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音楽で繋がるお互いの思いが共鳴した瞬間、奇跡の交響曲が、彼を包み込む・・・・

皆さんこんばわラブ
最近、近所のスーパーで買い物をしたんですが、その時に565円とレジの人に言われたので財布を見てみると、丁度ありそうな雰囲気だったので、「細かくなるんですけど、いいですか?」とレジの人に断り、560円をひとまず出して、その後、1円づつ数えてみると、財布の中に4円しか入っておらず、結局は千円を払って無駄に多くなっていく小銭の数に、もどかしさを感じている、僕がお送りするNO,movie NO,life!!のお時間です月



さて、そんな僕がお送りする今夜の映画は、音楽というモノを通して1人の少年が、自分の親を捜していく作品、「奇跡のシンフォニー」でございますびっくり
この映画は、一言で言ったら、全編を通して様々な音楽に満ち溢れているんです。
例えば、普段僕達が、何気無く耳にしている、生活音や街の音など、全てがリズムを生み出し、音楽というものを演出しながら独特な世界観を描いているのも、一つの見所なんですよびっくり

それでは、ここで天才的な音楽の才能を持つ孤児の少年エヴァン、彼と意図せず離れ離れとなってしまったチェリストの母ライラと、元ミュージシャンの父ルイス。それぞれがそれぞれの想いを抱きながら、運命の再会を果たすために奔走する物語、「奇跡のシンフォニー」のストーリーをご紹介しましょう。

絶対音感を持つ11歳のエヴァン・テイラーはニューヨーク州ウォルデンの施設育ち。
職員のリチャードは養子になることを勧めるが、彼は音楽でつながっていると信じる両親を待ち続けた。

11年前、チェリストのライラとロック・ミュージシャンのルイスはニューヨークで出会う。
しかしライラの父トマスは2人の仲を引き裂いてしい、ライラは妊娠していたが、臨月で交通事故に遭ってしまう。
お腹の子は助からなかったと聞くと、演奏をやめ故郷シカゴに戻るのであった。
彼女を失い音楽への情熱をなくしたルイスはバンドを抜け、故郷サンフランシスコで金融ビジネスを始める。

ある晩、電線を伝う音に導かれ施設を抜け出したエヴァンは、トラックに拾われマンハッタンへやってくる。
街角でギターを奏でる少年アーサーに誘われ、ストリート・パフォーマーの子供たちが暮らす廃墟の劇場へ行く、そこで、エヴァンは元締めのウィザードにギターの才能を認められ、オーガスト・ラッシュという芸名で街角に立つようになるのであった。

しかし劇場に児童福祉局の手入れが入ってしまい、逃げ出したエヴァンはゴスペルの歌声に誘われ教会へ行き、聖歌隊の少女ホープに楽譜の読み方を教わる。
彼の才能に気づいた牧師がジュリアード音楽院に推薦し、入学を許可されるのだった。
その頃、死の床の父から子供が生きていることを聞いたライラはニューヨークを訪れ、リチャードの助けでそれがエヴァンであることを知る。

そして自分の音楽を彼の耳に届けるため演奏依頼を引き受ける。
ルイスもまたライラへの思いを曲にし音楽界に復帰するため、かつてのバンド仲間とニューヨークへやってくる。
エヴァンは『オーガストのラプソディー』を作曲する事になり、その曲はライラが出演する野外コンサートで演奏されることになるが、ウィザードが彼をストリートに連れ戻してしまう。

しかしエヴァンの曲が演奏されると、思いがけない奇跡が起こるのだった。

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この作品を見て印象的だったのが、先程も書いたように、全編を通して様々な音楽が演出され、それを軸にして主人公、エヴァンや彼の両親の物語が描かれている所なんですびっくり

僕自身、この作品は昔から知ってはいたんですが、個人的なイメージで、主人公の少年が、ギターを片手にまだ見ぬ両親を捜す旅をする物語だと思ってたんです。
でも、全然違う内容で、僕が思っていた以上に、音楽というテーマの使い方が、とても上手く描かれ、音楽だけでなく、エヴァンが両親を求める強い感情を曲で表現する事によって、この作品たから成り立つ事の出来る、「親子愛」も伺えれるんですねラブ

特に、印象的なのが、今までピアノや楽譜を見たことも触ったことないエヴァンが、ほんの数時間で楽譜に感情をぶつけるかのような勢いで、音楽を生み出し、解放していくんです、このシーンから彼がどれ程までに、「両親に会いたい」のか、という思いが感じらるシーンでもあるんですびっくり

他にも、この作品では彼の母親が、演奏するクラシック音楽も登場すれば、父親が演奏するエレキギターを使った楽曲も登場するんです。
僕が思ったのが、演奏しているジャンルは違っても、原点は音楽な訳であり、バラバラになってしまった家族を、運命の悪戯のように再会に導いていく・・・、なので、今作のタイトルでもある、「奇跡のシンフォニー」という意味は、彼ら三人が、お互いの中にある音楽を通して求め合う心の交響曲(シンフォニー)…という意味も込められていたのかな?とも思えたんです、

そして、上記で書いた内容以外で、僕自身感じたのが、それぞれが思う「音楽の在り方」というテーマも描かれているようにも思えたんです。
先程も、書いたように、エヴァンや彼の両親の中には、お互いの求め合う心の軸として、音楽が存在しているんですが、施設から抜け出したエヴァンを最初に街で拾った名優・ロビン・ウィリアムズ演じるウィザードは、彼の才能を見極め路上で演奏させ、儲けようと考えるんです、

その後、彼の前からエヴァンは姿を消すんですが、物語の後半で、才能を認められ彼の曲をオーケストラで演奏する事が決まり、その公演に向けてのリハの最中に、ウィザードが現れ、エヴァンを連れて帰ってしまうシーンがあり、そして、ウィザードは、彼にギターを持たせ路上で演奏させ、道行く人からお金を貰うんです。
なので、今作に登場する人物一人一人が思う音楽に対しての感情というのは、お互いを求め合う心の表現とは別に「ビジネスとしての在り方」、「商業的な在り方」も描かれ、音楽に対してのそれぞれの価値観の違いも伺う事が出来るんです。
個人的には、ロビン・ウィリアムズは好きな俳優なので、今作のちょっぴり悪役はびっくりしました(笑)

でも、エヴァンの才能を金儲けとしてしか見てなかったウィザードだったんですが、初めてエヴァンが楽しそうにギターを使って演奏している所を見て、彼が笑うシーンがあるんです。
もしかしたら、純粋にエヴァンが、無邪気に音楽を楽しんでいる姿を見て、彼の中にある言葉では表現できない感情が、溢れた瞬間だったのかな?とも思えたんですね。

このシーンが描かれてある動画を張り付けておくので興味のある方は是非、ご覧下され。
※動画の最後には、映画のラストシーンも収録されていますので、ネタバレ嫌な方はご注意を・・・・(笑)

奇跡のシンフォニー のワンシーンより・・・(約01:00ぐらいから・・・)
August Rush

そして、映画のラストでも、エヴァンが強引に彼のもとから去るシーンでも、しつこくは追いかけてこないんです。
普通に考えれば、エヴァンがいたらお金儲けが出来る訳でもあり、言ってしまえば金の卵・・・・。
だから、手放すのは絶対嫌ですよね。

でも、最後にエヴァンを追いかけてこなかったという事は、彼も心の何処かでは、エヴァンの才能をここで終わらしたら駄目だと薄々気付いていたからかこそ、しつこくは追いかけてこなかった、言い換えれば、エヴァンの才能が評価される場所へ送り出した、そう考えれば彼が、最初にエヴァンの演奏を見た瞬間の笑みも頷けるような気がするんです。

その後、エヴァンを手放した彼が、フェンス越しにハーモニカを吹くシーンが描かれるんですが、とても意味深な雰囲気なんですよ。

そして、今作の映画の終わり方も凄く素敵なんです。
見る人からしたら、「これで終わり?」と思ってしまうかもしれませんが、個人的には「いい終わり方じゃないかな」と思えたシーンでした。
こちらは、是非ご覧くださいね。

音楽の才能に溢れ、生き別れた両親を探す為、様々な音が交わるニューヨークを舞台に1人の少年の旅が始まる・・・・
「奇跡のシンフォニー」。

ぜひ、ご覧下され。



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