2021年01月21日
大腸CTアカデミア コロナ禍では、PPIは低用量で使用したほうが良い可能性がある!
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2021年度 第60回本消化器がん検診学会総会
会長:小川 眞広 先生(日本大学病院消化器肝臓内科)
会期:2021年6月4日(金)〜6日(日)(6日は研修会のみ)
会場:ステーションコンファレンス東京
演題応募は2月12日までです!
https://www.jsgcs60.org/list-of-abstract-registration-and-selection
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PubMedから、今日のつぶやき − 890 −
Almario CV, et al. Increased Risk of COVID-19 Among Users of Proton Pump Inhibitors. Am J Gastroenterol 2020;115(10):1707-1715.
それでは、論文
「プロトンポンプ阻害薬服用者はCOVID-19感染のリスクが高い」
のご紹介です。
【アブストラクト】
考察:
胃酸分泌作用薬の服用とCOVID-19感染の間には独立した用量依存の関連があることが判明した。
PPIを1日2回服用している場合、PPIを1日1回服用している場合に比べて、COVID-19感染率が高い。
しかし、胃酸分泌作用が弱いH2受容体拮抗薬の服用は感染リスクに関係しなかった。
コロナ禍では、PPIは低用量で使用したほうが良い可能性がある。
PPIとCOVID-19感との関連についてさらなる研究が必要である。
(感想)
なかなか議論を呼ぶような結果で興味深いですね。
逆流性食道炎になりやすい方として、肥満という要素もあります。
肥満はCOVID-19感染・重症化と関連が言われています。
もちろんこうした因子は多変量ロジスティック回帰によって取り除かれてはいるのでしょうが、いずれにしても本文をきちんと読む必要がありそうです。
それでは、また。
原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32852340/
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
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などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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