ドエルなブラサカの吸血記録

【特集】HYDE「HYDE LIVE 2019 ANTI FINAL」インタビュー｜混沌とした世界の中で見据える未来https://t.co/DEBn6NXeII#HYDE #ANTIFINAL pic.twitter.com/8wpm25KSp4

— 音楽ナタリー (@natalie_mu) July 29, 2020

──自粛期間中、HYDEさんはどんな日々を過ごしていらっしゃいましたか？

ほとんど家から出てないですね。外出といっても必要最低限の買い出しくらい。一度日本での仕事を切り上げてロスに戻ったんだけど、滞在中にアメリカでのコロナの影響が大きくなったことを受けて4月に帰国して……それからずっと日本にいました。

日本にいたんだね。Mステで六本木シアターで中継してたから、今日本にいる事はわかったからどうでもいいんだけど、逹瑯や団長がアメリカにいるみたいなこと言ったから気になってました。
あんまり動かないでーっていう気持ち。





コロナでたぶんこの1年はライブができないだろうな。
去年のANTI FINALは本当に素晴らしいライブだった。
「芸術」という言葉をよく言っていたけど、まさにその通りだと感じた。
そしてライブを重ね、HYDEちゃんのその作り上げる芸術の中には私達がいて、
それを私達も理解して、ひとつの芸術作品ができたんだなーって思いました。
今年はここからスタート

のはずたったのに。

1年止まってしまうといろいろ計画も崩れるんだろうなぁと心配。
逆算してやってるいるのに。
アメリカの挑戦もどうするんだろう。

──HYDEさんは以前2、3年ほどアメリカの音楽シーンに挑戦して、自分の夢が実現しなかったら海外進出を止めるとおっしゃってましたが、その点はコロナ禍においても変更はありませんか？

そう言ったらYOSHIKIさんが「やり続けようよー」って言ってくれたけど（笑）。現状でやれるところまでやろうかなという気持ちです。もちろん状況が変われば続けるけど、いつまでも最優先でスケジュールを考えるのは難しいかな。今年は行けないけど海外のフェスでお客さんを熱狂させたいという夢は変わらない。来年で帳尻が合わせられたらいいけど、できなかったら1年延長かな。これまでもライブをやらない期間がしばらくあったことはあるけど、中止がここまで続くことはなくて。ライブハウスが潰れるようなこともなかったし。なくなってしまったライブハウスに立つことを目標にしていたバンドもいるだろうし、かなり寂しいよね……。

ANTIのドキュメンタリーを見て、アメリカで戦ってる姿に胸打たれました。
「夢」叶えてほしいな。

──HYDEさんの場合、本当に数年後にやってらっしゃることもありそうです（笑）。以前はSNSでご自身のことはあまり発信しない方針だったのが、今は積極的に活用されていますし。

ははは（笑）。ブレないことがカッコいいって言う人もいるけど、僕は「それの何がカッコいいの？」と思うんですよね。よっぽど先見の明があって「これは100年後も変わらない」という姿勢やスタンスを貫いてるような人はカッコいいと思う。でも、世界は移り変わるし知識も増える。時代が変わっても自分の考えに固執することは頭がカタイって考えもできる。柔軟に「僕、間違ってた」と認めて、「今こうなってるから、これまでの計画を変更したほうがいい」とどんどん変えていくほうが僕は多い。だから僕の言ってることも来年には変わるかもよ？ ただ、言っていることが変わったからといって、過去に話したことが嘘ってわけじゃない。そのことを言ってる瞬間は、自分にとっては真実だから。

柔軟性があるだけで、基本的にHYDEちゃんはブレてないと思う。
ブレていないのにちゃんと時代に合った事をしている。
無観客ライブに興味はないといっていたけど、LIVE EXをやって悪くないなって思ったみたいだから、もしかすると次もあるかもしれないし、もっと画期的なこと考えてるかもしれないね。
そういう柔軟なところがいいよね！

──確かにthe GazettEのライブにおけるお客さんのヘッドバンギングは壮観ですね。

うん。今は自分のライブでカオスが観たいんですよ。あとお客さんには、いかに自分が盛り上がってるかをアピールしてほしいな。日本人って表現するのが下手じゃないですか？ その恥ずかしさをどれだけ壊してあげられるかが僕らの役目だけど。みんな1人ひとりが少しずつでも自分を解放したら、周りの人が影響されていくから。カオスな空間が作り出せたら、ライブはもっと面白くなると思います。今はライブができないけど、その分、作る作品のクオリティは上がると思うし、動き出したときの勢いはすごいはず。だからファンの子にはお金と体力を貯めておいてほしい。動き出したら、いろいろ使わせるよー！（笑） だから今は「HYDE LIVE 2019 ANTI FINAL」を観て予習して待っていてほしいなと思ってます。

ふふ、お金と体力。
そんな事言って〜。グッズいっぱい出してさぁ。笑
結局使っちゃうよ。
でもHYDEグッズがどんどん増えて嬉しいよ。

──ちなみに2月に取材した際に年内にアルバムを出す予定とおっしゃってましたが、制作の進捗はいかがですか？

うーん、年内リリースは無理かな（笑）。でも、新曲はたくさん作ってますので楽しみにしてください。

HYDE第2形態が始まった時、最初は昔のソロやVAMPSの曲でライブするのかなって思ってた。
そしたら新曲いっぱいで、曲名も知らなくて。
でもライブに行くうちに曲を覚えたり、曲名を知ったり、
そんなのもすごく楽しかった。
リリースができないなら、次ライブができるようになったら、
またそんな楽しみもあるのかな。

あー早くライブ行きたいなぁ。