2018年08月15日
揚げ突きについての考察(๑ ˊ͈ ᐞ ˋ͈ )ƅ̋
小生の流派における初段受験の鬼門、4つの型。
抜塞大・・・なんかバイブス上がらない
観空大・・・長い、スタミナもたない
慈恩・・・地力が出やすい、卍受け苦手
というわけで、消去法的に「燕飛」を得意型に選びました、どうも、かつおです。
※ちゃんと全部練習しますよ!?
この燕飛という型、何とも特殊な型だと思いませんか?後半の底掌中段押し上げ&押し下げ受けも謎めいているのですが、何度も出てくる「揚げ突き」が何ともミステリアスに思うわけです。
(๑ ́ᄇ`๑)
流派によっては、揚げ(上げ)突きはショートアッパーの様に掌を自分側に向け肘を曲げて上腕を上下させる突きとして説明されています。しかし、当会のそれは、「突き」でありながら「揚げ」る動作なんですよね。
「打ち」ではないので、拳の軌道は直線です。「じゃあ上段突きじゃん」と思って教本を見ても、そこは「揚げ突き」なんです。
(´Д`)
おそらくこれ、言葉尻に惑わされてしまっている典型例なんじゃないかと思っています。動作としては「上段突き」と(ほぼ)一緒だが、目的が相手の突き又は構えの前手を揚げ受けながらの突きであるので「揚げ突き」と呼んでいるということではないかと思っています。「突き受け」と呼称を用いる流派もあるようですね。いわゆる攻防一致というやつですかね。(๑ ˊ͈ ᐞ ˋ͈ )ƅ̋
いえね、以前は揚げ突きという名前と、YouTubeの動画をみた印象から、何か下から振り上げるような軌道で下から上にスナップを効かせて裏拳で「打つ」ようなイメージを持っていたのです。しかし、あくまでも「突き」と呼ばれる以上は肘から先の円軌道ではないハズと思って此の度の考察に至った次第です。
先生の指導に、突きと打ちの違いについて、「突きの軌道は直線。打ちは肘を支点にした円軌道。明確に違う。」というものがありまして。平安五段の「突き上げ」しかり、鉄騎初段の「鉤突き」しかり、英語にすればアッパーとフックですが、支点は肘ではないですね。突きは突き。揚げ突きは突き。ああ、なんだか「突」という字がゲシュタルト崩壊…
(´-ι_-`)
では、最後に中山正敏先生の燕飛の指導をご覧ください。
うーん、やっぱり円軌道やなぁ…。引き手から手が出た直後に手首を返してるようにも見えます。ますます混乱。ますますミステリアス。
蛇足 他流の燕飛(ワンシュウ)の場合は上段突きだったり中段突きだったり、そもそも突きではなかったりと色々でした。真相は冊封使のワンシューさんに聞いてみるしかないですね(笑)
沖縄の先生方の突きってムチっぽい軌道なんですよね。もしかしたら、それが転じてこうなったとか…?邪推ですな(笑)
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7996985
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック