2020年10月12日
大腸CTアカデミア 不完全な大腸カプセル内視鏡検査を内視鏡挿入不能症例に用いることに可能性があるか!?
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大腸CT検査技師認定制度がはじまりました!!
類似の認定制度が発足したそうです。
混合しないようご留意ください。
日本消化器がん検診学会の大腸CT検査技師認定制度は
・60年以上の歴史がある学会で実施しており継続性が高いです。
・5年以上かけて十分に議論・審議されてきた制度です。
・施設認定制度があります。
・制度を運営している大腸CT検査技師認定委員会は診療放射線技師と医師の双方が参加してます。
日本消化器がん検診学会の認定をご検討ください。
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PubMedから、今日のつぶやき − 825 −
Deding U, Herp J, Havshoei AL, et al. Colon capsule endoscopy versus CT colonography after incomplete colonoscopy. Application of artificial intelligence algorithms to identify complete colonic investigations. United European Gastroenterol J. 2020;8(7):782-789.
おはようございます!
それでは
論文「内視鏡挿入不能症例に対する大腸カプセル内視鏡検査 vs. 大腸CT検査:人工知能アルゴリズムによる全大腸検索」
のご紹介です。
この論文は今回で終わりにします。
最後にリミテーションを読んでいきましょう。
【考察】
本研究のリミテーションは、大腸カプセル内視鏡検査と大腸CT検査の所見を確認するためにすべての患者で再度の大腸内視鏡検査を実施していないために特異度が算出できないことである。
しかしなながら、これを確かめるためにすべての患者に追加の全大腸内視鏡検査を行うことは不要な有害事象のリスクを高めることにつながりかねないため実施しなかった。
大腸カプセル内視鏡が腸管の前後に移動することが原因で、大腸カプセル内視鏡が同じ病変を2回以上科7運としている可能性があり、そのために大腸カプセル内視鏡検査によって検出されたポリープの数が過大評価された可能性がある。
ただし、ポリープ単位ではなく患者単位に算出したため、今回報告した相対感度には影響していない。
2つ別個にカウントされたポリープを同一病変と推定するAIアルゴリズムが今後役立つだろう。
(感想)
ややもやもやした感じはありますが、現状では不完全な大腸カプセル内視鏡検査を内視鏡挿入不能症例に用いることに可能性を見出そうとしている着眼点は面白いですね。
次回から新しい論文をご紹介します。
それでは
原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32731841/
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
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ご質問もお待ちしています。
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・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
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(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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