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2017年08月25日

違っていたこと

間違えていたこと、取り違えていたことってありませんか?

ことわざだと、

・情けは人の為ならず

昔は、
情けを掛けることは、決して人のためにならない。
厳しく当たることが、あとあとその人のためになると思っていました。

そうじゃありません。
人に情けを掛けることは、巡りめぐってわが身に返ってくるということですね。

・果報は寝て待て

「家宝」は寝て待てと思っていました。
ではなく、
良いことをした報いはいずれやってくるものだから、焦らず気長に待てというもの。

恥ずかしいかな、いずれも成人してから知ったことです。

お恥ずかしい話。
私、ずっと「に」の発音を間違えていました。
気づかされたのは中学のときです。

「に」を「ぎ」と発声していました。
なぜかはわかりません。
「な」も「ぬ」も「ね」も「の」もきちんと発声していました。
でも、中学のとき指摘され、初めて「な行」はすべて、舌を上あごに付けるのだと理解しました。

それだからか、作文に「おにぎり」を「おぎにり」と書いたこともあります。小2のときです。




posted by CSおじさん at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 随想

テレビについて思うこと。

近頃テレビについて思うこと二つ。

・CM時間
・言葉遣い

・CMが長くなったと思いませんか?
いつからかは憶えていませんが、いまCMになると2分は当たり前に待たされます。

よくCM中や提供会社の紹介中に「〇〇まで、あと何秒」とカウントダウンされることありますね。
どうでしょう。カウントダウンは90秒から始まるのが多いと思います。今も昔も。
昔は「90秒って長い!」と思いましたが、今なら短いと感じます。
また昔なら一度CMになると、四つ・五つのCMで番組に戻ったと思います。

まだ録画をビデオテープでしていたとき、特に大事な番組、残しておきたい番組なら、CMを飛ばしたいと思いました。
番組を見ながら録画して、CMになると録画ポーズボタンを押す。
CMが終わるとまたポーズボタンを押して録画再開。
それまでのCM本数がだいたい4〜5、長くて6本くらいだったと記憶しています。

CM一本、普通15秒です。
6本でも90秒。4本なら60秒です。

また、少し前になるとビデオテープではなく、PCで録画して編集ソフトでCMをカットするようになりました。古いビデオテープもPCに取り込み編集するようになりました。
PCで編集すると、正味時間がわかります。1時間番組は約46分。
9時ちょうどに始まったら、50分くらいに終わりますね。
50分から46分を引けば約4分。途中CMが3回入るとして、単純計算で一回80秒。
2分はかかっていません。
CM一本15秒なら、2分のCMは8本です。
長い!



・言葉遣いでは、くどいなと思うこと。
「〇〇させていただきます。」
という言い方です。
例えば、
「読ませていただきます。」
や、
「やらせていただきます。」
という言い回しです。

これは短く
「読ませていただきます。」
や、
「やらせていただきます。」
でいいのではないでしょうか。

と、
気になっていま、ググってみました。
すると、、

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1124638641

〇「読ませていただきます」
×「読まさせていただきます」

(引用)五段動詞(=「ない」をつけた時の語尾が、ア段の音である動詞)の場合は、「〜させていただく」でなく「〜せていただく」となる

私にはちょっと難しいので、
実例、

http://www.yes588.com.tw/japanesedata/accent.pdf

「読ない」(あ段) 「読ませていただきます。」
「やない」(あ段) 「やらせていただきます。」

あ段でないのは、
「降りる」→「降ない」(い段) 「降りせていただきます。」
「食べる」→「たない」(え段) 「食べせていただきます。」
「寝る」→「ない」(え段) 「寝せていただきます。」
「来る」→「ない」(お段) 「来せていただきます。」

ほら〜
やっぱり。

もしかしたら「放送法」で縛られている何かあるのかと思いましたが、そんなことないですね。
やっぱりというのは、古くからの日本語を壊しているのは何を隠そう、マスコミか?
ということ。これは前にも書きました。

ニュースなどで日本語の誤りを指摘しているのもマスコミなんですけど・・・・




posted by CSおじさん at 17:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 随想

2017年08月11日

きつねの窓

子供の頃、学校で勉強した教科書、憶えていませんか?
作者の顔写真に落書きをしたとか。

いやいや、
そうじゃなくて、記憶に残っている作品ってないですか?

私は小学校、国語の教科書にあった、「きつねの窓」が好きでした。
調べてみましたが、“安房直子”さんの作品です。

主人公の猟師がある日、いつも仕事で歩いている山道に迷い、桔梗(ききょう)の咲くところにたどりつきます。
そこで子ぎつねに出逢い、「ききょう屋」という染め物屋に案内されます。
染め物屋では主人に、両手の親指と人差し指を桔梗の青で染められ、左右の指で四角い窓を作るように促されます。
そしてその窓を覗くと、、
まず、子供の頃、住んでいた家の情景が見え、そこに亡くなった母が現れるのです。

主人公は染めてもらった指を、大切に大切に家に帰ります。
しかし、、

主人公はいつものように、家に着いて手を洗ってしまいました。
染めてもらった桔梗の青は流れ、もう見ることはできなくなった。

なぜか、忘れられない、
きっと私の心のツボをついた作品だったのです。



タグ:きつねの窓
posted by CSおじさん at 02:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 随想

2017年08月06日

近況

以前に体調を崩していると書きました。

私は母方の血をひいて、お酒が大好きです。
甘酒以外は何でも飲みます。

甘酒は酒と思っていません。
自論で、酒飲みは辛党。甘いものを求めることはしません。

神経質はイヤだけど、実は神経質だった私は、高校時代の寮生活が災いして不眠症になりました。
以来、10代から寝酒を続けています。

20代ではコンビーフに夢中になり毎晩、焼酎とニューコンビーフを摂り続けた挙句、アルコール性肝脂肪と診断されました。
それ以来、コンビーフを食することはごくごく稀になったので、現在の価格はわかりません。
当時、コンビーフは一缶400円くらい。ニューコンビーフなら200円弱。
コンビーフはその名の通り、牛肉で、ニューコンビーフは馬肉も混ざっています。
味の違いは気になるほどでもありません。

寝酒は私の勝手で良いのですが、飲む量は毎晩ぐでんぐでんになるまで飲んでました。
それでも何かあって医者にかかると、
「肝臓に毛が生えている」と、
肝臓の耐久性をほめられたものだから、現在までずーっと続けてきました。

それでも歳にはかないません。

前の、「体調を崩しています。」
あの頃、血液検査をすると、肝臓の線維化が始まっていると指摘されました。
肝硬変の手前だと。

それが不思議なんです。
よく肝臓の状態を計る数値として、γ-GTPってありますね。
上限は成人男性で70。そのときの私は74。

それほど大して上回っていません。
私の過去の最大は確か、211くらい。

γ-GTPというのは、肝臓の壊れた組織の数と認識しています。

それが知人では400とか、あるいは吐血、入院し、600だったという人の話を聞いているので、74の私がなぜ、肝硬変の手前なのか?
と質問したところ、医師は他の数値で補っているのだということ。

よくわかりません。

でもね、大好きな酒をやめてまで長生きしたくないんです。

昔あったテレビドラマに、
「この世の果て」
って、ありました。

鈴木保奈美さん主演。三上博史さん助演。
三上博史さんは天才ピアニスト。ストーリー上では記憶喪失者。
鈴木保奈美さんと恋に堕ちる。

しかし二人の恋愛にいくつもの邪魔が入ります。
最終的に二人は結ばれることになります。が、その間に残虐シーンが幾度も。
例えば、ピアニストの三上が指を折られるとか、麻薬漬けにされる。
三上を麻薬漬けにした横山めぐみさんが、硫酸で顔を焼かれる。
鈴木保奈美さんは最終回で飛んでいるヘリコプターから投身し、意識が不完全になるなど。

その残虐なシーンと、ストーリーの非情さから、今後DVDなどは発売されいないといわれています。

その中で、鈴木保奈美さんの母親役を、吉行和子さんが演じています。
吉行和子さんは劇中で自殺します。

その自殺に遺書があり、こんなことを言っています。
「人生にはどうでもいい時間があって、死んでもいいのだ。」

思うに、私に重ねてみれば、子供達は成人した。
うるさい親父は必要だと思う反面、子供には自ら学んで欲しいという願い。

そこで、自分のこれからの役割と、死んだ後の生命保険を比較してしまいます。

まったく、情けないですね。

いま、人生に迷っています。(笑)



posted by CSおじさん at 03:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 随想

2017年08月04日

パーソナルスペース

ウィキペディアによると、
 他人に近付かれると不快に感じる空間のことで、パーソナルエリアとも呼ばれる。

とあります。

よくあるのが、バス停で並んでいるとき、バスに乗らない通行人が目の前を横切る。とか、
喫煙室でタバコを吸っていると目の前を横切っていく。
また、1/8の記事、
- バス乗車時のエチケット -
にも書いています。

今日も喫煙室で目の前を、体が触れるか触れないかの近さで横切った管理者がいました。
若いので、私の娘くらいの年齢か...

私はいつも、あっけにとられるのが先で、リアクションが後になってしまいます。
顔と名前は知っているので、また繰り返すことがあったら、
「こらっ!」と声掛けしようと思います。

そういった無礼なヤツらは大抵、20代か30代、さらにもっと若い連中でしょう。
知らないからか、気づかないからか。
まさか、わざとっていうのはないと思いますが。

それらは親や先生、先輩方の指導によるものだと思います。
例えば、今の親たちは躾ができないのでしょうか?
30代の若い親であれば、自分ができないことを教えられるわけがないですね。

昔は近所にうるさい親父、怖い親父がいたものです。
そういった人たちが、世の中の礼儀や常識、作法などを学ぶ後押しをしてくれていたのかも知れないですね。
「あの親父を怒らせたら面倒だから...」
その緊張感が大切だったのかも知れないですね。

友人とよく話すんです。
「私塾を作ろう!」
と、自分たちが学んできたノウハウを若い人たちに継承しようという目的と、無礼なことはさせないという目的です。

4/14に
ドラマ “男たちの旅路”
を書いています。
鶴田浩二さん演じる吉岡司令補は50代。
見ていた当時は自分の父よりも年配であった。
それがいつしか私が吉岡司令補に並ぼうとしている。

ドラマ “男たちの旅路”
第3部 第3話に「別離」という作品があります。
20代の桃井かおりさん:悦子が、50代の上司、吉岡司令補に恋をします。
同時に重病に侵されて吉岡司令補に甘え、迫ります。

そのとき、吉岡司令補は、
「私はもう、たしなめる年齢なんだ」
と悦子を諭します。
「たしなめる」とか「いさめる」など、もうすっかり聞かない言葉になりました。

「たしなめる」とは、良くないことに注意を与えるという意味です。
念のため、
「いさめる」とは、目上の人に注意を与えることです。
子供が親を、また生徒が先生を「叱る」とは言いません。「いさめる」のです。

ある程度歳をとってくると、多くの経験に従って、あれは良い、これはいけない。といった分別(ふんべつ)がついてくると思います。例えば、道路にゴミを捨てることはありませんし、禁煙場所でタバコを吸うことはしません。
若いころなら悪いことは何でもカッコよかった時代もあったかと思いますが次第に、これをすれば誰にどのような迷惑が及ぶのか、というのを考えるようになると思うのです。

その分別に基づいて、人へ的確に注意を与えることができるようになります。
かといって私が鶴田浩二さんのような立派な人間ではないことも重々承知しています。
しかし
今は親の躾もままならない時代。親ができないなら、我々でしてやろうと、友人と計画を始めています。
うるさい親父で結構!

でも、せっかくたしなめるのなら、先の
「こらっ!」では、品がないかも知れないですね。(笑)



posted by CSおじさん at 00:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 随想

2017年07月18日

ヨイトマケの唄

ここに来られる方は、「ヨイトマケの唄」ってご存知ですか?
数年前、紅白歌合戦で美輪明宏さんが歌っていましたね。

つい先日、書きました「LEON」でも触れましたが昭和50年、毎晩のようにラジオを聞いていたとき、この歌を知ったのだと思います。

昭和39年発表、41年のヒット曲だといいます。
題名は知らなくても、メロディは知っていたから曲名を聞いて、また、歌詞を聞いて「おお!」と思ったのだと思います。我々同世代なら、誰もが知っているメロディ、フレーズ。
その後、たまたま叔母の持っていた五木ひろしさんのアルバムに収録されていたのをしっかりと聞きました。

ウィキペディアによると、美輪明宏さんが幼少期の友人から聞いた、亡き母を詩にしたのだとか。

日雇いの母が男たちと一緒に力仕事をしている。
ある日、友人の少年は学校からの帰り道、働く母の姿を見ます。
母がヨイトマケであることからいじめも受けていたのでしょう。
なにか事情があって、例えば母一人、その友人を育てなければならない境遇にあったのかも知れません。

過労だったのか、何だったのか、
母を亡くした美輪明宏さんの友人は、「勉強するよ」と言いながら、学校へ帰った。
という歌です。

☆話はそれます。☆
今年の春から北のミサイル、あるいは核武装の話を見ることが多いことで、私の見ているYouTubeには関連動画として、北や、南、中国の話題がよく出てきます。
少し違うかもしれませんが、ついさっき、
「70年代の日本」
というタイトルがあったので、見てみました。
当時の日本はまだ、高度経済成長期。

その中で、工業、農業、漁業の日本を紹介していましたが、特に工業。
ダムの運用に日本の工業技術がチラッと映っていました。
きっと、日本独自の技術です。

我々の先輩たちは勉強したんです。
南や中国のパクリ。
特に南は独自の技術を持つことができない、他人任せの文化が根付いているようですね。

そんな中、中国や軍事大国のアメリカまでも、その実力を恐れているという自衛隊。
他に頼らなかった国民性、勤勉性がなせたのだと思います。

☆話を戻します。☆
その動画を見ていたら、ふと、ヨイトマケの唄を思い出しました。
「勉強するよと言いながら。」
その後、歌では友人がエンジニアになったといいます。
いまでは数多いエンジニア。でも当時は誇らしい職業だったでしょう。まして高度経済成長期。

歌は1964発表ですが、美輪明宏さんの子供の頃ですから、まさに高度経済成長期の始まりだったでしょう。

さらに、ときおり憲法第9条が話題になる現在です。
「日米安全保障条約 = 安保」というのは今さら説明はいらないと思います。
安保強行採決が行われたとき、これは団塊世代の時代です。
私よりかなり先輩の時代です。
その頃の空気を感じ取ることはできないにせよ、昭和50年、私が夕方からラジオを聞いていた時代から少し大人に近づいて、深夜放送を聞くようになったとき、
「安保強行夜の記録」
というレコードを聞きました。
いつの間にか、YouTubeから探せなくなっています。

機会があれば、ぜひ聞いていただきたいと思います。
いろんなことがあって、現代の日本があるのですね。



posted by CSおじさん at 03:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 随想

美学

美学・・・
なんていうと笑われてしまいそうですが。

美学というよりも、
「それはいかんだろう!」
というものがいくつかあります。

・スーツ姿で自転車
・歩きながらの階段、段ぬかし
・スーツにリュック
・半袖Yシャツにスーツ
・Yシャツにジャージ

 まだ他にもあったと思うのですが、、

・スーツ姿で自転車
 どうもカッコ悪い。靴はいったいどうするの? という感じです。
 革靴でチャリはおかしいし、スニーカーにスーツも変。そもそもスーツとチャリは一緒にならない。

・歩きながらの階段、段ぬかし
 階段を上るとき、段ぬかしがありますが、段ぬかしはあくまで駆け上がるべきで、
 「よいしょ、よいしょ」と聞こえてきそうな、歩きながらの段ぬかしは変。

・スーツにリュック
 スーツってフォーマルなのに、リュックはないでしょう。

・半袖Yシャツにスーツ
 やはりスーツの袖からはシャツが見えているべきと思います。
 夏は暑いので大変なのはわかりますが、暑いのを我慢するか、スーツを我慢するか。どっちかにするべきと思います。

・Yシャツにジャージ
 これは論外!
 今いませんよね?
 昔、中学生の頃、ある体育教師がしていたような。

では、どうすれば良い?

・スーツ姿で自転車
 そもそもスーツを着るときは自転車をあきらめて公共交通機関を利用するか、頑張って車通勤。
 どっちもダメなら会社で着替える。

・歩きながらの階段、段ぬかし
 段ぬかしをするのだから、少なくとも急いでいるのでしょう。
 駆け抜けることができないなら、10分早く家を出るか、段ぬかしじゃなくても急ぎ足で上るか。

・スーツにリュック
 リュックはやめて下さい。アタッシュケースにしてください。
 あとタスキに掛けるバッグもNGです。
 そもそもカバンを持つのに、両手フリーというのが許せないんです。

・半袖Yシャツにスーツ
 通常、ビルの中は空調が効いているでしょうし、外では脱げばいい。
 どっちもダメなら暑さをひたすら我慢。
 十二単はそれぞれ裾が見えて美しいのです。

・Yシャツにジャージ
 下をジャージにしたのなら、上もジャージにしなさい。
 下だけちょっと といういい加減な気持ちはいけない。

どれも同じく感じるのは、
 何か面倒くさがっている。
 暑いから大目に見てもらおう。
 時間がないから大目に見てもらおう。

というように、本来の美しさを理解していないから、できてしまうことだと思います。
少なくとも、昔のダンディには当てはまらない姿です。

「敬語考」で幾度となく書きましたが、おかしな敬語に気づかない。
そもそも、フォーマルを知らないからフォーマルが崩れていく。

また、私ひとりの力ではどうしようもないことに、焦りを感じています。




posted by CSおじさん at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 随想

2017年07月01日

悪い記念日

7月1日はどうしても忘れることのできない日です。
虫の知らせ
にも書きました。
20歳のとき、単独事故を起こした日です。
いつの間にか、あれから30年以上が経ってしまいました。

あの当時、耳鼻科へ通っていました。
住んでいた町がとても小さな町だったので、耳鼻科がありませんでした。
片道1時間かけて、街の耳鼻科へ通っていたんです。
確か、週1回くらい。

喧嘩をした、、
というか、酒を飲んでいるうちに知人と絡み合い、振り下ろしてきた手のひらが運悪く私の左耳を直撃しました。
翌朝、「ビーン」という耳鳴りがし、数日経っても治る気配がないことから、耳鼻科へ通い始めたのです。

仕事には遅れていくわけなので道中、少し急いでいました。
確か前の週にはそれらしい気配があったと思います。
舗装を敷き直す予兆が。

あの日はアスファルトを敷いた翌日くらいだったのだと思います。
しかも、雨が降ったあとでした。
滑るのはわかっていたのですが、油断があったんです。

前の車を追い越しました。
追い越して自車線に戻るとき、滑ったのです。

事故で頭をケガしたため、その時の記憶はほぼありません。
それでも思い出せたのは、車が滑り出したとき、一瞬、
「アンダーステア?」(前輪が滑り、曲がり切れない状態)
と感じました。

直後に、
「まさか、オーバーステアだ!」(後輪が滑り、スピンする状態)
この一瞬の躊躇が事故の原因でした。

おぼろげに憶えているのは、オーバーステアと理解してから、右手でハンドルの上を持ち右へ、右手が真下になるまでカウンターを当てたということ。
舗装道路の上で、スピードもかなり出ていましたから、ハンドルを180度も切る時点ですでに終わっていました。レースの経験もない私にはそれ以上、車をコントロールすることはできませんでした。

あとは対向車線のガードロープ支柱まで一直線。

RX7.jpg

写真を見るとお分かりと思います。ガードロープの支柱にぶつかったことで大破して、タイヤの役目を果たさなくなった左前輪を中心に、まるでコマのようにクルクルと回りながら、自車線の路肩に突っ込んだといいます。
これは後に、対向車線を走っていた人から聞きました。

前からガードロープ支柱にぶつかったとき、シートベルトで車外に投げ出されることはありませんでした。
入院後しばらく、シートベルトの跡が胸に残っていました。

その後、路肩に突っ込んだ車はそこで止まります。しかし、勢い余った私はシートの背をブチ折り、シートベルトの隙間からスポッと抜け、リアガラスを打ち抜いて車外に放り出されました。
写真ではわかりづらいですが、後ろは線路です。

対向車線を走っていた人、後続の車の人、何人か車を止め、降りて下さって私の救護に当たって下さいました。
後続の車には看護師さんが乗っていました。救急車が来るまで、応急処置をして下さいました。

ただ、車外に投げ出された私は、しばらく見つからなかったといいます。
しばらくして、線路の上にうずくまっているのを見つけられたと聞きました。

たぶん、線路には頭から落ちたのだと思います。
そのとき、後頭部を強打。頭蓋骨陥没骨折に。

背中がボッキリ折れたシート。
写真の車は先輩から格安で買った車。確かレカロのバケットシートを付けていました。
でも、買う時にはシートは外すというのが条件だった。

運転席のシートがない状態で買ったわけです。
たまたま、同級生から3000円で買った正体不明のバケットシートがあったので、それを付けました。

5000円のシートだったら、折れなかったかも、、、
冗談ですが、いま命があることを感謝しています。

車を止めて、私を探してくれた方々、応急処置をして下さった方々。感謝です。

それら皆、あとから聞いた話で、私の記憶ではありません。
もう一つ、あとから聞いた話があります。

それが、
私の追い越した車は黒いクラウンだったと。

後続の方々はその黒いクラウンと私が、じゃれ合っているのかと最初思ったのだそうです。
じゃれ合っているのは友人同志だから。
ところが私が事故になって、当然クラウンも止まると思っていたのに、そのまま行ってしまった。

なら、あのクラウンは走行妨害じゃなかったのか?
という話を。

それが本当なら、クラウンは追い越されないようにスピードを上げた。私もさらにスピードを上げ、自車線に戻るとき急ハンドルになってしまった。

何となく、何かムキになった記憶があるような、ないような、
今のようにドライブレコーダーがあれば、どうなっていたのか。

これこそ「後の祭り」ですね。

あれからもう30と何年も経ってしまいました。でも、まだ10年後のときには思い出して震えていました。

また、当時私はPCに興味があり、毎晩コンピュータ言語のBASICインタプリタを解析しようとプロットプリンタ(笑)でインタプリタの逆アセンブラを印刷していました。
その知識を買いかぶられたのか、カシオ計算機からスカウトされていたんです。

でもあの事故で頭をケガしたため、回復まで3年間かかりました。当然、転職どころではありません。
私の人生を変えた事故であったのは間違いないようです。



posted by CSおじさん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 随想

2017年06月23日

老化

いつの間にか歳を取るんですね。

このブログを始めて、何月でしたか、、
頑張ってなるべく毎日書きました。

前だったら「頑張るぞ〜!」「ガッツだぜ!」
と、気力で何とか押せたのですが、体がついてこれないんですね。
いつの間にか。

いま体調を少しですが崩しています。

気持ちってそんなに変わりません。
でも、ある時ふと、体が今までとは違うことに気づきます。

こうやって皆、老化していくのかな。

生活習慣病という自業自得も大きいんですけどね。

でも、それはそれ。
頑張ります!
posted by CSおじさん at 02:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 随想

2017年04月14日

ドラマ “男たちの旅路”

なんか疲れています。
大したことなど何もしていないのに。

歳をとってきたからでしょう。
歳をとってくるのは私ひとりではなく、周りも同様です。

すると親は病気だ老化だの、友人も病気だったり。
若いころには考えられなかった障害が日常に出てきます。
それらを処理するこちらの脳も、体力も足りなくなってきます。

なのに、経験だけはしてきている自負があるので、
「あぁ、このようにして頑固ジジイは出来上がるのか。」
と思う今日この頃。

昔NHKで放映していた、“男たちの旅路” というドラマをご存知でしょうか?
山田太一さんが脚本。
鶴田浩二さん、水谷豊さん、桃井かおりさん、池辺良さん、柴俊夫さんらが個性を現した作品です。
特に、鶴田浩二さん、水谷豊さん、桃井かおりさんの役は、他に代役が考えられないほど、彼らでなくでは出来上がらなかったドラマだと思います。

倉本聰さん脚本で、“北の国から” というのがありますが、あれも田中邦衛さん、吉岡秀隆さん、中嶋朋子さん、その他キャストの方々なしであのドラマはありえなかったと思います。

おそらく、この先もそれらのドラマは代役でリメイクされることはないでしょう。

“男たちの旅路” はいつも当時の社会現象をテーマにしていました。
「自殺」「親子関係の希薄」「アイドルグループ突然の解散宣言」「障害者問題」「高齢化社会」など。

また、海外のドラマ、“刑事コロンボ” をモデルにし、数年ごとに3話ずつの特番ドラマにしたようです。

話がそれました。
“男たちの旅路” に「シルバーシート」という作品があります。
テーマは高齢化社会。

これは老人ホームで暮らすお年寄りたちが、
「私たちの生きてきた功績を忘れるな。
 その功績にもっと敬意を表するべきだ!」
と深夜、車庫に格納された路面電車に立てこもり翌朝、警察に検挙されるという物語です。

老人たちの暴走のような出来事。
思い付きの行動だったため、周到性はなく、これといった手段もない。
そのため、お年寄りたちの主張はなんら公表されることもなく、煮え切らない幕切れになるのです。

私が初めて見たのは小学生の頃だったので、わけがわからず、途中で見ることを投げ出したのだろうと思います。
次に見たのは20代の頃。ドラマの再放送でした。
当時はお年寄りの思いが想像できなかったので、
「そういうものなのか、、」
と煮え切らない部分だけ伝わりました。

でも今、いつの間にかお年寄り側の目線で見るようになっています。
ドラマで若者の象徴だった水谷豊さん、お年寄りとの中立である鶴田浩二さん、

通り越して明らかに老人側についている自分がここにいます。


もしご興味がありましたら、YouTubeで見れます。
往年の名優、志村喬さん、笠智衆さん、加藤嘉さん、藤原釜足さん、殿山泰司さんらが出演しています。


posted by CSおじさん at 02:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 随想
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