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2020年10月21日

大腸CTアカデミア 大腸CT検査は大腸内視鏡検査に代わるパンデミック下のより低リスクな代替検査である!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
2021年度 第60回本消化器がん検診学会総会
会長:小川 眞広 先生(日本大学病院消化器肝臓内科)
会期:2021年6月4日(金)〜6日(日)(6日は研修会のみ)
会場:ステーションコンファレンス東京
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆





PubMedから、今日のつぶやき − 832 −


Moreno CC, et al. CT colonography's role in the COVID-19 pandemic: a safe(r), socially distanced total colon examination [published online ahead of print, 2020 Aug 3]. Abdom Radiol (NY). 2020;1-5. doi:10.1007/s00261-020-02674-5




それでは、論文
「COVID-19の世界的大流行下における大腸CT検査の役割:
安全にそしてソーシャルディスタンスの機能を持つ全大腸検査」
のご紹介です。

【COVID-19の世界的大流行下における大腸CT検査】

ただし、パンデミックの状況下でも大腸CT検査は、緊急または準緊急検査としては引き続き実施されている。

この臨床適応の1つとして、固形臓器移植前の大腸癌のスクリーニングがあげられる。

これは、テキサス大学サウスウェスタンメディカルセンター(テキサス州ダラス)、デューク大学メディカルセンター(ノースカロライナ州ダーラム)、およびシカゴ大学メディカルセンター(イリノイ州シカゴ)において大腸CT検査の適応としている。

大腸CT検査は大腸内視鏡検査に代わるパンデミック下のより低リスクな代替検査として実施されており、それはつまり内視鏡検査に関連する懸念材料がないということであり、移植前に大腸の腫瘍性病変の有無の評価を可能とする。

(感想)
移植という観点からすれば、移植時期は伸ばせないわけで、けれどもCOVID-19感染リスクは最低限にしなければいけない、大腸のスクリーニングを感染機会を減らすということになれば大腸CT検査が優先されるということでしょう。

続きます。

それでは、また。


原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32748251/


ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。


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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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