2018年10月20日
貫手は攻撃じゃないのかも( '∀ ' )?
![991A4B31-369A-47A8-8AC3-83A54B706B6D.jpeg](/ccokatsu/file/991A4B31-369A-47A8-8AC3-83A54B706B6D-thumbnail2.jpeg)
小生はこんなストイックな稽古はしていませんよ、もちろん。
相変わらず、昇段審査に向けて「観空大」の稽古を地道にシコシコやっております。
苦手なのが、右前屈立ちでの左手は押さえ受け右手は中段貫手突きの動き。
先生の指導では、身体の正面つまり帯の結び目が正面を向いた形で極めると言われています。
これが、力強く行おうとすればするほど、肩が出て前のめりになり、不恰好な感じです。まあ単に練習不足・注意不足なのかもしれませんが…
まえに、このブログで「貫手について考える」というテーマで記事を書いたときは、この「貫手」の手を「打突部位」としてしか捉えられていませんでした。
しかし、この「中段貫手」は相手の鳩尾を含めた腹部に、かつおのか細い指を突き込んで行くわけです。
きっと、上の画像の独歩ちゃんのように「こいつがまた痛ってェんだ・・・」になることうけあいです。
んで、色々と見聞きしたものを統合していった結果の小生の仮説。
「中段貫手突きは、腕の素早い伸展動作と力の前方向への解放を体得するための形(カタチ)でしかない!」
「~でしかない」と言うと語弊がありますが、少なくとも前屈立ちによる中段貫手突きについては、そう捉えたほうがいいのではないかという風に考えました。
いくつか根拠はあるのですが、まずは拳を握った場合との伸筋への影響の比較です。中指・薬指・小指を内側に曲げる筋肉は、尺骨側(小指側)に伸びています。つまり、この辺りが力んでしまうと、0→100の爆発的な力の出し方を妨げてしまうのではないかということ。
次に、拳を握ること自体が前腕の力みを生み、拮抗筋である屈筋を稼働させて、スムーズな腕の伸展を阻害してしまうこと。
さらに、型の中に出てくる貫手の後は、転換→入り身による動作に繋がる型が多いことから、この手は「掴まれた」のではなく「掴ませた」と考えた方が自然だということ。
つまり、貫手で人間の胴体を撃ち抜くなんていうナンセンスな解釈は、少なくとも小生にはできないわけです。
そういう仮説に立って前屈中段貫手突きを放つと、あら不思議、力みが取れて、おヘソも真正面♪
少なくとも、現在の小生にはこうした解釈の方が理にかなっており、矛盾も感じずに稽古に望めます。
世の中には、YouTubeでスイカに一本貫手で穴を開けたり、二本貫手でリンゴに穴を開ける動画を上げている人がいるようですが、少なくとも貫手で牛肉のブロックをぶち抜ける人はいないであろうことを考えれば、やはり…ね。
もちろん、目突きや喉への突きなどの残酷技には貫手は有効だと思うので混同しないようにとは思いますが、目に見える形ばかりに捉われず、型の作られた意図に考えを及ばせながら稽古に励みたいと思うかつおなのでした。
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