
561名(51.6%)であった。
このうち男性は42.8%、
平均年齢は68+/-12歳。
憩室の分布は、
盲腸:9.6%
上行結腸:13.1%
横行結腸:12.7%
下行結腸:27.1%
S状結腸:37.5%
Fig.2
(ラインコミュニティ限定でアップしました)
数の分布でみると
グレード1(軽度、5個以下):138名、24.6%
グレード2(多発、6−20個):199名、34.4%
グレード3(重度、21個以上):230名、41.0%
分布や数に性別の差は認めなかった。
全体的に年齢が上がるにつれて
左側結腸の憩室頻度が増えた。
S状結腸の憩室の頻度は
40代:23.3%
50代:36.4%
60代:51.2%
70代:48.4%
80代:67.1%
右側結腸の頻度は60台、70代で高かった。
S状結腸の憩室の数のグレードは年齢とともに上昇し
40代でグレード3は2.5%にすぎないが
70代以上ではグレード3は28.6%となる。
40代の25.6%に全大腸に一つ以上の憩室を認め、
その15.4%はS状結腸に位置する。
(感想)
なかなか貴重で面白いデータですね。
やはり白人はS状結腸の憩室が多いですね。
惜しむらくは白人のデータということです。
大腸CT検査を使用した
日本人の大腸憩室の疫学調査が現在
消化管先進画像診断研究会GAIAで進行中です。
こちらの結果も楽しみです。
従来、日本人の憩室は右側結腸に多いとされてきましたが
その傾向は変わりないのでしょうか!?
今日はこのあたりにしたいと思います。
それでは、また。
原文
https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs00330-015-3866-1
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
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メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
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【91名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
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ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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このうち男性は42.8%、
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憩室の分布は、
盲腸:9.6%
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分布や数に性別の差は認めなかった。
全体的に年齢が上がるにつれて
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40代:23.3%
50代:36.4%
60代:51.2%
70代:48.4%
80代:67.1%
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