2012年06月20日
アインシュタイン
太平洋戦争と聞けば真っ先に思い浮かぶのはヒトラーによるユダヤ人虐殺の悲劇、
もしくはアメリカによる原爆の投下の悲劇ではないでしょうか。
この2つの悲劇に大きく関わりのある人物にアインシュタインがいます。
アインシュタインは大の親日家で日本をこよなく愛していました。
日本の料亭を訪れてもてなしを受け、
帰り際になると従業員一同が玄関まで見送りに来て深々と頭を下げる様子を見て、
通訳の人に「あれはなんなんだね?」と尋ねると、通訳の人が
「日本人は感謝の気持ちを表すときや、謝罪の気持ちを表すときにああやって頭を深々と下げるのです」
といい、「そうか、なるほど」そういいました。
戦争が勃発してユダヤ人であったアインシュタインは身の危険を感じて
アメリカに亡命しました。
ドイツの核開発に脅威を感じたアメリカは核開発を急速に急ぎ始めました。
そしてアインシュタインに対して
「先生、先生の開発した核兵器を使う許可を与えてください。
あの憎きドイツをやっつけましょう」と促しました。
アインシュタインは、この恐ろしい武器が使われることのないままで戦争が終結することを祈りながらサインをしました。
イタリアが降参し、ドイツが降参し、
「ああ、戦争は収束に向かっている・・。あの恐ろしい武器が使われずに済む」
そう思っていた矢先に日本への原爆投下の報告を受けました。
自分のこよなく愛する日本人の数十万の命をこの手で奪ってしまった。
アインシュタインの心痛はいかばかりだったことでしょう。
後に野口英世と対面したときにアインシュタインは
「申し訳なかった」そういって頭を深々と下げました。
アメリカがドイツの核開発に脅威を感じて開発を急いだのに
原爆が投下されたのはドイツではなく日本だったというのはドイツが白人の国で
日本がアジアであったからなのです。
アインシュタインが後に、
ドイツに核開発が進んでいなかったことを最初から知っていれば
こんな恐ろしいものを作るべきではなかった・・
そう言って悔やんでいたそうです。
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