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2017年04月14日

ドラマ “男たちの旅路”

なんか疲れています。
大したことなど何もしていないのに。

歳をとってきたからでしょう。
歳をとってくるのは私ひとりではなく、周りも同様です。

すると親は病気だ老化だの、友人も病気だったり。
若いころには考えられなかった障害が日常に出てきます。
それらを処理するこちらの脳も、体力も足りなくなってきます。

なのに、経験だけはしてきている自負があるので、
「あぁ、このようにして頑固ジジイは出来上がるのか。」
と思う今日この頃。

昔NHKで放映していた、“男たちの旅路” というドラマをご存知でしょうか?
山田太一さんが脚本。
鶴田浩二さん、水谷豊さん、桃井かおりさん、池辺良さん、柴俊夫さんらが個性を現した作品です。
特に、鶴田浩二さん、水谷豊さん、桃井かおりさんの役は、他に代役が考えられないほど、彼らでなくでは出来上がらなかったドラマだと思います。

倉本聰さん脚本で、“北の国から” というのがありますが、あれも田中邦衛さん、吉岡秀隆さん、中嶋朋子さん、その他キャストの方々なしであのドラマはありえなかったと思います。

おそらく、この先もそれらのドラマは代役でリメイクされることはないでしょう。

“男たちの旅路” はいつも当時の社会現象をテーマにしていました。
「自殺」「親子関係の希薄」「アイドルグループ突然の解散宣言」「障害者問題」「高齢化社会」など。

また、海外のドラマ、“刑事コロンボ” をモデルにし、数年ごとに3話ずつの特番ドラマにしたようです。

話がそれました。
“男たちの旅路” に「シルバーシート」という作品があります。
テーマは高齢化社会。

これは老人ホームで暮らすお年寄りたちが、
「私たちの生きてきた功績を忘れるな。
 その功績にもっと敬意を表するべきだ!」
と深夜、車庫に格納された路面電車に立てこもり翌朝、警察に検挙されるという物語です。

老人たちの暴走のような出来事。
思い付きの行動だったため、周到性はなく、これといった手段もない。
そのため、お年寄りたちの主張はなんら公表されることもなく、煮え切らない幕切れになるのです。

私が初めて見たのは小学生の頃だったので、わけがわからず、途中で見ることを投げ出したのだろうと思います。
次に見たのは20代の頃。ドラマの再放送でした。
当時はお年寄りの思いが想像できなかったので、
「そういうものなのか、、」
と煮え切らない部分だけ伝わりました。

でも今、いつの間にかお年寄り側の目線で見るようになっています。
ドラマで若者の象徴だった水谷豊さん、お年寄りとの中立である鶴田浩二さん、

通り越して明らかに老人側についている自分がここにいます。


もしご興味がありましたら、YouTubeで見れます。
往年の名優、志村喬さん、笠智衆さん、加藤嘉さん、藤原釜足さん、殿山泰司さんらが出演しています。


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posted by CSおじさん at 02:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 随想
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