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人が悲しみを知った時、どう乗り越えればいいのだろう・・・・? 一人の少年がそれを知った時、小さな奇跡が起こり始める。

皆さんこんばんは月
最近、気絶しそうな程、暑い気温が容赦なく襲ってくる毎日なので、緊急回避も兼ねてクーラーをつけたんですが、この涼しい風に虜になってしい、四六時中クーラーをガンガン起動させていたせいで、いつの間にか風邪になってしまい、風邪を悪化させるのを防ぐ為、クーラーはつけないようにしているんですが、逆に夏直前なので、汗がたくさん出てきてしまうので、風邪を悪化させないようにと、クーラーを付けたり消したりを、こまめに10分に1回行っている僕がお送りするNO,movie NO,life!!のお時間でございますラブ



さて、今夜ご紹介する映画は、911の同時多発テロで最愛の父を亡くした少年が、クローゼットで1本の鍵を見つけ、父親が残したメッセージを探すためニューヨークの街へ飛び出していくベストセラー小説を映像化した作品、「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」でございますびっくり

この作品なんですが、「愛する人を失った後、それをどう乗り越えていくのか」という姿をテーマとして
描かれていて、このテーマを軸に一人の少年が、純粋な子ども心で現実を受け止めながら、静かに成長していく物語でもあるんです。

さらに、この事件に関するワード・・・例えば飛行機・高層ビルなどの僕達が普段見ている存在を同時多発テロ後の世界観を、より浮き彫りにする為、特別な映像描写など、つまり子どもが事件のトラウマになってしまった時に感じられるような演出されていたりしているんですね。

そして、同時多発テロを通して今まで主人公の少年が気が付かなかった父親以外の「家族愛」というテーマも含まれていて、「大切な人を失った後、家族はどうあるべきなのか?」というとても難しい答えを、彼等らしい自然な流れで探しながら見つけていくシーンも見所なんです。


それでは、ここで愛する夫・父親を911の同時多発テロで失った家族の再生を描いた物語、
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」のストーリーをご紹介しましょう。

911の同時多発テロで、大切な父を亡くした少年オスカー。

事件のショックから立ち直れずにい彼は、一年後のある日、父の遺品である花瓶の中からどっしりとした鍵と、赤いペンで書かれた「ブラック」という文字を発見する。
その鍵に父からのメッセージが託されているかもしれないと考えたオスカーは、母親に隠れ、週末を利用してニューヨーク中の「ブラック」姓を持つ人物を手当たりしだいに訪問する計画を立てるのだった。

しかし、鍵に合う「何か」を探す旅を始めてから6ヶ月になろうとしたが、
何の成果もあがらずにいた状の中、オスカーは、ある一人の喋れない老人と出会う・・・・

最初は警戒していたオスカーも、誰にも言えない今の自分の旅を、彼だけに打ち明けるようになり
二人は、共に鍵を探す旅を再開するのであった。


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さて、今夜お送りしている「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」なんですが、作品内に散りばめられた様々なテーマが、一つ一つがとても印象的な映画になっているんです。

その中でも、特に訴えかけている要素が上記でも書いたように「愛する人を失った後、残された人はどう乗り越えていくのか」というテーマが今作の軸となっていてるんですね。

そして、愛する父・夫を亡くした母と子どもが、「彼を忘れないようにする」為に、どんな行動にでるのか・・・?このあたりも、見所の一つなんです。

例えば、主人公のオスカーは、母親よりも父親と遊んでいる方が好きな少年だったんです。
一緒に遊んでいた内容も、父・トーマスが内気なオスカーの為に「調査探検」と言って彼に様々な課題を与え、共に考え・・・そして答えを探し出していくという遊びだったんですね。
この遊びの中には、少し内気な性格だったオスカーの為にと、トーマスはわざと人と接した内容を取り入れた「調査探検」を彼に課題として遊ばせ、オスカーの人見知りの性格を直そうという父親らしい「息子を愛する気持ち」も含まれていたんです。

楽しい時間が、いつまでも続くと思われた幸せな親子の関係も、ある事件をキッカケに180度変わって しまう・・・それが、オスカーの人生史上最悪な日でもあり、一躍世界に衝撃を与えた9.11事件(同時多発テロ)だったんです。

この時、父・トーマスは不運にもワールドトレードセンター(世界貿易センター)で仕事の商談をしていて、そこに、ハイジャックされた飛行機が追突してしまい彼は命を落とすんですね。

この事件で最愛の父を亡くしたオスカーは、トーマスの記憶を自分の心にいつまでも残しておく為に、生前、父親と一緒に遊んでいた「調査探検」を一人で始めるんです。

事件後、一年はショックで父親のクローゼットを開ける事が出来なかったんですが、今はなんとか心の整理がつき「父の死」という現実に向き合えるようになったんです。
そして、クローゼットの中にあった花瓶を落としてしまい、割れた花瓶の中から「鍵」が出てくるんです。
その時、オスカーは父親が「この鍵を開ける何か」を探すのが今回の「調査探検」だと・・・自分に行っているような感覚に陥ってしまうんですね。

言い換えれば、今はいない父親からの課題だと思い込んだんです。

ここで僕が感じたのが、事件から一年たった今でも、父親の存在がとても愛おしく子どもなりに、まだ現実を受け止められる勇気が無く、子どもなりに今は多くても、月日が経つに連れて、父親と過ごした時間よりも、いない時間が多くなってくる・・・この事実を「何とかしたい」と考えたのが、「鍵」を探す「調査探検 」だったようにも思えたんです。

父親からの課題だと自分自身が信じ込めば「父親と一緒にいた時間」が少しでも長くなると考えたのかもしれません

この辺りの心境は大人には理解できない子どもだから感じれる素直で無垢な行動でもあり、見ている僕達はどこか、切なくなってしまう描写だと感じてしまいますね。

その他にも、オスカー自身とても、純粋な少年であるが故に傷ついてしまうシーンが描かれているのが印象的なんです。
事件後、彼らはトーマスの葬式をするんですが、実際彼はテロの爆風で飛ばされていて、遺体が発見されていない状態なんです。
なので、今行われている葬式というのは、棺桶が空っぽな「形だけの儀式」なんですね。
この行為の無意味さに腹を立てたオスカーは、母親を責め、最後には「パパじゃなくてママだったらよかったのに・・・」とまで言ってしまうんです。

オスカーが想像する葬式という意味は多分、この瞬間で一旦亡くなった人への思いを、胸に秘め、明日から新しい毎日を過ごしていく・・・という考えだったのかもしれません。

なぜなら、大好きだったパパのお葬式でしかも遺体は無く、ただの空っぽの棺桶を遺族が囲みながら悲しんでいる・・・子どもの気持ちからしたら「無理やりにでもパパは死んでしまった」と強制的にリアルな現実を大人達から押し付けられている状態でもあるんです。
そんな、耐えられない苦痛な感情を押し付けている大人達の仲に、母親もいるんですね。
だから、オスカーは無理やりにでも「父親の死」を押し付けてくる母親に対して苛立ちを覚えてしまうんです。

でも、上記で書いた感情描写は子どもの視点でしかなく、僕達大人の立場からしたら「葬式」というものは、一つのしきたりであり、たとえ遺体が無くても一つの「けじめ」として考える人がほとんどだと思います。

勿論、この儀式は、オスカーに父親の死を無理やり押し付ける為でもなく、この無意味と思われる儀式を「形だけでも」行う事で、リアルな現実を受け止めると同時に、自分達の気持ちを少なからず整理し、無理やりにでも「今を納得する」為の時間だったんです。

この辺りが、純粋なオスカーの感情と彼を取り囲む大人達との価値観の違いが見事に描かれているんですね。

その後、オスカーに葬式の無意味さを激しく非難された母親・リンダも、オスカーの最もな正論に「分かっている・・・」と泣きながらしゃがんでしまうシーンは印象的でしたね。
これは、大人は子どもと違い社会のルールを常に辿っているので、自分自身が無意味だと思っていても「亡くなった=葬式」というルールに従ってしまう、このルールと息子・オスカーの正論な意見に挟まれ自分ではどうしていいか分からない結果の表れだったのかもしれません。

他にも、個人的に印象的なシーンは、リンダが、粉塵が上がる貿易センタービルを見ながら最後にトーマスと会話している場面なんです。
事件が起こった時、職場にいたリンダにトーマスから電話が掛かってくるんです。

電話越しの彼は「今、ワールドトレードセンタービルにいて、消防士の人がとりあえずここで待機して下さい・・・と言っているから何も心配しらないよ」と告げるんですね。
でも、何か嫌な予感がした彼女は、今すぐ階段か何かで下りて家に帰って・・・と彼に何度も忠告するんですが、トーマスは「大丈夫、何も心配ない」の一点張りなんです。
しかも、リンダが何度も呼びかけているのにも関わらず電波が悪く、さらにはトーマスだけで無く、彼の後ろには家族に安否を知らせる為、たくさんの人が電話を待っている状態・・・・

そして、彼が「じゃ、電話を切るよ」と彼女に告げるとリンダは、「ちょっと待って、電話を切らないで、お願いだから」と必死に止めようとするんですけど切られてしまうんですね。

その後、トーマスは命を落としてしまうんです。

このシーンでの見所は、お互いの緊張感が全然違う所と、結果的にトーマスが死んでしまうという事実を知っているからこそ、二人のやり取り感がとなんともはがゆい気持ちにさせられてしまう所なんです。

リンダは、トーマスの事を心から心配し一刻も早くビルから離れてと忠告しているんですが、トーマスの場合は、「消防士がいるから安心という気持ち」と、「まさか自分が今ここで死ぬなんて、ありえないと思う気持ち」があったから、リンダの忠告も安易に受け止めてしまったんです。

僕達はトーマスのこれからどうなってしまうのか?という事をすでに知っている訳ですから多分このシーンをご覧になった方は、「もう、いいから早くビルから逃げて・・・」と、もどかしい感情を込めながら心の中で呟いてしまうかもしれません。

最後に、見方によっては、上記で書いた内容以外でも様々な奥の深い見所があるのも今作の特徴なんです。
父親を亡くしたオスカーから感じ取れる感情の視点や、愛する息子と少し距離があり、少しでも彼の心に近づこうとする母親・リンダからの視点、そして、オスカーと常に一緒で「調査探検」と称し愛する息子を思っていた父・トーマスからの視点・・・など

それぞれの登場人物が抱いているお互いの思いの中に潜む「愛する人への感情」が、それぞれの視点で描かれているので楽しめる作品なんですよ。

もし、ご覧になった方がいらっしゃればまた、あなたの感想を教えて下され。

9・11テロで最愛の者を失った人々の再生と希望を描き出していく感動作品、
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」

是非ご覧下あれ。


ものすごくうるさくて、ありえないほど近い



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