まゆみさんの日常

今日は月に一度の診察日でした。
バスに乗って、いつものごとく運転手さんの真後ろの席に座って、
やたらと眠たくて、うつらうつらと眠っていました。

中央病院前に着くと運転手さんが
「お客さん、ここで降りるんでないのか？」と声をかけてくれました。
「ああっ！そうです！降りますっ！」
「いつもここで降りてるからな。見てみたら眠ってるみたいだし」
「ありがとうございます！」

運転手さん、まゆみさんがいつもここで降りてることを知っていて
眠っていたから気を利かせてくれたようです。
助かりました。


診察に行くと先生が
「その後、調子はどうですか？」と。
「お蔭様で、ノイビタ飲んでから、ずいぶん楽になりました」
「仕事は順調ですか？」
「はい、人間関係も良くて順調です。ただ足が痛いだけで」
「それは良かったですね。人間関係がいいのはありがたいですね」

今回もノイビタを出してもらいました。


おとついの職場でのことです。
まゆみさんが働いているスーパーは、
ポイントが溜まっても、自動的に商品券が出てくるのではなく
機械で操作して商品券と交換しなければなりません。

お年寄りのお客さんなんかはそんなことがわかりませんので
たまに一万ポイントも溜まっているお客さんがいるので、
「ポイントがたくさん溜まっているようですが、
　交換の仕方、ご存知ですか？」
って尋ねてみると知らないというお客様が多いんですよね。

レジに次にお客様が並んでいないときには
「交換の仕方を今教えて差し上げますね」といって案内してあげます。

ポイントの交換の仕方を知らないお客様はだいたい
毎日やってるご来店ゲーム（ビンゴでポイントが溜まる）も知らないことが多いです。

おとついご来店ゲームを教えてあげたら１等賞が出ました。
１等賞はなかなか出ません。
まゆみさんも今までお買い物をしていて一度も１等賞は出たことがありません。

実は以前にも教えてあげたお客様に１等賞が出たことがあります。

その話を職場の人に話したら、
「いいんじゃない？福を分けてあげてるんだから」
「でもすごいよね！　二人目だよ！」
「一日に二人ですか？」
「いやそんなわけがないでしょう？」
「一日に二人ならすごいって言ってあげますよ」

それからツバメの糞の話しに話題が転がって、
「お隣にもツバメが巣を作ってましたが今年は住んでいませんでしたよ。
　ありゃもうダメだな」
「あ、毒づいた！」
「ふふ〜ん、だってそうだもん。
　もしかしたら私がこっちに来たからツバメも引っ越したかな？」
「どうしてそんな幸せな脳みそしてられるんですか？」
「いいじゃないですか。幸せな脳みそ！」
「感心しますよ」

まゆみさんの脳みそって人が感心するほど幸せなんだぁ！